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[K-1] 夜明けは見えたか? 中迫どん底からの一撃で、世界王者からダウンを奪う/1.27 静岡 (レポ&写真)

K-1 JAPANシリーズ K-1 RISING 2002 静岡大会 〜静岡初上陸〜
2002年1月27日(日) 静岡グランシップ 大ホール「海」
観衆5500人(超満員札止め:主催者発表)

レポート&写真:井田英登

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<メインイベント 日本vs世界 5対5マッチ 大将戦 3分5R K-1ルール>
×中迫剛(ZEBRA244)
○マーク・ハント(リバプール・キックボクシングジム)
2R 2:55 KO


「暗闇からの一撃で夜明けを呼べ」


夜明け前というのは、闇が一番暗いと言われる時間帯だ。

猪木軍との抗争、中量級トーナメント開催など話題満載のK-1シーンだが、武蔵のJAPAN GP敗退を象徴的事件として、K-1 JAPANを巡る環境は決して良くない。前日の事前記者会見では、中継放送を担当する日本テレビのプロデューサーが「結果次第では放送打ち切りもありえる」と語るなど、状況はお先真っ暗といってもいい。
そんなK-1 JAPAN浮沈のキーマンとなるのは、エース候補と呼ばれながら結果が出せないままでいる中迫である。この舞台が出来た時に一番の飛躍を期待されてきたのは彼であり、JAPANのこの沈滞状況は彼が期待されただけの伸びを見せなかったのが原因であると言ってもいいからだ。
今回のメイン起用、そしてその対戦相手にWORLD GP王者であるハントを迎えた事実は、中迫の新エースとしての自覚を促すとともに、ここで踏ん張れないのであれば、そのままシーン自体が消滅に直結するという剣が峰であるわけで、まさにこれこそが石井館長流のスパルタ式教育的指導であるといえるだろう。

正直言って、僕は彼の戦いぶりをこれまで評価してこなかった。こういう言い方をすると、また中迫は頑なに自分の殻に閉じこもってしまうかもしれないが、彼はK-1正規軍にあたる正道会館所属ということで、恵まれた練習環境、恵まれたマッチメイクを無条件に与えられている。このことに対して、中迫という選手がみせる試合ぶりや言動はあまりに無自覚に感じられる。彼には己の力がすべてであるはずのプロ選手としての、覇気も意気もかんじられない。あまり格闘技と言うスポーツに精神論を持ち込みすぎるのもどうかと思うが、体勢内部の存在でありながら意味もなく反逆児を気取り、自分に対する期待を軽視したような彼のスタイルは、スポーツ選手として、決して応援したくなる性質のものではない。例えば「魔界のプリンス」と自ら称するキャッチフレーズにしても、一体何に不満で、何に対してアンチテーゼを提示したいのかがわからない。
また、リングの上の自己主張に関しても、JAPAN頂点に立っている武蔵に対してライバル意識を燃やして噛みついていくでも無し、試合内容も中途半端で、格闘技選手として観客に何をアピールしたいのかも不明解。一言で言えば「君の標的は何なんだ?」そう聞きたくなるような、奇妙な空白感が常に彼のたたずまいからはかんじられたからだ。
確かに彼の恵まれた体格や非凡な技のキレは認める。しかし、プロ選手というのは才能だけで試合をするものではない。実際、プロ野球の世界では、毎年日本中からアマチュアシーントップの才能豊かなアスリートが、何十人とプロの舞台へと挑戦する。だが、その中で華やかなトッププロ選手として成功するのは一握りである。いかなる天才児も過酷な競争のなかで、その存在を削られていく。本来それがプロスポーツの世界というものだ。そうやって実力でつかんだ成功のだからこそ、寄せられるリスペクトも経済的成功も格別となる。
そうした世界との比較からすれば、明らかにK-1 JAPAN選手の層は薄く、競争も決して激しいとは言えない。もちろん、世界トップ選手との対戦自体は過酷だが、結果を残せないからと言ってシーンから脱落していく危険は少ない。中迫はそのシーンの中で、ある意味過保護にあまんじているだけではないか? そんな僕の感想は、ファンのみなさんにも共通の物ではないだろうか?

しかし、逆に選手の立場からいえば、才能に対する期待だけでいいポジションを与えられるのも辛いものである。結果が出せないまま、トップに置かれる苦しさが中迫の態度を頑なにさせ、簡単には本音を見せない選手にしたのではないかという事も、想像に難くはない。その逆境に対して、言葉で対抗していくことは簡単だ。だが、結果を出さないかぎり言葉は上滑りするしかない。中迫がこのジレンマから脱出する為には、結局、試合でそのスピリットを見せるしかないのである。

昨年のJAPAN GPあたりから、中迫の態度は明らかに変わり始めた。

初戦の同門対決となった子安戦で、明らかに体格の異なる子安に対して、中迫はあえて真っ向勝負を要求した。もともとクールな子安のキャラを引きだすために、相手の得意技である“子安蹴り”までも繰りだして、ヒートを引きだそうとした。本来なら身長差のある相手には必要のない技である。それを繰りだしてまで、中迫の望んだのは“熱い打ち合い”であった。そして決勝の準決勝の武蔵戦でも、中迫はテクニシャンタイプの武蔵に正面から撃ち合いを要求し、ようやく格闘家としての輪郭を固め始めた感がある。

正月返上で行われた年末年始のトレーニングの影響もあってか、この日朝行われたドクターチェックでは若干貧血気味と診断された中迫。たしかに、1Rは中盤はコーナーに詰められて膝でダウンを奪われるなど、いまいちキレの見えない下がり気味の動きに終始した。しかしながら、ハントが突進気味にしゃにむにパンチを振り、ドームでも見せた思いきりのいいアッパーを中心に突進してくるのに対して、中迫は前蹴りでプレッシャーを押し返し、間合いが開くとハイキックで対抗。今回の危機状況をきっちりと意識した戦いぶりを随所に見せたのも事実だ。
「いけるところまでいってやれ。2Rからは無我夢中だった」と自ら語るように2Rに入ると、その動きはより積極的になった。ラウンド開始22秒、いきなり離れた間合いでは、目のフェイントでハントの注意を反らしたところへ、独特の巻き込むような右ハイで後頭部を急襲。なんとこれがハントのプロ生活初というダウンを奪って見せた。このシーンに対して石井館長の言葉を借りると「ハントからダウンを奪うとしたら、この方法しかないですね。人間の頭がい骨は前は分厚いので、特にハントに対しては正面から攻めても仕方がない。後頭部を叩くにはK-1ルールでは、中迫がやったみたいなハイキックを使うしかない」ということになる。ホーストも、フィリォにもできなかった快挙を成し遂げた事で、会場は湧きに湧くが、世界を取った男がこれで収まるわけもない。逆に、マッチメイクが遅れ調整がうまくいかず、スロースターター気味だったハントに、このダウンは火を付けてしまった。立ち上がったハントは再度ハイにぐらつくシーンも見られたが、このあとほとんどケンカ腰で中迫に突っ掛かる。ハントの火のような猛攻に対して、一歩も下がらず打ち合った中迫の勇気は買うが、やはり無謀に過ぎたと言えるだろう。まず1:53にワンツーを打ち込んだ所、サイドにでたハントのアッパーをモロに顎に浴びて一つ目のダウン。ローのカウンターに右のロングフックのカウンターを浴びて二つ目のダウン。続いてミドルを脇に取られたところへ右のフックをかぶせられて3ダウン目を喫した。

“JAPANのプリンス”と称されながら、本戦とは別枠で設定されたこの舞台でも自分の居場所を掴みきれなかった早熟児が、この四年の毀誉褒貶の嵐の中でようやく“遅咲きの大輪”へと一歩歩を進め始めたのかもしれない。試合後しきりにリングで悔しがる中迫の姿は、“善戦”では自らを良しとしない“勝利への渇望”を感じさせた。一方、ハントは年末年始のオフ生活で調整不良だった事実を認めたものの「悔しいけれど闘っていけばいつかはダウンを奪われると思っていたので仕方ない。中迫は優れたキッカーだった。経験を積めば世界のトップにも通用する選手になると思う」と中迫の健闘を認めた。大会後、石井館長も、中迫の成長ぶりを認め、「僕としてはもっと距離をとって戦ってほしかったけれども、あのハントから生まれて初めてのダウンを奪った事実は認めなければならないと思う。彼には今後も世界のトップと戦わせていきたい」と語り、3月に予定されている名古屋大会でも、かなりのビッグネームとの対戦を考えていることを明らかにした。当人も「武蔵に替わってエースになるというより、自分はずっとエースの気持ちでやってるんで。これからも強い選手とバンバンやりたい。トップ選手となら誰でもいい。彼らと闘って倒すことで、他の付属品もついてくるし、日本人とやっても違ってくると思うんで」と語っている。

この日の中迫の奪ったワンダウンは、真っ暗だったK-1 JAPAN 陣営に、そして彼自身の前途に、ほんの微かな明かりを点した。しかし、それがこの闇を吹き飛ばす力として育って行くかどうかは、まだわからない。むしろ彼には、強引に夜明け前の太陽を、東の地平線から引っ張り出すぐらいの爆発力を見せて欲しい。ファンの期待に対する“借金”という意味で、彼の背負った負債は、このダウン一つで解消するような小さなものではないのだから。


<セミファイナル:日本vs世界 5対5マッチ 副将戦 3分5R K-1ルール>
○天田ヒロミ(フリー)
×レネ・ローゼ(メジロジム)
1R 1:25 KO


「重爆戦車、半年ぶりの進行再開」


持病となった腰痛のせいで、JAPAN GPも辞退。半年近い休養生活に入っていた天田。復帰戦にあたっては、ボクシング修業に専念。最大にして最強の武器であるパンチを磨き込んできたのだという。実際、試合はリーチの違いもありながら、前に出ていく姿勢が光り、コーナーに詰めたところでラッシュを見舞う。その成果もあって、1分弱で右ストレートでダウンを奪うが、ローゼも意地で立ち上がってくる。しかし、天田はなおもパンチでラッシュ。続いて連続ダウンを奪って、きっちり復帰戦を飾った。試合後も、この秒殺劇に御機嫌で試合を振り返った天田は「入場したときは、集中しよう集中しようとしすぎて、逆に頭の中がパニックになっちゃって、いろんな事を考えちゃいました。負けたらホント後が無いんで、もう他のことをしたほうがいいのかなあ、とか思って、負けられないというのがありましたね。今日は腰痛出たら嫌だなとか思ってたんですけど、大丈夫だったんで自信になりましたね。9月に練習再開したんですけど、怪我があって12月あたりまで蹴りができなかったんで、ボクシングの練習ばっかりやってパンチが強くなったですね。右は今日も手ごたえあったんで。気持ちは100パーセント戻ってますね。前より強くなったかな。次の目標はJAPAN GPに置こうかな、でも強い外人ともやりたいっすね」と語り、今後の復帰ロードへの熱意をのぞかせた。

<第4試合:日本vs世界 5対5マッチ 中堅戦 3分5R K-1ルール>
○藤本祐介(モンスターファクトリー)
×セドリック・コンガイカ(チーム・ソラック)
5R 判定3-0(50- 45,50-44,50-46)


「期待の新人対決。モンスターはまたも完全開花ならず」


試合前選手情報を開示することを拒否、当初はコーチの名字を借りてフォレッティと名乗るなど、奇妙なキャラでK-1に登場した19歳の新人セドリック・コンガイカ。マーク・ハントのスパーリングパートナーであるという情報以外は一切不明。だが、実際はこれがプロデビューであるという。去年WORLD GPの開幕戦を開催し、地元出身のマーク・ハントがGP優勝を飾ったことで、大きく存在がフィーチュアされつつあるオーストラリアのプロモーター、タリク・ソラック氏が送り込んで来た新人だけに寄せられる期待は大きかった。そのためか経験不足は隠せず、藤本の右ローがカットできず、後半戦はほとんど攻撃も出来ない一方的な防戦状況に陥った。しかし、ハントやセフォーにも代表されるサモアン特有の打たれ強さは彼にも顕著であり、序盤に見せた大振りのパンチも威力は感じられ、今後への期待を繋いだ。ただ、攻勢一方のはずの藤本も、自らのキックで負った足の甲の怪我が原因で中盤以降この有利な状況を活かしきれず、モンスターぶりをアピールするところまでは行かなかった。結局、5Rをフルに戦いぬく羽目になり、判定で藤本に軍配があがった。

<第3試合:日本vs世界 5対5マッチ 次鋒戦 3分5R K-1ルール>
○グレート草津(チーム・アンディ)
×モハメド・アリ(ブレイブハートアカデミー)
2R 1:35 KO


「次はフィリォ。草津地元で鉄人魂継承を宣言」


偉大なボクシング・チャンピオンとの同名を戴き、あのサボンからもダウンを奪ったという経歴をもつオリンピックボクサーということで期待株となったモハメド・アリだが、昨年の戦績は二戦全敗。今回約10カ月ぶりのK-1参戦にあたって、磨いてきたキック修業の成果をハイや、前蹴りのなかにのぞかせた。しかし、地元初登場、リングネームを襲名した父親も観戦するという状況で、気合の入りまくった草津の相手にはならなかった。付け焼き刃のアリのキックをあざ笑うように鋭いキックを放ち、時折得意のバックブローを織り交ぜながらパンチの攻防でも一歩も引かない。ただし練習中に右の拳を痛めたということもあり、キック中心の組み立てとなったが、2Rに組んでの膝で10カウントのKOを奪い、地元での勝利を飾った。
今は亡きアンディのチーム名をいまなお名乗る草津は「目標はJAPAN GP優勝ですが、強い外人ともやりたいです。是非フィリォとやりたいですね。彼はアンディが空手でもK-1でも倒せなかった相手ですから、ぜひ僕が倒したいです。青い目のサムライと呼ばれている選手もいますけど、アンディの跡をはチーム・アンディの選手が継ぎたいので、他の選手の名前が出るのは嫌ですね」と試合後、今年の標的を極真軍団の外人勢に絞っているという胸の内を明かした。

<第2試合:日本vs世界 5対5マッチ 先鋒戦 3分5R K-1ルール>
×柳澤龍志(チーム・ドラゴン)
○ミルコ・クロコップ(クロ・コップ スクワッドジム)
1R 2:44 TKO(柳沢左まぶたカットで、ドクターストップ)


「異種競技から王道へ。今年のK-1はミルコを中心に回る?」


一連の猪木軍との抗争ですっかり「プロレスラー・キラー」の異名をとったミルコが満を侍してのK-1復帰を果たした。すっかり時の人となったミルコの対戦相手に名乗りを上げたのは、同じくプロレス/総合格闘技を経由したファイター柳澤。しかし、異種格闘技戦を経験し、体力気力共にパワーアップしたミルコは、一昨年にボクシングからK-1へ復帰した当時のバンナを彷彿とさせるかのように爆発的なファイトで、柳沢を寄せ付けない。恐るべき瞬発力を増したハイキックやパンチは、ただでさえ強力だったミルコのそれをまさに大砲型に変えていたからだ。この猛威に晒された、藤田、永田らは見事にミルコの“一撃”に沈められてしまったが、さすがにパンクラスを経てK-1でも難敵との戦いを経験してきた“浪人”柳澤だけに組み付いてかろうじて難を避ける。しかし、この消極策に焦れたミルコはそのたびに両手を広げて、このクリンチをアピール。ミルコの強力な左ハイが柳澤の顔面にヒットしてダウン。しかし、その直後柳澤はカマイタチで切られたかのように左目の上をざっくりとカット(キックとは反対側)。どくどくと流れる鮮血が柳澤の顔面を彩った。結局、七針を縫うことになったこの傷で、試合はドクターストップ。「運がなかった。大きなダメージはない。総合でならやれる実感を今日は掴んだので、チャンスが欲しい」と語った柳澤だが、「ヴァーリトゥードの訓練で筋力が飛躍的にアップしたのを実感した。1Rで決めるつもりだったが柳澤が自分のハイを警戒してるのがわかっておかしかった」と言い余裕たっぷりで試合を終えたミルコとの格差はあまりにも明快だった。「今後もヴァーリの練習は続ける。K-1でもヴァーリでも館長のオファー次第でやる」と語るミルコだが、その視線は間違えなくかつてのバンナ同様東京ドームの頂点に向けられていると考えて間違えないだろう。異種競技からの帰還は、選手の自覚と、パワーアップを呼ぶ王道なのかもしれない。クロージングセレモニーでも3月に予定される名古屋大会への参戦が決定したことがいち早く発表されるなど、今年のK-1シーンはミルコを軸に回っていく予感が感じられた一戦だった。

<第1試合:オープニングファイト 3分3R K-1ルール>
×出畑力也(正道会館)
○滝川リョウ(日進会館)
3R判定 0-3(28-29,28-29,28-29)


「正道王者、ほろにがデビュー戦」


2000年の正道会館重量級王者となった出畑が、待望のK-1デビューを果たした。ただし、準備期間はたった二週間であったこともあり、そのうえ練習中にぎっくり腰となってしまったこともあって、万全とは言えない体調での参戦となってしまった。しかし、空手家らしくキレのいい蹴りでとにかく前に出続けるファイトは好感度大で、会場を多いに沸かせた。事実、出畑の重いミドルで滝川の右脇は赤黒く変色していた。しかし、ガードのさがる欠点もあって、出畑は2Rコーナー際で死角からのバックブローに1ダウンを喫してしまっており、このポイントが最後まで響き、デビュー戦を飾ることが出来なかった。

<フレッシュマンファイト 3分3R K-1ルール>
○山中政信(モンスターファクトリー)
×木村禎(日進会館)
3R判定 3-0(30-28,30-27,30-27)


「出戻りフレッシュマンの挑戦」


かつて、モンスターチャレンジやK-1でも藤本祐介のライバルとして凌ぎを削ってきた山中だが、現在藤本はJAPANで売り出し中のホープへとポジションを進めている。一方、山中は角田信朗の付き人を勤める日々。開いた距離をうめるべく、九月から東京道場でK-1の練習を再開、再度選手として挑んだ山中に与えられたポジションは再度のフレッシュマンファイトだった。木村の大振りのフックに苦しみながらも、空手家らしく積極的にハイを中心に蹴りで試合を組み立て、判定勝ちを勝ち取った。今後、K-1と空手の二刀流を指向する山中は、JAPAN GPと新空手への出場を目差していくという。

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Last Update : 01/28 12:47

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