BoutReview
記事検索 by google
news

[新空手] 5.3全日本選手権 (結果):K-1ジャパンへの切符は誰の手に?

(左から中量級優勝・渡邊嘉也、重量級優勝・森口竜、軽中量級優勝・小林悟、軽量級優勝・平谷法之)

全日本新空手道連盟 第13回全日本新空手道選手権大会
2002年5月3日(金・祝)東京・東京武道館第一武道場

軽量級 決勝戦 3分一本
○平谷法之(空修会館)
×大前力也(空修会館)
本戦 合一本(パンチ連打)

優 勝 平谷法之(空修会館)
準優勝 大前力也(空修会館)
3 位 及川政浩(龍生塾)
3 位 那須儀治(興気塾)
優勝した平谷は弱冠16歳。昨年10月のフェニックス興行でキックのリングにも上がっており、1戦1勝(1KO)の記録を残している。1回戦こそ判定2-0とやや苦戦したが、その後尻上がりに調子を上げていき、準決勝では技有を奪い本戦勝利、同門対決となった決勝では左右上段突きの連打による合一本で見事初優勝を決めた。空修会館は昨年の山本優弥に続き、2年連続で軽量級王者を輩出したことになる。。


軽中量級 決勝戦 3分一本
×高谷裕之(田中塾)
○小林 悟(勇心会)
本戦 判定2-0

優 勝 小林 悟(勇心会)
準優勝 高谷裕之(田中塾)
3 位 佐々秀幸(瀧澤学園)
3 位 山内裕太郎(作真会館)
小林は「サトル・ヴァシコバ」のリングネームで全日本キックで5戦5勝(2KO)のキャリアを誇る。それだけに絶対に優勝しなければならないというプレッシャーを感じての出場だったが、1回戦を左フックのKOで乗り切ると、その後も果敢な前進と強烈な左で危なげなく勝ち進み、決勝では総合出身の田中塾・高谷を判定で下し初のベルトを腰に巻いた。


中量級 決勝戦 3分一本
○渡邊嘉也(勇心会)
×若野新八(士心館)
本戦 判定3-0※渡邊に技有あり。

優 勝 渡邊嘉也(勇心会)
準優勝 若野新八(士心会)
3 位 橋本章寛(作真会館)
3 位 山口将士(正道会館)
35歳の渡邊は元自衛隊員で徒手格闘技を始めとする様々な格闘技経験がある異色派。決勝では渡邊が序盤、左ストレートを有効にヒット、中盤から若野も打ち返し激しいパンチの応酬となるが、終了直前に渡邊の左上段突きが若野の顔面にヒットし技有を奪い、勝利を決定的なものとした。


重量級 決勝戦 3分一本
○森口 竜(TEAMTBC)
×佐藤 淳(正道会館)
本戦 一本(右ストレート)

優 勝 森口 竜(TEAMTBC)
準優勝 佐藤 淳(正道会館)
3 位 青柳雅英(正道会館)
3 位 百瀬竜徳(無所属)
現在極真会館の寮に住み、野路竜太やニコラス・ペタスらと練習に励む森口は、全日本キックで2戦2勝(2KO)のキャリアを持っている。国際式経験者だけあってパンチのキレもさることながら、重いローキックも武器に、「緊張した」という緒戦を一本勝ちし勢いに乗った森口は、準決勝、決勝と正道会館勢を連破。6.2K-1JAPAN富山大会への切符を手にした。まだ対戦相手は未定だが、「中迫選手とやるかもしれないという噂を聞いた。現時点でも(中迫とは)差がないと思っている。(やるなら)倒します」と意気込みを語った。

なお、ベストファイト賞は百瀬竜徳(無所属)対川崎康広(士心館)戦が選ばれた(再延長で百瀬の判定勝ち)。最優秀選手賞は森口が受賞している。
(下写真はレイ・セフォー、ニコラス・ペタスらK−1戦士に祝福される森口)

Last Update : 05/04

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | NEWS | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | SHOP | STAFF

Copyright(c) 1997-2002 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。

編集部メールアドレス: ed@boutreview.com