現在、無差別級ランキング2位の國奥だが今回はミドル級での参戦となった。実力は言及するに及ばず、当然ながらミドル級の優勝候補である。対するマット・リーは韓国出身のテコンドーファイター。現在はアメリカ在住で、約10年のテコンドー修行の後、ジェイソン・デルーシアのもとで格闘技の技術・理論を学んだ。今回のパンクラス参戦を機に本格的にノールール系への進出を目指すという。
積極的にミドルを出していくリーだが、國奥がこれを巧みに交し、タイミングを見てすかさずタックル。テイクダウンを奪った國奥はトップポジションに。アームロックの体勢を取るが必死に抵抗するリー。その後横四方のポジションを取る國奥に対し膝を立てた体勢でマウントを警戒するリー。再びスタンドでの攻防となるが打撃にキレが見えないリー。2度目にテイクダウンを奪った國奥が今度は横四方から確実にマウントを奪取。抵抗するリーに強引なパンチを浴びせ十字を奪った。完全な実力差を見せつけた國奥が2回戦進出をモノにした。