2月12、13日にドイツ・ライプチヒで開かれていたフリースタイルの五輪資格獲得大会(通称「グランプリ大会」)第二戦、ドイツ戦が終了した。
第一戦のベラルーシ大会ではすべての階級で決勝進出を逃したため、参加選手数が多く、高得点を獲得できる今回の第二戦での上位入賞がのぞまれていた。日本チームは、既報の通り第二戦では63,76,97の三階級で派遣メンバーを変更し、五輪資格獲得への挑戦をしていた。
第一戦でベラルーシ相手に試合終了間際に逆転され、惜しくも8位に終わった54kg級田南部力(警視庁)が4位に入賞、グランプリ大会を通しての総合得点でも3位につけ、上位7名に与えられる五輪出場資格の獲得圏内に入った。それ以外の階級ではすべて予選リーグで敗退した。
国別順位は、54,130の二階級を制し、六階級で六位以内に入賞したベラルーシが1位。続いて76,85の二階級制覇をしたマケドニアが2位、3位はウクライナ。日本の順位は17位。
来週末、2月26,27日に東京・青少年総合センターで開催されるフリースタイル第三戦については、三階級で出場選手を変更。63kg級が伊東克佳(河北建設)から宮田和幸(クリナップ)に、76kg級が小柴健二(自衛隊)から小幡邦彦(山梨学院大)に、97kg級が中尾芳広(自衛隊)から小菅裕司(自衛隊)に変更される。
また、2月19,20日にウズベキスタン・タシケントで開催されるグレコローマンスタイルの第三戦には、第二戦の試合結果より三階級で出場選手を変更。54kg級が豊田雅俊(警視庁)から佐々木昌常(自衛隊)へ、63kg級が平井満生(日本体育大)から元木康年(自衛隊)へ、97kg級が篠崎正二(自衛隊)から山口孝二(自衛隊)に変更される。
階級 | 出場者 | 出場選手数 | 予選リーグ | 決勝トーナメント | 順位 | 獲得P | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1R | 2R | 3R | 一回戦 | 二回戦 | 順位決定戦 | |||||
54kg級 | 田南部力 (警視庁) |
21 |
BYE |
Arman Simonyan(ARM) |
○ 8−3 |
○ 6−0 |
× 1−5 |
× 0−3 |
4 |
18 |
58kg級 | 関川博紀 (新潟県体協) |
21 |
BYE |
× 1−5 |
○ 10−5 |
12 | 10 | |||
63kg級 | 伊東克佳 (河北建設) |
24 |
× 2−3 |
BYE |
× 2−4 |
19 | 6 | |||
69kg級 | 和田貴広 (和歌山県教育庁) |
27 |
× 2−3 |
○ 9−7 |
BYE |
|
16 | 12 | ||
76kg級 | 小柴健二 (自衛隊) |
26 |
BYE |
2:04 Ian Du Toit(RSA) |
× 4−8 |
13 | 14 | |||
97kg級 | 中尾芳広 (自衛隊) |
20 |
× 0−3 |
×F 10−1 1:50 |
× 3−6 |
16 | 5 | |||
130kg級 | 小幡弘之 (警視庁) |
16 |
BYE |
Alexej Medvedev(BLR) |
×TF 0−10 3:41 |
15 | 2 |