渋谷は立ち技を嫌い自ら猪木・アリ状態とするが、スタンドを命じられる。こうなると強引にグラウンドに持ち込むしかなくなり、またも片足タックル。コーナーに押し込み、シュルトがフロントネックを狙うも冷静に対処し足をかけてテイクダウン。しかしまたもシュルトは強引に引っ繰り返し、パンチを打ち落とす。これもまた渋谷は何とか逃げ切るが、顔面に膝蹴りを食らい、倒されパンチを落とされる。ここまでで大量のダメージを溜め込んだ渋谷。終盤ニーオンザベリーからパンチを打ち腕十字に持ち込むチャンスがあったが、それに失敗して上に乗られ、パンチを落とされたところでレフェリーストップ。最後まであきらめなかった渋谷に観客からは大きな拍手が送られたが、王者の壁はあまりにも高すぎた。
この試合を見て船木プロデューサーは「シュルトはレスリングのうまい外人選手に倒されるんじゃないか?」と予想。次期挑戦者として菊田早苗と、7月大会のワンマッチで鮮烈なKO勝ちを収めたイアン・フリーマンの名前を上げた。
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