ウォンは台湾生まれのLA育ち。マチャド柔術の紫帯を持ち、2月のフューチャーブロウルのパンクレイション・トーナメント準優勝という実績を引っ提げての日本デビュー戦は、苦い結果に終わった。
1Rテイクダウンに成功した郷野は、上から重いパンチを落とし続け、猪木アリ状態となってもローキックでじわじわ攻め立てる。
2Rになっても郷野はウォンのパンチとタックルを完全に読み切っており、ウォンに攻めさせない。
3R、疲れの見えてきたウォンに郷野は首相撲から膝蹴り。効いたウォンは逃げるように猪木アリ状態で寝転ぶが、郷野は付き合わない。同様の展開が続き、終盤には郷野がトップからパス、上四方、サイドからパンチを落とす。結局郷野が不甲斐ないウォンに大差の判定勝ちをおさめた。