BoutReview: 2000.2.27 パンクラス大阪大会 --- レポート

2000.2.27 PANCRASE 2000 TRANS TOUR　梅田ステラホール大会

第2試合　ライトヘビー級戦　10分1本勝負　

○

稲垣克臣

判定3-0

30-29,30-29,30-29

松永裕央

　今年1月にプロデビューを飾ったばかりの新人パンクラシストである松永。マッシブ・イチとのデビュー戦では積極的に関節を仕掛けていったが、惜しくも引き分けに終わった。「キックボクシング経験を活かし打撃主体の試合を望んでいる」とのことだが、対する稲垣はパンクラス入団7年目を迎えるベテランであり、先輩に胸を借りるといったカードになった。
　前半5分はスタンド主体の試合展開となった。松永は開始と同時にパンチ攻撃を仕掛け、テイクダウンを奪うものの、決めには至らず再びスタンド戦に。５分経過の後、テイクダウンを奪った稲垣がハーフガードからパンチ攻撃へ。しかし足越えできず、サイドポジションからさらにバックへ廻ってスリーパーの体勢。残り３０秒を切ったところで足を狙いに行った稲垣の一瞬の隙をついて松永がパンチ攻撃に出るが、タイムアウトとなった。ジャッジの判定に大差はないものの、３対０で先輩稲垣が松永を下す結果となった。

（藤間敦子）
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取材：藤間敦子　　写真：井田英登