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真撃マットでKEI山宮が判定勝ち。近藤、菊田も挨拶(写真付)

▼プロレスリングZERO-ONE主催のプロレス大会「真撃 第II章」(8月30日(木) 日本武道館)でパンクラスルール1試合、KEI山宮 vs. 佐藤光留が行われた。山宮は先日のパンクラス大阪大会で鈴木みのるとキャッチレスリング戦をしたばかりだったが、急遽出場が決定。若手の佐藤のタックルを再三つぶし、1R後半にはマウントからの肩固め、胴締めスリーパー、2Rも膝蹴りで佐藤を倒しスリーパーを狙うなど終始優位に試合を進め判定勝ちをおさめた。なお判定は通常の3人ではなく梅木レフェリー1人だけの採点で行われた。再三フィニッシュのチャンスがありながらも極めきれなかった山宮は試合後「せっかく(自分をアピールする)チャンスをもらったのに、心と体がバラバラでした」と反省していた。

 なおこの大会のパンクラスルール1試合以外は、全てオープンフィンガーグローブを着用しながらも場外乱闘など反則当たり前のプロレス。山宮 vs. 佐藤の間は静まり返ったある種独特な雰囲気で、2R山宮のスリーパーを引っ繰り返しこの試合初めてチャンスを迎えた佐藤がインサイドガードからハーフガードに移行しても、全くと言っていいほど歓声が飛ばないほどだった。


 またメインイベントではマーク・ケァーがプロレスルールのタッグマッチに出場した。ZERO-ONEのリーダーである橋本真也はこの試合後、大会のペイパービュー放送の解説者を務めていたパンクラスの鈴木みのるをリングに呼び寄せ握手。さらに橋本のパートナーを務めていた鈴木のかつての師匠、藤原喜明とも鈴木は握手した。他にも休憩時間後に近藤有己と菊田早苗がパンクラスのテーマ曲でリングインし真撃への協力を約束するマイクアピールをしており、パンクラスと真撃の提携関係は今後も続く模様だ。(井原芳徳/2001.08.31)


真撃 第II章
2001年8月30日(木) 東京・日本武道館
主催:毎日放送/ステージア
企画:プロレスリングZERO-ONE

第3試合 パンクラスルール/5分2ラウンド
○KEI 山宮(パンクラス東京)
×佐藤 光留(パンクラス横浜)
判定1-0(20-18)

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