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★全日本キック★サドンデスマッチスタート

▼全日本キックボクシング連盟では、新ルール試合「サドンデスマッチ」を12月9日大会より実施する。
主にランキング選手出場の試合に適用される予定。
「スピードアップ」、「アグレッシブ度の向上」、「ドロー試合の減少」を目的に、マスコミ意見、会場アンケートをベースに設定した。
原則として、
・タイトルマッチおよび準タイトルマッチ(トーナメント戦)
・メインイベント ・セミファイナル ・国際戦 ・他団体との対抗戦
以外で、ランキング選手が出場する試合
に適用され、試合結果はランキング変動の対象となる。

試合ルールは以下の通り。

サドンデスマッチ試合ルール
・ 試合は3分3ラウンド制(インターバルは1分)で行われる。
・ 3ラウンドが終了した場合、ジャッジ3名による採点を集計し、2名以上の優勢を獲得した選手が勝者となる。
・ ドローの場合は、第4ラウンドを行い、終了した場合はジャッジ集計を行う。
この際の採点は、あくまでも第4ラウンド3分間の攻防を対象とする。
・ 再びドローの場合は、最終の第5ラウンドを行う。 このラウンドの攻防を対象に、ジャッジはたとえ微差でもどちらかに優勢点をつけなければならない。
・ 判定結果はいずれのラウンドに決しても公式記録とする。 したがって、このルールにおいて引き分けはないものとする。
・ 延長ラウンドに入るまでのインターバルは、判定結果が出てから1分間とする。
・ ヒジ打ちは有効技とする。
・ その他のルール細部については、全日本キック公式ルールを適用する。

3回戦(3R)、5回戦(5R)の“中間”に位置づけに考えているというが
タイトルマッチ、国際戦、他団体との交流戦を除くとしていることからもわかるようにタイトル候補争いがより激しい試合となるのが最大の効果といえる。
試合をする選手は今まで「5ラウンドワンセット」で組み立てられてきた試合運びのリズムを組替えなおすことになる。特に序盤を「見ていく」という過程に重きをおく選手としてはやりにくいルールになるだろう。その点ではファイトスタイルの差で有利不利が出てくる可能性がある。
しかし観る側からすれば明らかな優劣のない5ラウンドマッチが続くよりは、すっきりとした決着を見たいというニーズがある。選手個人の強いキャラクターやタイトルという「特色」を持たない試合になんらかの魅力を付加するとすれば、こうしたアグレッシブ化への仕掛も「あり」だと判断する。早期に明確にポイントを取るというハードルが、選手の個性をより引き出すという効果にも期待したい。

初の試みとなる12月9日大会では、

 石川直生(青春塾)対 新宅正明(新空手/空修会館)
 藤原鉄志(青春塾)対 西田和嗣(S.V.G)
 池田好治(藤原)対 江口真吾(作新会館)

の3試合が行われる。
(薮本直美)

12月大会カードはこちら
公式HP

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Last Update : 11/02 17:23

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