ティト、ビクトーのかつての師・カーウソンを援軍に。メネー、無敗強豪とタイトル戦
▼UFC 33(2001年9月28日・米国ネバダ州)でのタイトルマッチを控えるティト・オーティスが、対戦するビクトー・ベウフォート対策として二人の強力なコーチを迎え入れていることが明らかになった。キング・オブ・ザ・ケージ10(2001年8月4日・米国カリフォルニア州)にゲストとして来場したティトが米国の格闘技メディア・シャードッグの記者に語ったところによると、サウスポーのビクトーに対し同じサウスポーで挑むため、サウスポー専門のコーチ、ドン・ハウスの元でトレーニングを積んでいるほか、なんとビクトーのかつての師匠であるカーウソン・グレーシーもチームに迎え入れたという。カーウソンはビクトーを養子に迎え「ビクトー・グレーシー」と名乗らせようとしたほどその素質を認めていたが(養子の話は他のグレーシー一族に反対され結局は見送られた)、その後ビクトーは他の選手とともにカーウソンと袂を分かちブラジリアン・トップ・チームを結成、最近そのチームからも離脱したばかりだ(→関連記事)。ビクトーの柔術を知り尽くしたカーウソンがティトにどのような秘策を叩き込むか? ラスベガスでの頂上対決は思わぬ因縁含みの一戦となってきた。
なお、UFC 33の追加カードとして、ミドル級タイトルマッチ・デイブ・メネー vs. ジル・カスティーリョが発表された。メネーは日本でも修斗、リングスなどでおなじみのミドル級の強豪。MMAM Top 10でもミドル級で桜庭に次ぎ2位にランクインしており、満を持してのUFC参戦となる。対するカスティーリョは知名度は低いが、総合格闘技16勝無敗の戦績を誇り、初めての総合戦ではヴァーノン・“タイガー”・ホワイトを腕十字で仕留め、7月18日の「IFC Warriors Challenge 14」ではパンクラス・ミドル級王者のネイサン・マーコートに判定勝ちをおさめている強豪だ。IFC、KOTCのタイトルを引っ提げ、念願の大舞台・UFCに乗り込む。(2001/8/8 井原芳徳)
UFC 33 "Victory in Vegas"
2001年9月28日(金)
米国・ネバダ州ラスベガス マンダレイベイ・イベントセンター
<予定カード>
ライトヘビー級チャンピオンシップ
ティト・オーティス vs. ビクトー・ベウフォート
ライト級チャンピオンシップ
ジェンズ・パルヴァー vs. デニス・ホールマン
ミドル級チャンピオンシップ
デイブ・メネー vs. ジル・カスティーリョ
ワンマッチ
チャック・リデル vs. ムリーロ・ブスタマンチ
ファビアノ・イハ vs. ディン・ト−マス
ピート・ウィリアムス vs. リコ・ロドリゲス
<関連ニュースバックナンバ>
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<情報源>
Tito Ortiz Mini-Interview - "Payback Time"(ティトとカーウソンのツーショットも掲載)
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