2月19、20日にウズベキスタン・タシケントで開かれていたグレコローマンスタイルの五輪資格獲得大会(通称「グランプリ大会」)第三戦、ウズベキスタン戦が終了した。
開催地がヨーロッパを離れた都合上、参加国数が減少、獲得ポイントも減少するため、確実な上位入賞が期待されていた。
58kg級笹本睦(日体大)、63kg級元木康年(自衛隊)がともに3位に入賞。69kg級永田克彦(警視庁)も決勝トーナメントに進出し5位に入賞した。第二戦のフランス大会で2位に入賞し、今回も上位への入賞が期待された片山貴光(自衛隊)は予選リーグで敗退したが、フォール勝ちとポイントを上げての判定負けのため勝ち点で優位になり7位で終了した。
国別順位は、ウクライナが1位。続いて2位が中国、3位は韓国。日本の順位は14位。
第三戦を終わり、日本グレコチームは58、63、69、76と四つの階級で五輪出場資格が獲得できる総合ポイント7位以内につけている。58kg級は西見(第一戦)と笹本(第二、三戦)の二人で総合6位。63kg級は平井(第一戦、二戦)と元木(第三戦)の二人で総合5位。69kg級は第一戦から三戦まですべて永田が参加し7位。特に、参加選手数が多い第一戦、第二戦で上位に入っている片山貴光はリザーバーの助けをかりないまま総合で2位を維持しており、残すところ二つの大会(3月4-5日にアメリカ・コンコード、3月18-19日にエジプト・アレキサンドリア)でも順当な位置に着ければ出場資格獲得はまず間違いないであろう。
階級 | 出場者 | 出場選手数 | 予選リーグ | 決勝トーナメント | 順位 | 獲得P | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1R | 2R | 3R | 一回戦 | 二回戦 | 順位決定戦 | |||||
54kg級 | 佐々木昌常 (自衛隊) |
17 | Natig Aivazov(AZE) |
Tero Katajisto(FIN) |
16 |
2 |
||||
58kg級 | 笹本睦 (日体大) |
19 | James Gruenwald(USA) |
○ 4−0 |
○ 5−2 |
× 3−7 Alexander Stepanjan(UKR) |
○ 5−2 Grzegorz Szyszka(POL) |
3 | 17 | |
63kg級 | 元木康年 (自衛隊) |
19 |
○ 5−0 |
○ 4−0 |
× F Wlodzimierz Zawadzki(POL) |
○ 棄権 Guohong Hu(CHN) |
3 | 17 | ||
69kg級 | 永田克彦 (警視庁) |
20 |
○ 4−3 |
× 2−5 |
5 | 16 | ||||
76kg級 | 片山貴光 (自衛隊) |
18 | Fred de Vos(NED) |
× 3−6 Evgeni Jerofailov(UZB) |
7 | 12 | ||||
85kg級 | 松本慎吾 (日体大) |
15 |
○ 6−5 |
× 1−6 |
5 | 11 | ||||
97kg級 | 山口孝二 (自衛隊) |
20 | Sergej Matvienko (KAZ) |
Sergej Lishtvan(BLR) |
× F Maik Bullmann(GER) |
18 | 3 |