Text & Photo : 藤間敦子

「なぜラスベガスの地なのか」

 静けさを知らない街、ラスベガス。ネオンが一日中光り輝き、一夜にして何人もの億万長者を生み出す場所。不思議なオーラは一攫千金を夢見る人々を世界中から引き寄せる。

 以前から「世界進出」という明確なビジョンを打ち出していたK−1が、その足がかりとして、昨年遂にラスベガス進出を果たした。第2回目となる今回の興業も前回に引き続きラスベガスの地となった。このことからも明白だが、K−1は世界進出の拠点として「ショービジネスのメッカ」ラスベガスを選んだことは想像に易い。実際にK−1を世界各国に浸透させていくためにはラスベガスの地から発進される情報は極めて重要だし、この地での成果が世界進出の要といっても過言ではないだろう。しかし、K−1のアメリカ進出はまだ始まったばかり。本当の意味で日本人以外の人々にも受け入れられ、指示されていくかどうかは今後の方向性次第である。そのためにも私は、今回ラスベガスの地で取材を重ねていく過程において浮かび上がったさまざまな評価すべき点、あるいは問題点を敢えてこの場で分析し、さらに海外にマッチした嗜好や文化という観点からK−1を捕らえていきたいと思う。


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TABLE OF CONTENTS
アメリカ人の国民性にK-1は受け入れられるか?
ダークホース・ドゥトゥコ、優勝への道のり


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