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五輪資格獲得大会(グレコローマンスタイル2)

フランス・クレモンフェラン2000年2月5-6日


 1月5、6日にフランス・クレモンフェランで開かれていたグレコローマンスタイルの五輪資格獲得大会(通称「グランプリ大会」)第二戦、フランス戦が終了した。

 第一戦のイタリア大会で63kg級、76kg級のみで決勝進出を果たしたものの、他の階級で高得点を獲得できなかった日本は、既報の通り第二戦では54,58,85の三階級で派遣メンバーを変更、130は派遣そのものを取りやめるなど、停滞する雰囲気の打開を狙ってきた。

 第二戦の結果如何によって五輪出場権第二次選考であるグランプリ大会での権利獲得のチャンスを失いかねない事態であった。その状況の中、76kg級片山貴光(自衛隊)が98年世界学生選手権2位のSeyed Hossein Manashian(イラン)を破り、3位決定戦では99年5月のアジア選手権でも破った98年の世界王者、Bakhitiar Bayseytov(カザフスタン)を3−0のスコアで下して3位に入賞した。それ以外の階級でも58kg級笹本睦(日本体育大学)が6位、69kg級永田克彦(警視庁)が5位、85kg級松本慎吾(日本体育大学)が7位と出場7階級のうち4階級で決勝トーナメントに進出し入賞した。

 国別順位は、ポーランドが1位。続いてロシアとイスラエルが同点2位。日本の順位は14位。

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▼ グレコローマンスタイル
階級 出場者 出場選手数 予選リーグ 決勝トーナメント 順位 獲得P
1R 2R 3R 一回戦 二回戦 順位決定戦
54kg級 豊田雅俊
(警視庁)
24
× TF 10−0
Sergio Armenise(ITA)
× 3−4
Hassan  Rangraz(IRI)
     

11

14

58kg級 笹本睦
(日体大)
23
○ TF 15−4
Seymur Gasimov(AZE)

○ 7−1
Joel Carlsson(SWE)

 

× 3−8
James Gruenwald(USA)

    6 18
63kg級 平井満生
(日体大)
22

× 2−8
Wlodzimierz Zawadzki
(POL)

× 3−4
Tomislav Vukelic (CRO)

 × 0−4
Emil Budinov(BUL)

      16 7
69kg級 永田克彦
(警視庁)
26

○TF 12−0
Fabio Spano'Rocco (ITA)

○失格 3−1
Mowses Karapetyan (ARM)

○ 3−2
Georgios Boukis(GRE) 

× 1−6
Adam Juretzko(GER)

    5 22
76kg級 片山貴光
(自衛隊)
24
○ TF 10−0
Nick Johnson(NOR)
○ 1−1
Seyed Hossein Marashian(IRI)
○ 4−2
Evgeni Erdfaylov(UZB)
× 0−5
Kwitsha Bichinashivili(AZE)
○ 3−0
Bakhtiar Bayseytov
3 21
85kg級 松本慎吾
(日体大)
25

○ 8−1
Dimitar Stoyanov Nikolov(BUL)

○TF 11−0
Mladen Kecman (YUG)

 

×TF 0−10
Hamza Yerlikaya(TUR)

    7 19
97kg級 篠崎正二
(自衛隊)
21
× 0−5
Sergej Matvienko (KAZ)
× 0−3
Roman Meduna(SVK)
        20 2

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