<レスリング>ポーランド・ピトラシンスキ国際大会、強豪ヨーロッパ勢に日本グレコチーム苦戦
8月10日から12日まで、ポーランドのブロツラフで開催されていたピトラシンスキ国際大会に日本かも世界選手権代表メンバーを中心に構成された、グレコローマン全日本チーム9名が遠征、普段、対戦することの少ないヨーロッパ勢を相手にした。
出場選手には五輪メダリストが多数含まれる上、中・西欧を中心としたヨーロッパ勢以外にもコロンビア、ベネズエラなどの南米からも出場し、42カ国161名が参加する巨大な国際大会となった。
日本チームは予選を通過できたのが、35名ともっとも出場者が多かった69kg級の永田克彦(新日本プロレス職)のみ。永田は、8月8日の日本出発直前まで38度の熱が続き、珍しく調整に苦しんでいた中での出場だったが、「世界選手権へ向けての調整の一つ」としては、ヨーロッパ勢を相手によい腕試しになったのではないだろうか。日本チームでの最高順位は58kg級の富谷光雄(自衛隊)の7位で、順位としては寂しい結果に終わった。
日本チームは大会終了後、チェコのブタペストへ移動、フランスチームも加わり、現地の強化合宿に参加する。18日にブタペストを出発し、日本着は20日早朝となる予定。
ピトラシンスキ国際大会の日本人全試合結果は以下の通り。
▼54kg級 参加16名
・村田知也(日野レスリング) 8位
1R ×[1-3]R, Borys(BRL)
2R BYE
3R ○[8-0]C, Gorge[VEN]
▼58kg級 参加20名
・笹本睦(綜合警備保障) 10位
1R BYE
2R ×[1-7]K, Yury(BRL)
3R ○[6-2]L, Luis(VEN)
・富谷光雄(自衛隊) 7位
1R ○[TF]L, Ariel(COL)
2R ○[4-0]K, Juolian(POL)
3R ×[0-3]M, Isokoski(FIN)
▼63kg級 参加29名
・飯室雅規(自衛隊) 13位
1R BYE
2R ○[6-0]H, Urban(SWE)
3R ×[2-5]S, Kizyszof(POL)
・平井満生(綜合警備保障) 10位
1R ○[F]P, Kristian(EST)
2R ○[F]H, Btig(NOR)
3R ×[TF]B, Kevin(USA)
▼69kg級 参加35名
・永田克彦(新日本プロレス職) 11位
1R ○[3-1]P, Marcin(POL)
2R BYE
3R ○[5-2]M, Hammid(SWE)
決勝トーナメント1回戦 ×[0-3]A, Rustam(UKR)
▼76kg級 参加27名
・菅太一(日大) 20位
1R ×[1-4]N, Toms(EST)
2R BYE
3R ×[2-4]S, Aleksandr(BRL)
▼85kg級 参加21名
・松本慎吾(一宮運輸) 16位
1R BYE
2R ×[0-4]N, Tim(GER)
3R ×[3-8]M, Viachaslav(BRL)
▼97kg級 参加23名
・森角裕介(日体大) 19位
1R ×[0-3]P, Vello(EST)
2R ×[TF]M, Ozel(TUR)
3R ×[0-7]V, David(CZH)
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