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Kick /K-1 News
12.14

K-1
「ホースト、セフォー、K-1グランプリを振り返る」
12.14 K-1 「K-1 2001年度トーナメント構想固まる」
12.14 K-1 「アンディの生涯を綴った完全ドキュメント本発売」
12.11 全日本 「小林聡、イタリアでタイトルマッチに勝利。世界二冠に」
12.11 全日本 「立嶋、酒井の対戦相手決定!」
12.11 女子ボクシング 「12.12女子ボクシングカード」
12.6 K-1 「ジェロム・レ・バンナもK-1グランプリ欠場」
12.6 K-1 「フランク、東京ドーム出場正式決定。小比類巻も出場」
12.6 ムエタイ 「サムライ楠本、タイ国王生誕記念大会のトリで豪快KO勝ち」
12.3 新日本 小笠原が快挙!外国人2人目のラジャダムナン王者に
12.3 K-1 「マイク・ベルナルド、無念のGP欠場」
 
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11月(前半後半),10月(前半後半),9月,8月(前半後半),7月(前半後半)

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k1 12月14日 公式情報

「ホースト、セフォー、一夜明け記者会見でのコメント」

12月10日、K-1ワールドグランプリを制したアーネスト・ホースト、準優勝のレイ・セフォーが大会翌日の記者会見に登場した。

レイ・セフォー

−−武蔵とは初対戦だったが印象は?
セフォー「彼も調子は良かったようだがね」

−−それでも敗れた武蔵には何が欠けていると思うか?
セフォー「それは僕の口から一概にどうとは言いにくい。彼がミドルキックを得意にしていて、それを狙ってくるというのは判っていた。彼も100kgの肉体を持ったヘビー級の選手だからね、そうそうアレを貰うわけには行かないさ。」

−−今後のプランは?
セフォー「来月にボクシングの試合に出るかも知れないが、(右手にしたテーピングを示しつつ)拳の状態にもよるね。勿論K-1には来年も参戦する。」

−−昨日ホーストに勝てなかったのはなぜだと思うか?
セフォー「スタミナの問題とか、言い出せば色々あるだろうが、何よりもチャンプになった彼がその日一番優れていた、ということで、今は彼を讃えたい。」

−−賞金は何に使う?
セフォー「どの金?まだ貰ってないんだけど(笑)。まぁまだまだこれから、ちょっと落ち着いてから考えるよ。マネージメント・チームとも相談しなきゃいけないし。」

アーネスト・ホースト

ホースト「家族に電話して、『1回戦で負けちゃったよ』と言ったら、随分ガッカリしてた。『冗談だよ、優勝した』って(笑)」

−−試合前に体調は非常に良い、と言っていたが
ホースト「その通り。試合中も状態は良かった。」

−−足を少し引きずっているようだが?
ホースト「昨日の試合の蓄積で右足が若干痛いが、怪我とかダメージというレベルの問題じゃない。2〜3日すれば痛みも取れて普通に戻ると思う。今回は通常より少し長期間、約2ヶ月の準備期間を持った。ジムの仲間であるイワン・ヒポリットが10月に重要な試合を控えていて、彼のトレーニング・パートナーをやりながら自然と自分のトレーニングの方にも移行していけたのが良かったように思う」

−−では来年も今年同様の長めの準備期間を取る?
ホースト「そうだね、今回の感触は非常に良かったので、そうしようと思う。」

−−今年の戦略はどのようなものだったか
ホースト「昨年は、最初はアンディ、次がジェロム、最後がミルコ、と予想して戦略を立てたが、今年は試合直前にマイクやジェロムが欠場するといったこともあって、そうしたことは出来なかった。対戦する各選手の過去の試合を思い出しながら、その時に応じて闘った。」

−−35歳と、年齢的に少し厳しいのではないかという下馬評があったが
ホースト「シカティックが最初に優勝したときはもっと年齢が高かったよ。」

−−37歳でしたっけ?
ホースト「いや、39歳だったと思う。当時と今とではK-1のレベルそのものが違うから、私がどこまで自分のレベルを保てるかは判らないが、今のところ何も問題は感じてない。」

−−あなたと同じく3度優勝しているピーター・アーツとここ3年近く対戦が無いが、そろそろどうか?
ホースト「別に彼を意識するということはなくて、基本的に私は誰とでも闘うよ。」

−−来年は前人未踏の4度目の制覇が掛かるが?
ホースト「勿論負けるために闘うわけじゃないからね。ただ、自分はライト・ヘビー級でスタートして、K-2GPでも1度優勝してる。だから3回半くらいの優勝経験があるんだということは、皆さん忘れないでほしいね。」

−−今年はチャンプの貴方にもシード権等全くなかったが
ホースト「それはK-1のシステムが決めることだから、どんな形になろうと私は従う。勿論、あればありがたいな、くらいには思うけどね。」

−−来年オランダで大きな大会があると聞いているが(高田註:「ランバージャック・リターン」という大会名からして、アーツをフィーチャーした大会であろうと思われる)、貴方はそれに参加するのか?
ホースト「私のジムからは参加する選手がいる予定だが、私自身は出場するつもりは無い。」

(高田 敏洋)

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k1 12月14日 直接取材

「K-1 2001年度トーナメント構想固まる」

▼日曜終了したK-1GP2000だが一夜開け会見の席で、来年度の新システムの概要が、部分的にではあるが明らかにされた。

 本年度は日本を含めて10ヶ国で行われた世界地区予選だが、来年度はこれが更に拡充する。現時点で15ヶ国からの参加申し入れがあり、更に5ヶ国程度からも大会開催の打診を受けているという。しかもこれらの国には韓国、中国といったアジア地域は含まれておらず、主催国日本を含めてこれら全ての国々で地区予選が実施されれば、今年度を倍以上凌ぐ最大25ヶ国が参加するワールドワイドなイベントに発展する可能性が高い。

 こうした地区予選で勝ち上がった選手は、海外2戦、日本国内3戦の、計5つの最終予選への出場権を得る。この5つの大会の優勝者5名と、ジャパン大会の覇者1名、更に5大大会の準優勝者を集めて行われる敗者復活枠などによって、優勝決定戦へ歩を進める8名の選手が決定される。

 なおチェコ共和国のプラハでは、早くも12月22日に予選が行われることが決まっている。

 一方、K-1 JAPANシリーズは1月30日(火)石井館長の出身地、四国松山の松山市総合コミュニティセンターを舞台に21世紀の幕を開けることになった。

<海外予選日程>

2000/12/22 チェコ(プラハ)
2001/02/04 オランダ
2001/02/18 オーストラリア(メルボルン)
2001/03/04 クロアチア(ザグレブ)

(高田 敏洋)

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k1 12月14日 <廣済堂出版>プレスリリース

「アンディ・フグの生涯を綴った完全ドキュメント本発売」

■12月8日(金)、(株)廣済堂出版より、格闘評論家:サダハルンバ谷川こと谷川貞治氏著作による「アンディ・フグの生涯」が刊行された。

 スイス出身の空手家として極真会館やK-1の大舞台で活躍した「青い目のサムライ」アンディが享年35歳というあまりにも短い生涯を閉じたことは周知の通り。この衝撃の事件に、大きなショックを受けた全国のK-1ファンは、悲しみと共に改めて「青い目のサムライ」アンディの偉大さを再認識した。

 K-1では、彼の雄姿をもう一度再現し、アンディ・フグという偉大なる空手家の生涯を何らかの形として残そうと自伝の刊行に踏み切った。

 幸福とは言いがたい家庭環境で育った幼少時代から、その後極真チャンピオン、K-1 王者へと登りつめ、幸せな家族を持つまでの穏やかな暮らし、さらに最後の悲劇ともいえる急性骨髄性白血病の発病、病室での最期の場面…。彼の波乱に満ちた半生をリアリティ溢れるドキュメンタリーで描く。

 それに伴い、12月8日(金)より、(株)廣済堂出版社屋前のショウウィンドウにて、生前アンディがK-1の頂点の座に輝いたとき獲得したチャンピオンベルト、及びトロフィーを初公開。この模様はK-1ファンにとっても、また一般の格闘技ファンにとっても画期的なことであり、かなりの反響を見込めるものと期待される。

−記−

タイトル:「アンディ・フグの生涯」
発刊日:平成12年12月8日(金)
定価:1400円(税別)
ISBN:4331507440

ベルトのディスプレイ:12月8日(金)より廣済堂出版(銀座)にて

     

株式会社 廣済堂出版
〒104-0061 東京都中央区銀座3-7-6 廣済堂ビル
第一編集部 藤間 敦子
TEL:03-3561-1160  FAX:03-3538-7224

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kick 12月11日 <全日本キック>公式情報

「小林聡、イタリアでタイトルマッチに勝利。世界二冠に」

▼12月9日、イタリア・ポルデノーネで行われたWPKC世界ムエタイ・ライト級王座決定戦において、小林聡(藤原)がマルコ・コスタグータ(イタリア)を判定で破り、タイトル戴冠。WKA世界ムエタイ・ライト級と併せて世界二冠王となった。

 この大会は、4年前試合中の事故により死亡したキックボクサー・ファゾリツィオ・デ・キャーラの追悼大会で今回で3回目となる。主催はコーティー・クリスチャン氏を中心とした有志グループによるもの。
 タイボクシング、キックボクシング、サバット、アマボクシングの全11試合が行われ、小林はそのメインイベントに出場した。
 ヒジ禁止のルールで行われたこの試合、小林は第5ラウンドに右ストレートでダウンを奪い判定勝ち。これにより、全日本キック2000年1月大会への出場も決定した。
 また、第9試合に出場した風智美(藤)は、イタリアのシモナ・ギャラクシー(イタリア)に判定で敗れた。

(薮本直美)

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2000年12月9日(日本時間10日)
「3 MEMORIAL FABRIZIO DE CHIARA "ITARIA VS GIAPPONE"」
会場 PALAZZETTO DELLO SPORT(イタリア・ポルデノーネ)
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メインイベント第11試合 
WPKC世界ムエタイ・ライト級王座決定戦
〜62kg契約 ヒジ禁止・3分5回戦
マルコ・コスタグーダ(イタリア)対 小林 聡(藤原)
勝者:小林聡(判定)
※小林が王者に。

第9試合 女子キックボクシングルール ヒジ・ヒザ禁止足パット着用
〜52kg契約 2分5回戦
シモナ・ギャラクシー(イタリア)対 風 智美(藤)
勝者:シモナ・ギャラクシー(判定)

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kick 12月11日 <全日本キック>公式情報

「立嶋、酒井の対戦相手決定!」

▼全日本キックの今年最終戦となる「DEAD OR ALIVE」のメイン及びセミに出場するタイ人選手が決定。これにより全5回戦のカードが出揃った。

 メインで立嶋篤史(RIKI)と対戦するのは、かつて立嶋がトレーニングを積んだタイの名門・ゲオサムリットジムのプリンスといわれるグリッド・ギャッタワン(左下)に決定。17歳のグリッドは、現在ルンピニー・スタジアムを主戦場として活躍。ノーランカーながら王者、ランカーがひしめくゲオサムリットジムではワチャラチャイ、アヌワット、クンピニット、サカウットに続くNo.5に位置している。得意技は右ミドルと鋭い角度の膝蹴り。若きムエタイ戦士を迎え撃つ立嶋がどんな闘いを見せるか刮目。

 セミの酒井秀信(REX JAPAN)と対戦するのは同じく17歳のサッダム・ギャットヨンユット(右上)。昨年までルンピニー・スタジアムのバンタム級4位にランクされていた強豪だ。現在はアグレッッシブなファイトスタイルを買われTVマッチでフェザー級〜ライト級の主力選手として活躍している。月1回ペースで試合をしており、コンディションも上々。故障あけの酒井にとってはまさしく最大の敵といえる相手だ。サッダムの得意技はパンチ、そしてファイトスタイルがアグレッシブとくれば、酒井の株を奪いかねない。そして酒井は故障の原因となった「新技」を披露することができるか、こちらも目が離せない。

▼また、全日本ウェルター級ランキング戦として予定されていた三上洋一郎(S.V.G.)対江口真吾(作真会館)の5回戦は、三上の負傷により中止となった。

(薮本直美)

BoutReview Online Shopでもチケット発売中

【購入特典】全日本キックより希望選手の生写真1枚(非売品。立嶋/酒井/小林/新田/金沢より選択をもれなくプレゼント!

※12月15日(金)朝10時入金確認分までを購入有効とします。

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全日本キックボクシング連盟「DEAD OR ALIVE」
2000年12月22日(金)東京・後楽園ホール
17:00開場
17:15フレッシュマンファイト試合開始
18:00試合開始
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ライト級チャレンジマッチ/5回戦
同級5位       同級
島野智広(不動館) 対 大月敦史(藤原)
19戦8勝(1KO)8敗3分  10戦5勝(3KO)4敗1分
※大月が勝利もしくは好内容の試合の場合、5回戦へ昇格

バンタム級チャレンジマッチ/5回戦
同級2位       同級
高田耕芸(S.V.G.) 対 加藤豊(月心会)
11戦7勝(3KO)3敗1分  5戦4勝1敗
※加藤が勝利もしくは好内容の試合の場合、5回戦へ昇格

全日本ウェルター級ランキング戦/5回戦
同級4位      同級5位
池田好治(藤原) 対 箱崎浩康(TEAM-1)
8戦6勝(3KO)1敗1分  13戦4勝(6KO)6敗3分

セミファイナル 日本・タイ国際戦 62kg契約/5回戦
全日本ライト級2位    元ルンピニー・スタジアムバンタム級4位
酒井秀信(REX JAPAN) 対 サッダム・ギャットヨンユット(タイ)
7戦7勝(7KO)       79戦62勝(9KO)13敗4分

メインイベント 日本・タイ国際戦 58kg契約/5回戦
全日本フェザー級2位  タイ国フェザー級
立嶋篤史(RIKI)   対 グリッド・ギャッタワン(タイ)
58戦35勝(25KO)21敗2分  53戦38勝(8KO)12敗3分

その他3回戦5試合予定

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lb 12月11日 公式情報

「12.12女子ボクシングカード」

▼火曜開催される日本女子ボクシング協会「LADY GO!2000 PART4」のカードは以下のとおり。
 メインカードに予定されていたマーベラス森本(スピード)対八島有美(プロフィット馬車道)が、マーベラス森本が練習中に左手甲を骨折したため変更となった。対戦予定であった八島有美は6回戦で韓国の金仁淑(キム・インスク)と対戦する。金はキックボクシングで3戦を行っている。また、メインにはライカ(山木)が登場。同じく韓国の安知薫(アンジ・ヘ)と6回戦で対戦する。

(薮本直美)

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日本女子ボクシング協会 「LADY GO! 2000 〜PART4〜
2000年12月12日(火)東京・北沢タウンホール
開場 17:00 試合開始 18:00
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第1試合 50kg契約/2分4回戦
日本フライ級     日本フライ級
勝哉(スピード) 対 小山江利子(山木)
1戦1敗        デビュー戦

第2試合 47.61kg契約/2分4回戦
日本ミニフライ級      日本ミニフライ級
ジプシータエコ(山木) 対 布施雪野(JMN)
2戦1勝1分          1戦1敗

第3試合 50.8kg契約/2分4回戦
日本フライ級      日本フライ級
金子真理(禅道会) 対 土田奈緒子(入谷)
1戦1敗         デビュー戦

第4試合 53.52kg契約/2分4回戦
日本バンタム級    日本バンタム級
竹内鮎美(山木) 対 石本貴子(龍生塾)
2戦1勝1分       1戦1敗

第5試合 日韓国際戦 50.8kg契約/2分6回戦
日本フライ級            韓国フライ級
八島有美(プロフィット馬車道) 対 金 仁淑(韓国)
2戦2勝(1KO)             キック3戦2勝1敗

第6試合 日韓国際戦 57.15kg契約/2分6回戦
日本フェザー級   韓国フェザー級
ライカ(山木) 対 安知薫(韓国)
2戦1勝(1KO)1分   キック10戦8勝(3KO)2敗

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k1 12月6日 公式情報

「ジェロム・レ・バンナもK-1グランプリ欠場」

▼K-1 World GP 2000決勝戦(12月10日(日)東京ドーム)に出場予定だったジェロム・レ・バンナが、伝染性単核球症発病によりドクターストップとなり欠場が決定した。3日にマイク・ベルナルドの欠場が発表されたのに続き、トーナメント戦線が直前になってより混とんとしてきた。

 5日主催者に入った連絡によると、バンナは3日の練習中に極度の疲労感を訴え、病院で検査した結果、伝染性単核球症により2週間の絶対安静が必要で、今大会出場は不可能との診断となった。
 この疾病については、低血圧、発熱が続き、肝機能低下、リンパ腺炎症、全身虚脱感となるもので、主催者は「バンナが試合前の過剰な練習を続け疲労がピークの状態で、免疫機能が低下している所に、ウィルスが感染し発病したのでは」と推察している。なおこの疾病は慢性化することはなく、完治すれば通常通り回復するという。

 バンナは10月のトーナメント組み合わせ抽選会に来日する途中、フランスで交通事故にあったものの怪我はなく、今大会は優勝を目指しハードなトレーニングを重ねていたという。4月にフランシスコ・フィリォを見事KOで下すなど最近の充実ぶりは目覚ましく、優勝候補の筆頭に上げられていたほどだ。それだけにショックも大きく、「病気を治したらすぐにでもフランシスコ・フィリォ選手との試合を組んで欲しい」と話しているという。

 なお、バンナの欠場にともない、ステファン・レコ(ドイツ)の出場が決定した。レコは福岡大会で一回戦を勝ち上がりマイク・ベルナルドの対戦予定だったが、拳骨折によりやむなく2回戦をキャンセルした。拳は完治しており、フランシスコ・フィリォとの熱戦、トーナメントでの活躍が期待される。

<関連記事>
「マイク・ベルナルド、無念のGP欠場」12月3日
「グランプリで“K-1リベンジ”?。いきなり豪華カード勢揃い」10月10日

K-1 WORLD GP 2000 〜決勝戦 〜
2000年12月10日(日)
開場:14:30 開始:17:00
会場:東京ドーム

K-1グランプリ決勝トーナメント

アーネスト・ホースト───┐
       [第1試合]├──┐
ミルコ・クロコップ────┘  │
                ├──┐        
フランシスコ・フィリォ──┐  │  │
       [第2試合]├──┘  │
ステファン・レコ─────┘     │
                   ├─王者
ピーター・アーツ─────┐     │
       [第3試合]├──┐  │
シリル・アビディ─────┘  │  │
                ├──┘
レイ・セフォー──────┐  │
       [第4試合]├──┘
武蔵───────────┘

「フランク、東京ドーム出場正式決定。小比類巻も出場」

▼K-1 World GP 2000決勝戦(12月10日(日)東京ドーム)のトーナメント以外のカードが決定した。本誌既報のフランク・シャムロックの参戦も正式決定し、エルヴィス・シノシック(オーストラリア/JBWマチャドブラジリアン柔術)と特別ルールで対戦する。11月のK-1 J・MAXのメインを飾った小比類巻貴之はオープニングファイトに登場し、フランスから初来日のウィルフレッド・モンターニュと対戦する。モンターニュはK-1 J・MAXで魔裟斗と対戦したムラッド・サリと肩を並べるフランスキック界の実力者で、見ごたえのあるカードとなりそうだ。

<関連記事>
「フランク、K-1東京ドーム大会で復帰戦か?」11月21日

スーパーファイト 特別ルール5分3R
フランク・シャムロック(米国/フリー/総合格闘技)
エルヴィス・シノシック(オーストラリア/JBWマチャドブラジリアン柔術/空手)

オープニングファイト K-1ルール3分5R
小比類巻貴之(チームドラゴン/キックボクシング)
ウィルフレッド・モンターニュ(フランス/ルンピニージム/ムエタイ)

フレッシュマンファイト(4時試合開始) K-1ルール3分3R
濱崎一輝(正道会館) vs 川上裂司(REX JAPAN)
大野 崇(正道会館) vs 江口真吾(作真会館)

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kick 12月5日 大会結果(14日写真掲載)

「サムライ楠本、タイ国王生誕記念大会のトリで豪快KO勝ち」

▼タイ王国ラーマ9世・プーミポン国王の73回目の誕生日を祝うムエタイのトップ選手と世界の強豪選手との試合が今年も王宮前サナーム・ルアンで行われた。

 カードについては当初発表当時より変更や中止の情報が飛び交い、正確な情報は誰一人として分からない状態だった。当日の新聞と試合会場で配られたカード表がまったく違っており、さらにはその最終カードさえも試合順番が実際と違っており、次に誰が出るのかも全く分からないと言う有様。
 しかも、午後8時に出場全選手がリングに上がりオープニングが行われた後、第1試合が始まったのはさらに1時間後。さらに第4試合前には1時間以上にもわたるセレモニーが繰り広げられた(しかもその間第4試合に出場する両選手がリング上で待たされていた!)。
 とはいえ、20万人とも言われる観衆の地響きのような盛り上がり、選手に対する声援は圧巻だった。しかもそれは8時から深夜2時の終了までまで途切れることなかった。試合内容や進行も含めて、すべてがタイなのだと思わされる新鮮な驚きの連続だった。

 日本選手は当初予定されていた伊藤隆が残念ながら欠場。出場したのはムラッド・サリをKOして一躍スターダムにのし上がったシルバーウルフの魔裟斗と、関博司との壮絶な打撃戦がタイ国No1プロモーター、ソンチャイ氏に認められて抜擢されたNJKFの楠本勝也の2名。
 魔裟斗の試合はタイトルマッチでもあったが、序盤ワンツーや左フック、ローで果敢に攻め込むものの相手の左ストレートを再三もらってしまい、さらにはインローで攻撃を分断される。終盤、なおも前に出る魔裟斗だったが、間合いをコントロールされてミスブローを誘われてしまう。そしてまたもカウンターの左ストレートをもらってしまい、最後までペースをつかめないまま完敗した。とはいえ、その闘志はタイ人プロモーターにも高い評価を受けた。魔裟斗は来年1月、日本でモハメド・オワリとの対戦が控えている。
 楠本は最終第10試合に出場。サムライをモチーフにした羽織袴、帯刀のサムライ・スタイルで花道に登場すると場内大歓声(冒頭写真)。試合も1回り体格の小さい相手に対し序盤からラッシュ(下写真)。得意のパンチからローへつなげるコンビネーションで圧倒、最後はローキックでKO勝ち。判定が続いていたこともあり、日本から来た応援団だけでなくタイ人の大観衆からも喝采を浴びていた。

(新小田哲)

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2000年12月5日(火) タイ国王生誕記念大会
タイ・バンコク 王宮前サナーム・ルアン広場特設会場

試合は全てムエタイルール5回戦。1R3分、インターバルは2分。
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第1試合 63kg契約/5回戦
エーカラット・シップサームリアンタワー(タイ) 対 トトフ(フランス)
勝者:トトフ 判定

第2試合 67kg契約/5回戦
タヴィーサップ・シッセーンアルン(タイ)
 対
クリスチァン・ガロス(フランス)
勝者:タヴィーサップ・シッセーンアルン TKO 2R0分40秒
※カットによる出血レフェリーストップ

第3試合 70kg契約/5回戦
ヨーデーチャー・チョープラソッブチョーク(タイ)
 対
ラフィー・ザウエル(オランダ)
勝者:ヨーデーチャー・チョープラソッブチョーク

第4試合 ウェルター級選手権/5回戦
ロバート・ゲンノラシン(タイ)
 対
ジャン・チャールズ・スカルボウスキー(ポーランド)
勝者:ロバート・ゲンノラシン 判定
ロバートが王者に。

第5試合 スーパーウェルター級選手権/5回戦
スリヤー・ソープルンチット(タイ) 対 魔裟斗(シルバーウルフ)
勝者:スリヤー・ソープルンチット 判定
スリヤーが王者に。

第6試合 60kg契約/5回戦
ソムラック・カムシン(タイ) 対 カメル・ジャメル(モロッコ)
勝者:ソムラック・カムシン 判定

第7試合 ミドル級選手権/5回戦
オロノー・ポームアンウボン(タイ) 対ジョン・ウェイン(オーストラリア)
勝者:ジョン・ウェイン 判定
ウェインが王者に。

第8試合 72kg契約/5回戦
ガオラーン・ガオヴィチット(タイ) 対 デニー・ビル(タイ)
勝者:ガオラーン・ガオヴィチット 判定

第9試合 69kg契約/5回戦
ヌントラガーン・ポームアンウボン(タイ) 対 ハッサン・エタキ(オランダ)
勝者:ヌントラガーン・ポームアンウボン 判定

第10試合 54kg契約/5回戦
ガオヴィット・ルークノンヤントーイ(タイ) 対 楠本勝也(東京北星)
勝者:楠本勝也 KO 1R1分40秒

※注:今回行われたタイトルマッチ3試合はおそらくIWM(インターナショナル・ワールド・ムエタイ)のそれだと思われる(昨年は鈴木秀明が獲得したタイトル)が、未確認。
 また、ジャッジのスコア、KOタイム等は発表されず。本文中のKO タイムは記者個人の測定タイムであり、正式なものではありません。後日発表されれば、改めて報告致します。

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kick 12月3日 <新日本キック>現地速報

「小笠原が快挙!外国人2人目のラジャダムナン王者に」

▼12月3日(現地)、タイのラジャダムナン・スタジアムで行われた新日本キックボクシング協会主催興行で、ラジャダムナン・スタジアム認定ジュニミドル級王者決定戦に出場した小笠原仁(伊原)がKO勝ちし、タイトルを戴冠。ラジャダムナン・スタジアムにおいて史上2人目の外国人王者となる快挙を成し遂げた。
 このジュニアミドル級は今年新設されたもので、小笠原は10月のラジャダムナン・スタジアムでの勝利を評価され4位に認定されていた。また、深津飛成(伊原)も1RKOで勝利、昨年の屈辱を晴らした。また、来年1月に東京・後楽園ホールでラジャダムナン・スタジアム認定ウェルター級王座に挑戦する武田幸三(治政館) は惜しくも判定負け。日本対タイの団体戦としては4勝2敗でタイの勝利となった。(現地:新小田)

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新日本キックボクシング協会「Fight to Muay-Thai 2000」
2000年12月3日(日)タイ・ラジャダムナンスタジアム
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<大会結果のみ・ポイント等詳細は追ってお知らせします>

フェザー級/5回戦
日本フェザー級王者 タイ・フェザー級
小出智(治政館) 対  コチャサーン・ギャットプラッサーンチャイ(タイ)
勝者:コチャサーン・ギャットプラッサーンチャイ 判定

ライト級/5回戦
ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級10位
日本フェザー級王者 タイ・ライト級
石井宏樹(藤本) 対 ガーオグライ・ゲーンノロシン(タイ)
勝者:ガーオグライ・ゲーンノロシン 判定

バンタム級/5回戦
日本バンタム級 タイ・バンタム級
菊地剛介(伊原) 対  パヤックレック・ソーソーゴージム(タイ)
勝者:パヤックレック・ソーソーゴージム 判定

フライ級/5回戦
日本フライ級王者    タイ・フライ級
深津飛成(伊原) 対 ヨータヌー・トゥンソンタックシン(タイ)
勝者:深津飛成 KO 1R

ウェルター級/5回戦
ラジャダムナン・スタジアム認定ウェルター級1位
日本ウェルター級王者 タイ・ウェルター級
武田幸三(治政館) 対 チャオワリット・ジョッキージム(タイ)
勝者:チャオワリット・ジョッキージム 判定

ラジャダムナン・スタジアム認定ジュニアミドル級王者決定戦/5回戦
ラジャダムナン・スタジアム認定ジュニアミドル級4位
WMCスーパーミドル級/5位
日本ミドル級王者
小笠原仁(伊原)
   対
ラジャダムナン・スタジアム認定ジュニアミドル級/5位
デンスッキー・ハマーチャイウィラー(タイ)
勝者:小笠原仁 KO 1R1分14秒
※小笠原が王者に。

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K-1 12月3日 公式情報

「マイク・ベルナルド、無念のGP欠場」

▼いよいよ来週日曜に開催が迫ったでK-1 World GP 2000決勝戦(東京ドーム)に出場予定だったマイク・ベルナルドが、左足ふくらはぎ筋肉を断裂、ドクターストップとなり欠場が決定した。

 ベルナルドは11月中旬に左足ふくらはぎの肉離れを起こしたが、軽度だった為治療しながら上半身練習を再開したところ、11月27日のスパーリング中にその痛めていたふくらはぎを筋肉断裂させ、診断の結果全治3ヶ月の重症と判明した。
 8月に急逝したアンディ・フグの「遺言」どおり10月の福岡大会の予選を征し、決勝戦への出場権を獲得。115kgあったウェイトを105kgまで絞り、万全の体調で仕上げていただけに、何としてでも出場したいと治療に専念していたが、大会までに治療のメドがたたない為、無念のドクターストップとなってしまった。

 なお、欠場するベルナルドに代わり、リザーバーのレイ・セフォーが一回戦で武蔵と対戦する。

K-1 WORLD GP 2000 〜決勝戦 〜
2000年12月10日(日)

開場:14:30 開始:17:00
会場:東京ドーム

アーネスト・ホースト━━━┓
       [第1試合]┣━━┓
ミルコ・クロコップ━━━━┛  ┃
                ┣━━┓        
フランシスコ・フィリォ━━┓  ┃  ┃
       [第2試合]┣━━┛  ┃
ジェロム・レ・バンナ━━━┛     ┃
                   ┣━王者
ピーター・アーツ━━━━━┓     ┃
       [第3試合]┣━━┓  ┃
シリル・アビディ  ━━━┛  ┃  ┃
                ┣━━┛
レイ・セフォー━━━━━━┓  ┃
       [第4試合]┣━━┛
武蔵━━━━━━━━━━━┛

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