船木を思わせる太字の筆書きのパンクラスマークが背中にあしらわれた白のガウンを着た鈴木が入場。ケインの切れ味鋭い右ストレートに苦しみながらも、素早いタックルでテイクダウンを奪うなどいい動きを見せていた。だが、スタンド状態でロープの外にもつれ込み、ブレイクをかけられた直後から、鈴木は腰の具合を気にし始める。またもタックルするが、ケインに簡単にサイドを取られパンチを打ち込まれたところで、いきなりケインが立ち上がり試合終了。
客席はあっけに取られた様子だったが、鈴木は腰を負傷していたため試合続行不可能となっていた。鈴木はノーコメントだったが、長年の同志である船木エグゼクティブプロデューサーは「もう全身ボロボロなんだから、潔く引退して、横浜道場のコーチになったほうがいいですね」とキッパリ言い切った。
結果一覧に戻る
← 前の試合 / 次の試合
→