パンクラス7.29後楽園(昼)レポート:美濃輪、秋山の猛攻しのぎ大逆転勝利!
Sammy Presents PANCRASE 2001 PROOF TOUR NEO BLOOD TOURNAMENT DAY&NIGHT 7月29日(日) 後楽園ホール
[DAY TIME] OPEN 12:30 START 13:30 観衆:2,300人(主催者発表・超満員)
メインイベント ライトヘビー級戦 5分3ラウンド ○美濃輪 育久(パンクラス横浜/ライトヘビー級4位) ×秋山 賢治(禅道会/95&96「北斗旗空手道選手権大会」重量級2連覇) 3R 2'52" フロントチョーク
開始早々美濃輪が秋山を肩までかつぎ上げマットに叩き付けるお得意のパワー攻撃。グラウンドになっても腕十字、アームロックで優勢に試合を進める。だが秋山は落ち着いた表情で関節技を外すと、一気に形勢逆転。インサイドガードから強烈な右フックを美濃輪の顔面に連打。少しずつ美濃輪のスタミナを奪う。 2R、美濃輪がまたもチャンス。ハーフガードから隙を狙い秋山の足首を締め上げるが、秋山はこれもまた外し、リバースしてマウントポジションを奪う。秋山がバックを取ろうとした隙に美濃輪はリバースし、ハーフガードからまたも足首を狙うが、再び秋山はリバースし上になりパンチを落とす。 3Rも美濃輪が足関節狙い、コーナーでの足払いを仕掛けるが、いずれも失敗して上を取られる、攻めがすべて裏目に出てしまう展開に。消耗の激しい美濃輪の敗色が濃くなってきたが、後半ついにミラクルが起きた。ロープ付近で両者がもつれたためスタンドで再開してから間もなくのこと。突進した美濃輪が秋山の首をキャッチ。そのまま引き込んでフロンチョークに締め上げる。秋山はたまらずタップ。美濃輪が見事な大逆転勝利をおさめた。これにはパンクラスファンも5月の佐々木戦以上の盛り上がりで、肩車された美濃輪は観客に拳を突き上げ煽る。 バックステージに戻った瞬間、酸欠状態で倒れ込んだ美濃輪だったが、しばらくして会見に応じると「また一歩僕の理想の戦い、会場の雰囲気に近づいた」と充実した表情。通り掛かった秋山と固い握手を交わしながら、秋山の格闘論に熱心に聞き入ってる姿が印象的だった。
セミファイナル ライトヘビー級戦 5分3ラウンド ×ジェイソン・デルーシア(パンクラス・ハイブリッド・ブドーカン) ○佐々木 有生(パンクラスGRABAKA) 3R 3'05" 腕ひしぎ十字固め
第6試合 ミドル級戦 5分3ラウンド ○高瀬 大樹(和術慧舟會東京本部) ×ラバーン・クラーク(ミレティッチ・マーシャルアーツ・センター) 2R 0'16" 三角絞め 一週間前に左じん帯を損傷していた高瀬が、1Rから狙い続けた下からの三角で執念の一本勝ち。國奥との再戦をマイクアピールした。その後高瀬はこの試合に向け一緒に練習をした桜庭や佐竹の出場するPEIDE.15の会場へ直行した。
第5試合 キャッチレスリング 5分1ラウンド ○伊藤 崇文(パンクラス横浜) ×林 俊介(Sk.アブソリュート) 判定2-0(10-10,10-9,10-9)
第4試合 NEOBLOOD TOURNAMENT1回戦 5分2ラウンド ○梁 正基(パワー・オブ・ドリーム) ×太田 洋平(A3) 判定3-0(20-18,20-18,20-18) 梁がルール違反のキックボクシング用トランクスで入場し穿きかえさせられるハプニングがあったが、試合は緊張感のある内容に。梁が高い構えでプレッシャーをかけ続け、強烈な右フックをたたき込み太田を苦しめる。太田も隙をつき関節技を狙ったが、梁はパワーで返し、判定は梁に軍配。
第3試合 NEOBLOOD TOURNAMENT1回戦 5分2ラウンド(写真) ×佐藤 光留(パンクラス横浜) ○三崎 和雄(GRABAKA) 1R 4'08" チョークスリーパー
第2試合 NEOBLOOD TOURNAMENT1回戦 5分2ラウンド ×中台 宣(パンクラス東京) ○岩崎 英明(ストライプル) 1R 1'40" チョークスリーパー
第1試合 NEOBLOOD TOURNAMENT1回戦 5分2ラウンド ×佐藤 伸哉(P's LAB東京) ○長岡 弘樹(ロデオスタイル) 判定0-0(19-19,19-19,19-19) 延長判定0-3(9-10,9-10,9-10)
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