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MA日本キックボクシング連盟 "最強を求めて!世界制覇"
5月20日(日)東京・後楽園ホール

「全日本キック・金沢、敵地で快勝!。敗れた井上、MAライト級王者を返上」

レポート:井原芳徳 写真:菊地奈々子

第15試合 MA vs. 全日本対抗戦 63.5kg契約/5回戦 
× MAライト級王者
井上 哲
(山木)
判定0-3

47-50,48-50,47-50
全日本キック・ライト級王者
金沢久幸
(TEAM-1)

 キックファンの注目を浴びた日本人ライト級王者対決だったが、金沢が2Rに井上から右ハイキックでダウンを奪う。その後も井上の得意の肘を出させず、ハイキック、飛び膝で試合の主導権を握り続け、判定勝ちをおさめた。井上は完敗を認め、対抗戦の敗戦の責任を取るためMAライト級王者を返上すると語った。

第14試合 日・タイ国際戦 70kg契約特別試合/5回戦 
× 前MA日本ウェルター級王者
後藤龍治
(サムライ)
判定0-2

49-50,50-50,49-50
元ルンピニー・ウェルター級王者
オーローノー・ポー・ムアンウポン
(タイ)

 オーローノーはB型肝炎の疑いがあったが、医師の診断で潔白が証明されて来日。随所に切れのある攻撃を見せたものの、あまり打ち合わず、まるで鏡合わせのように後藤の構えを真似て動きを錯乱させる展開が繰り返される。観衆のフラストレーションが溜まる試合で、本来アグレッシブなスタイルのオーローノーの健康不安疑惑が余計深まる内容となってしまった。対する後藤は連戦による体調不良ながらも、「楽しんで試合ができた」と満足顔。しばらく休養の後は、シュートボクシングあるいは投げありのルールで、米国の散打選手・カン・リーと対戦したいと語った。

第13試合 SB vs. タイ国際戦 70kg契約特別試合/5回戦 
× WSBA スーパーシーガル級王者
土井広之
(シーザー)
判定0-3

47-50,47-49,45-49
IWM Jr.ミドル級王者/ルンピニーJr.ミドル級4位
スリヤー・ソー・プラーンヂット
(タイ)

 土井が得意のローを当てるが、強豪スリヤー相手にはなかなか効き目を発揮しない。スリヤーが切れ味の鋭いストレートと肘で土井を脅かす。ついに土井は4Rに左ストレートをもらいスリップ気味のダウン。5Rには「いつものクセで思わず」投げを放ってしまい減点1。判定でスリヤーが勝ちをおさめた。

第12試合 MA日本スーパーライト級王座決定戦 
× 同級1位
山崎通明
(東金)
5R 2'37"

TKO(ドクターストップ)
同級2位
中林勇人
(ビクトリー)

 中林は半年ぶりの試合で「カンを取り戻すのに時間がかかった」が、4Rあたりからバテてきた山崎に対しパンチで攻勢に。5R、中林が左肘打ちで山崎の額をカットしてドクターチェック。その後大出血で2度目のドクターチェックでストップ。中林がスーパーライト級のベルトを奪取し、内田ノボルに続くビクトリージム二人目の王者となった。中林は「打倒ムエタイでこれからは誰にも負けない」と宣言した。

第11試合 MA日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 
同級1位
ファイティング前沢
(土浦)
判定2-1

48-47,47-48,49-48
同級王者
天野哲成
(マイウェイ)
×

 王者・天野のアッパーに苦しんだ前沢だったが、4Rパンチで反撃。大声援に押されるように右ハイキックを放ち1ダウンを奪う。天野も再三アッパーで追い詰めたが、前沢も前進し続け倒れない。判定は僅差で前沢に。新王者の前沢は「不甲斐ない試合をしてしまいました。天野さんのためにも、今から練習して強くなります」と誓った。前沢はこれで11戦10勝1分け。これからも不屈のファイトで沸かせてくれそうだ。

第10試合 日・タイ国際戦 67kg契約特別試合/5回戦 
× MA日本ウェルター級王者
佐藤堅一
(士道館)
判定0-2

48-49,49-49,47-49
元ラジャダムナン・Jr. ライト級2位
ナルチャイ・タニヤマ
(タイ/谷山)

 ヌンサヤーム・ヤマキ欠場により数日前に急遽ナルチャイに変更。序盤は強烈な左ミドル、パンチを見せたが、突進する佐藤に次第に組み付き倒す展開が繰り返えされる。フラストレーションの溜まった佐藤は「来い!」と叫びながら突進するが、最後まで変わらない展開。ナルチャイは5R、ブレイク後の投げによる反則で減点1を受けたものの、かろうじて判定勝ちをおさめた。佐藤は「打ち合ってくれないので噛みあわない。今の僕の力量とムエタイの知識ではああいう相手だと面白い試合ができない。なんだか試合をした感じがしないですね」と不満顔だった。



第9試合 MAミドル級/5回戦
MA日本ミドル級1位    MA日本ミドル級4位
東金ジャガー(東金) 対 永田健一(マイウェイ)
勝者:東金ジャガー 1R 2'42" KO

第8試合 66kg契約/5回戦
MA日本スーパーライト級  MA日本ウェルター級
巌流小次郎(東金) 対  K・タカハシ(新潟山木)
勝者:巌流小次郎 判定3-0(50-47,50-47,50-48)

第7試合 IKKC世界女子フライ級タイトルマッチ/2分5回戦・肘&膝無しルール
同級王者         同級1位
柴田早千予(白龍) 対  ジェット・イズミ(アクティブJ)
勝者:柴田早千予  3R終了時 TKO(タオル投入)

第6試合 58kg契約/4回戦
MA日本スーパーフェザー級  日本ミドル級
山田健博(東金)   対   梅下湧暉(谷山)
勝者:山田健博 3R 2'03" KO (右アッパー)

第5試合 MAヘビー級特別試合/4回戦
MA日本ミドル級  MA日本ヘビー級4位
井出本高司(八街) 対 ボンバー村田(マイウェイ)
勝者:井出本高司 2R 2'10" TKO(レフェリーストップ)

第4試合 67kg契約/2分3回戦
MA日本ウェルター級  MA日本ウェルター級
ランボー(東金) 対  佐川信一(山木)
勝者:ランボー 判定3-0(30-28,30-28,30-27)

第3試合 57.15kg契約女子交流戦/2分3回戦
MA日本女子フェザー級  SBレディース3位
小泉かおり(白龍)  対 大沼慶子(シーザー)
勝者:小泉かおり 判定3-0(30-28,30-28,30-28)

第2試合 ライト級/2分3回戦
中村玄志(山木) 対 龍野雄宇樹(真樹)
勝者:中村玄志 判定3-0(29-28,29-28,29-28)

第1試合 MA 対SB交流戦/2分3回戦
MA日本フェザー級  SBカーディナル級
千葉 忍(東金) 対 高久雅裕(湘南)
勝者:千葉 忍 1R 1'17" KO

取材:新小田哲・井原芳徳  写真:菊地奈々子

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