元東大生シューター・巽宇宙が正式引退表明
▼修斗元ライト級1位の巽 宇宙(SHOOTO GYM K'z FACTORY)が正式に引退を表明した。修斗コミッションは9月7日付けでこれを受理。コミッションの発表によると「本業との兼ね合いでは満足な練習が出来ず、ピーク時のパフォーマンスを発揮出来ないので、観客やこれまでしのぎを削ってきたライバル達に失礼になる」ことが引退の理由だという。
東京大学の大学院生シューターとして話題を呼んだ巽は1995年5月12日デビュー。無敗街道を突き進み、1999年3月28日には当時ライト級チャンピオンだった朝日昇に挑んだが惜しくもドローで王座を逃す。2000年8月27日には現王者アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ相手に二度目のチャンピオンシップに挑んだが1R 1'57" ギロチンチョークに沈み、現役生活初めて黒星をつけた。以降フェザー級への転向を表明しランキングにも名を連ね、復活が期待されていたが、結局ノゲイラ戦を最後に一戦もすることなく引退することになった。最終戦績は12戦10勝(4S/2KO)1敗1分、バーリ・トゥード・ジャパン2戦2分。 現在は森永製菓(株)に勤務しウイダーinゼリーの開発企画を担当する巽は、「今後はビジネスの世界でチャンピオンを目指して行きたい」という。(井原芳徳/2001.09.08)
Last Update : 09/11 03:19
|