BoutReview: 2000.1.30 ＭＡキック後楽園ホール --- 13. 後藤龍治 vs 東金リース

2000.1.30 ＭＡ日本キックボクシング連盟
"マッハ士道館・戦国シリーズ仁義なき戦いパート３" 後楽園ホール
　

第13試合　ＭＡ日本ウェルター級タイトルマッチ５回戦

○

ＭＡ日本ウェルター級王者
後藤龍治
(士道館シカノ)

5R0分36秒

ＭＡ日本ウェルター級１位
東金リース
(士道館)

※後藤が防衛に成功

昨年は主にシュートボクシングのリングで活躍した後藤。
ルールを問わないオールマイティな戦い振りにはファンの信頼も厚い。ホームリングで戦うのは昨年１月の王座決定戦以来。初防衛戦には伊藤隆を下した同級１位の東金リース。まさに最強の挑戦者だ。
髪の毛をショッキングピンクに染め、先日全日本ライト級王者に就いたばかりの友人・小林聡をセコンドにつけて登場の王者、軽やかなステップからローキックやジャブを放ち、身長差のある相手にアッパーやミドルを叩き込んで行く。
一方のリースの狙いはやはり首相撲からのヒザ。パンチやローをもらいつつも相手の首を抱え込んで引き寄せ、ボディにヒザを打ち込んでいく。中盤までは互角の攻防だったが３Ｒあたりから後藤のローが効き始め、リースが足下を気にし出した４Ｒ後半、パンチのラッシュで立て続けにダウンを奪う。
なんとかゴングに救われた格好の挑戦者だが、５Ｒ早々にまたもパンチの連打で２度ダウンを奪われストップ。
後藤は圧勝の防衛劇を果たした。

結果一覧に戻る

レポート：新小田哲　写真：大場和正