ヒーゾの点火した会場の熱狂を受けて、ブラジルが生んだ最大のUFCヒー ロー、ビクトー・ベウフォートが登場。体調不良が続いたこともあってミドル級まで
体重を落としたベウフォートだが、その精悍さはスリムになってむしろ増した感もあ る。
対戦相手はブラジルのVT大会であるICVの準エース的な存在でもある、ヴァン・デル・シウヴァだったがさすがに相手が悪かったようだ。ベウフォートは試合開始まもなく嵐のような左右のワンツーストレートを打ちまくり、たった24秒でシウヴァ をKO。故郷ブラジルに錦を飾った。奇しくも、ルタ、グレイシーの二大流派が揃い踏み。すっきりKO勝利を決めたことで、会場のムードはワールドカップサッカー並みの興奮状態になった。

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記事・写真 井田英登
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