7月17日、18日に東京・駒沢体育館で第47回全日本社会人レスリング選手権大会が開催された。大会はトーナメント方式で、3位決定戦はおこなわれない。一般フリーとグレコとの両スタイル以外に女子、マスターズA(35歳以上41歳以下)、マスターズB(42歳以上48歳以下)、マスターズC(49歳以上55歳以下)、マスターズD(55歳以上)という区分けがさらにもうけられている。
17日に開催されたグレコローマンスタイルには今年度の69kg級世界選手権代表永田克彦(警視庁)が76kg級で出場。準決勝で棄権したため3位に終わったが試合はいずれも1ピリオド目でフォール勝ちを収めるという内容だった。85kg級にはRJWのメンバーでもある太田浩史(青学大職)が出場、接戦を制して優勝した[左写真]。
同じく17日におこなわれた団体戦では、実業団対抗戦で全日本クラスのメンバーをまんべんなくそろえた宮越工芸が優勝。クラブ対抗戦では、優勝候補の筆頭と見られていて前回優勝チームでもあるパライストラ日体大がエントリーはしていたものの、当日棄権。混戦が予想されたが、自衛隊体育学校Aが勝利を収めた。
18日におこなわれたフリースタイルでは76kg級にアトランタ五輪銅メダルの太田拓弥(和歌山県庁)が出場[右写真]。「2ピリオド目まで縺れるような試合がしたかったですね。」と試合後にコメントしたように一試合目から決勝まですべてフォール、もしくはテクニカルフォールで1ピリオドのうちに勝利し、失ポイント0の完全優勝。この大会後、7月22日−25日にロシア・クラスノヤルスクで開催されるヤリギン記念大会に太田は出場。「優勝賞金2000ドルを獲得してきます。」と抱負を述べていた。
69kg級は31人が出場という混戦の中、4月の全日本選抜選手権で2位の勝龍三郎(大分・日本文理大附高教)と3位の天谷満博(警視庁)が決勝戦で対決。昨年までの69kg級王者の貫禄を見せた[下写真。左が勝]。
フリースタイルと同日に開催されていたマスターズには最年長記録を更新中の米盛勝義(鹿児島県レスリング協会)が今年も73歳と記録を更新、特別賞を受賞した。
女子の結果については、女子連盟のHPを参照下さい。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 |
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順位 | 1位 | 2位 | 3位 |
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階級 | 出場選手数 | 1位 | 2位 | 3位 |
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54kg | (宮越工芸) |
(新潟市開発公社) |
(熊本県) |
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(桑名工業高校教) |
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58kg | (自衛隊体育学校) |
(香川クラブ) |
(自衛隊体育学校) |
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(チームエクセル) |
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63kg | (群馬大学) |
(新潟県体育協会) |
(東洋大倶楽部) |
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(自衛隊体育学校) |
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69kg | (大分・日本文理大附高教) |
(警視庁) |
(佐伯鶴岡高校教) |
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(福岡大学クラブ) |
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76kg | (和歌山クラブ) |
(農大クラブ) |
(川内自衛隊) |
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(サイキ) |
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85kg | (国士舘クラブ) |
(宮越工芸) |
(宮越工芸) |
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(宮城電子工高OB) |
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97kg | (和歌山クラブ) |
(高田道場) |
(特別警備保障) |
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(千葉県レスリング協会) |
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130kg | (秋田市役所) |
(自衛隊体育学校) |
(スーパーゴリラ) |
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(サイキ) |
階級 | 出場選手数 | 1位 | 2位 | 3位 |
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54kg | (警視庁) |
(筑波大学大学院) |
(静岡クラブ) |
|
(和歌山クラブ) |
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58kg | (富山県高岡総合プール) |
(福岡大学クラブ) |
(自衛隊体育学校) |
|
(自衛隊体育学校) |
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63kg | (自衛隊体育学校) |
(スーパーゴリラ) |
(倉敷レスリングクラブ) |
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(自衛隊体育学校) |
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69kg | (自衛隊体育学校) |
(北佐久クラブ) |
(スーパーゴリラ) |
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(島原工業高校) |
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76kg | (宮越工芸) |
(自衛隊体育学校) |
(警視庁) |
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(佐倉市民体育館) |
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85kg | (青山学院大学職) |
(自衛隊体育学校) |
(木口道場) |
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(自衛隊体育学校) |
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97kg | (自衛隊体育学校) |
(黒石屋) |
(倉敷レスリングクラブ) |
|
(自衛隊体育学校) |
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130kg | (和歌山クラブ) |
(サイキ) |
(綜合警備保障) |