セミ・ファイナル　ライト級５分３Ｒ

○朝日昇（PUREBREDシューティングジム大宮） ×トレント・べギス （３’０７”腕ひしぎ十字固め） 　入場式の時から気合充分だった朝日。 1R始まってすぐに，ベギスの打撃にタイミングを合わせてタックルに入る。 しかしベギスはタックルに入る朝日の首をとってフロントネックロックで締め 上げて朝日を追い込む。 前回の敗戦を同じパターンにはまった朝日だったが，今度は冷静に相手の手を つかんで首を抜くことに成功。 　すぐに横についてマウントを奪取，パンチを打ちながらベギスの隙をうかがう。 そしてベギスの腕を取って腕十字固めに入る朝日だが， ベギスは朝日に体をかぶせて腕を極めさせず，ポジションの崩れた朝日の上か らパンチを打っていく。 　 ガードになった朝日だが，慌てることなく三角締めの体勢に移行。　 　試合後の朝日は自分自身のファイトにかなり納得のいっていない様子。 VTJでは念願のホーキ戦も決まっただけに，ここはすっきりと勝っておきたか ったところか。

(Text 中村宣夫　 Photo 井田英登)