両者とも前回7.22北沢大会に出場したが、井上は勝田哲夫の着実なテクニックに苦しめられ、植野は戸井田カツヤのトリッキーな動きに翻弄され、揃って黒星を残している。どちらも連敗は逃れたいところだ。
1R前半植野が引き込むが膠着状態が続く。スタンドに戻ると、井上のローキックの切れ味が良い。植野も首相撲からの膝蹴りを狙うが、井上は腰を引くことでほとんどかわしてしまう。2R前半はスタンドでの間合い。井上が胴タックルでテイクダウンするが、下になった植野が井上の頭部を足の裏で蹴ってしまい、注意が与えられ減点1となる。結局その体勢のまま試合終了。後藤は反則の減点を除いても負けていた。
井上はこれで3勝目。植野はこれでデビュー以来3連敗と厳しい状況となってきた。