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K-1ミドル級GP、来年2月に日本予選、5月に世界GP

▼K-1グランプリのミドル級大会の記者会見が13日、民放テレビ局のTBSで行われた。70kg契約のK-1ルールで、来年2月上旬に一万人規模の会場で日本人8人によるトーナメント、5月に世界のベスト8を集めた世界グランプリを開催する。

 5月の世界GPの出場選手は、各国・各地域の予選大会で選ばれる。タイではラジャダムナン、ルンピニー両スタジアムなどから選手を出してのトーナメントを開催予定。K-1プロデューサーの石井和義・正道会館館長は既に現地の関係者に肘打ちの無いのが特徴のK-1ルールや同大会のコンセプトの説明を行っており、「KOで相手を倒せる最強の選手を選び出したい」と語っている。またオセアニア地区では既に州レベルでの予選トーナメントが始まっているという。米国、ヨーロッパ、中国といった他の地域でもワールドGPで培ったプロモーターのネットワークを活かして予選を開催したいという。日本では2月の日本GPまでには特に大会を開催せず、他のK-1大会のスーパーファイトなどでミドル級の試合を組む可能性を示唆した。

 会見には日本人を代表して魔裟斗(シルバーウルフ)と小比類巻貴之(チームドラゴン)が出席。魔裟斗は「(デビュー2戦目でKO負けさせられた)コヒに借りを返せる時が来た。武田幸三選手とも闘って、僕が強いことをアピールしたい。世界GPの王座はボクシングのWBAやWBCの王座に匹敵すると思うので、完全燃焼して、ぜひ取りたい」、小比類巻は「魔裟斗とは今やっても負ける気がしない」と語った。石井館長は他の日本人出場選手について「各団体、流派のトップ選手に出ていただきたい。現在水面下で交渉を進めている」と語り、「この大会からもボクシングの畑山隆則選手のようなスターを産み出したい」と意気込みを示した。

 また石井館長はミドル級大会のプロデューサーの座を他の人に任せ、裏方にまわることを明言。「(小泉純一郎首相の長男の)小泉孝太郎さんとか、筋肉番付(TBS系列の人気番組)のケイン・コスギさんとか、若くて爽やかな人に譲りたいですね。私では歳が行き過ぎてますので」と説明した。さらにファイトマネーや優勝賞金の他、ノックアウト(KO)を重視した賞金制度を作り、アグレッシブに闘う選手にはどんどん賞金を出すことを明らかにした。

 なお日本&世界GP両大会ともTBSが独占放送することが決定。同局では番組「格闘王」(毎週木曜深夜1時50分〜2時20分)を10月4日からスタートし、同大会がゴールデンタイムで放映されるようムードを盛り上げていくという。内容は格闘家の日々の姿をドキュメンタリータッチで紹介するものになる模様で、出演者等詳細は後日発表される。

 さらにK-1ミドル級GPの大会名をK-1公式ホームページで公募することになった。期間は16日(日)から25日(火)まで。結果は10月4日のTBS系列「格闘王」で発表される。また12月のK-1ワールドGP決勝戦の石井館長推薦枠にファン投票の結果が加味されることも決まり、こちらの投票受付も並行して行われる。期間は16日(日)から福岡での敗者復活トーナメント翌日の10月9日(火)朝8時まで。結果は10月10日の決勝戦組み合わせ抽選会にて発表される。なおどちらの投票もK-1の携帯電話サイト(会員制)でも公募される。(井原芳徳)

Last Update : 09/14 03:49

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