第11試合 トーナメントAブロック2回戦 5分2R | ||||||||||||||
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山本がよもやの敗戦。
ここで金原が崩れると、Aブロックは日本人選手全敗となってしまう。なんとか勝ち上がってもらいたい、というのが会場の気持ちだっただろう。それに応えるように、アグレッシブに打ち合いにいく金原。
だが、組んで倒したところで、ヘンダーソンのパンチが金原の顔面を襲い、鼻血を出してしまう。ヘンダーソン、イェロー。しかし、二戦目で呼吸が苦しくなってくるところで、鼻血というのは大きなハンディキャップだ。
それでも打ち合いに応じ、組んでは関節を狙う金原。
しかし、ヘンダーソンを崩すのは相当に難しい。
殆ど間合いがなくなってもきっちり当てるパンチをヘンダーソンは持っている。そのため、飛び込み方を少しでも間違うと、逆にパンチの連打を喰らう。何とか組みついても、レスリング出身のヘンダーソンは、逆にテイクダウンし、上に乗って来る。極めには行かせないため、ブレイクになるのだが、その度に金原は正座状態で座り込み、コーナーに戻っていこうとする。だが、試合の流れを途切れさせたくないレフェリーが中央に引っ張る。スタミナ切れもしくはダメージの蓄積を想像させ、印象が悪い。
それでも、金原は、スタンドではハイや踵落としをフェイントに使い、グラウンドでは、下の体勢であっても、アームロックや腕十字を狙い、攻めを途切れさせることがない。そして、2Rに入ると、次第にヘンダーソンを金原のパンチが捉え始める。
だが、ここで時間終了。
判定は、藤原のみがヘンダーソンに入れて1-0。イェローがあったにも関わらず、ヘンダーソンの優勢点が高く評価される結果になった。
通常なら1点ではドロー。金原も延長ラウンドがあると思っていたようだが、トーナメント戦ということで勝敗が決着してしまった。日本人選手、全滅である。
レポート:山名尚志 カメラ:井田英登 |
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