[キングダム]8.17北沢大会写真掲載
キングダム・エルガイツ東京大会 〜オープントライアル〜 初代ミドル級チャンピオントーナメント 2001年8月17日(金)北沢タウンホール
レポート&写真:井原芳徳
第1試合 トーナメント一回戦 5分(延長3分) ○今成正和(キングダム・エルガイツ/コンバットレスリング2年連続準優勝) ×太田和博(真武館/全日本格闘技選手権大会中量級優勝) エキストラポイント1-0
太田の鋭い打撃に苦戦した今成だったが、中盤のサイドポジションのエキストラポイントで差を付け逃げ切った。
第2試合 トーナメント一回戦 5分(延長3分) ×立山智紀(X-oneジム/2001中部アマ修斗オープンウェルター級準優勝) ○小池秀信(チームGRABAKA/1998全日本アマ修斗ライトヘビー級準優勝) 延長3分 判定
アマ修斗常連どうしの対決。延長までもつれこんだが、サイドポジションでポイントを取った小池が僅差の判定勝ち。
第3試合 トーナメント一回戦 5分(延長3分) ×及川 希(和術慧舟会岩手支部/アマチュア部門選抜選手) ○宮路 功(IMNグラップリング/2001オールジャパンリアルファイティングトーナメント準優勝) 2分52秒 KO(2ダウン)
宮路が豪快なフックで2連続ダウン奪取しKO勝ち。
第4試合 トーナメント一回戦 5分(延長3分) ×山上道及(フリー/元バトラーツ所属) ○稲野 岳(キングダム・エルガイツ/1998ジョー・モレイラ杯柔術ライト級優勝) 不戦勝(山上欠場による)
第5試合 特別試合 プロ昇格テストマッチ ライト級 5分 ×佐藤 力(EVOLUTION/2000アマチュアリングス軽量級優勝) ○大場裕司(P's LAB/第3回アマチュアパンクラスオープン準優勝) 3分37秒 レフェリーストップ
大場が膝十字固めを極め、佐藤が負傷しレフェリーストップ。
第6試合 トーナメント準決勝 5分(延長3分) ○今成正和 ×小池秀信 4分24秒 アームロック
両者は昨年一度キングダムで対戦したが互いに決め手に欠きドローだった。しかし今回は今成が圧勝。早々から腕十字でキャッチポイントを奪取し、しつこく足関を狙い続け、最後は下からのアームロックで一本。
第7試合 トーナメント準決勝 5分(延長3分) ×宮路 功 ○稲野 岳 エキストラポイント1-0
宮路のパンチが準決勝でも冴え渡る。顔を腫れ上がらせた稲野は左目の下をカットし出血。稲野はダウンをしなかったためポイントを失わず、残り1分にサイドポジションで1ポイント獲得し、かろうじて勝利。
第8試合 エキシビジョンマッチ 5分 −入江秀忠(キングダム・エルガイツ) −石井 淳(超人クラブ/2000全日本アマ修斗ヘビー級準優勝、第4回タイタンファイト優勝)
エキシビジョン終了後、グレイシー柔術アカデミーの日本マネージャーがリング上で挨拶した。入江は11月21日に開催が決定したキングダム後楽園ホール大会に選手を招へいし、柔術ルールで対戦する意向を示した。念願のヒクソン戦に一歩前進したといえよう。(※結局グレイシー参戦は来年以降に持ち越しとなったが、アカデミーとは良好な関係が続いているという)
第9試合 トーナメント決勝 10分(延長3分) ○今成正和 ×稲野 岳 9分59秒 アンクルホールド
決勝はキングダム同門対決に。手の内を知り尽した両者が、スタンドの差し合いで様子をうかがう。しかし準決勝のダメージの大きい稲野が徐々に失速。中盤、今成の強烈なミドルキックでダウンしてしまう。さらに膝蹴りを叩き込まれ、弱冠苦し紛れにタックルに飛び込むとアームロックに捕まる。ポイント差で敗色濃厚の稲野は、一発逆転のアキレス狙い。しかし足関十段の今成はさすが冷静。逆にアンクルを奪い返し、残り試合時間1秒で一本勝ちをおさめ、初代ミドル級王座を手にした。これで今成は今成は11月21日・キングダム後楽園ホール大会のセミファイナル出場が内定。さらにコンテンダーズやパンクラスのキャッチレスリングルールといった組み技限定ルールへの出陣も希望した。
Last Update : 11/14 19:53
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