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中山、大出血もテクニカル判定勝ち/修斗7.27北沢:レポ&写真

SHOOTO GIG EAST 2001-04
2001年7月27日(金)東京/北沢タウンホール


第7試合 ウェルター級 5分2R
○中山 巧(パレストラTOKYO)
×村濱天晴(WILD PHOENIX)
テクニカル判定3-0(20-19,20-19,20-19)
※2R、4'42"村濱の偶発的な反則による中山の負傷で試合続行不可能

 クラスA昇格に何度もリーチを掛けながらなかなか結果の残せない村濱と、デビュー1年少々で無敗のままクラスA昇格を遂げた中山という対照的な立場の二人の対決。序盤からグラウンドでの激しいポジションの奪い合いで、観客に息をつかせぬ好勝負に。1R終盤に中山がパスガード。マウントからバックに移行しスリーパーを狙い大チャンスをつかむ。2R差し合いを制した中山がトップポジションを奪う。このまま中山が順当勝ちかと思われた終盤、両膝を付いた中山の顔面に村濱の蹴りがヒット。すかさず村濱がおおいかぶさるが、中山の眉間のあたりがパックリと割れ大出血。鈴木レフェリーは試合を中断しドクターにチェックを促す。中山はマットに両手を付けていたとアピールし村濱の蹴りが反則だと主張する。レフェリーは「偶然のカット」と判断し、ここまでの試合内容で判定に入り、中山に軍配が上がった。
 村濱は中山が両手を付けていなかったと主張したが、判定には納得。「まあ、終わったことなんで。結局自分の力がAクラスに遠いということですわ。集中力の差が出ました。景気のええコメント出したいんですけどねぇ、なかなか...」と落胆した様子だった。傷口を縫った後インタビューに応じた中山は「今日はわけわかんないけど緊張して。嫌な予感はしてたんですよ。(村濱の印象は)こんな顔して言うのもなんですけど、そんなに強いと思わないです。次はもっと強い選手とやりたいです。8月の(地元の)大阪大会も出たかったけど、残念ですね。観戦に行きます」とコメントした。


第6試合 ウェルター級 5分2R
×藤原正人(パレストラTOKYO)
○山崎 剛(TEAM GRABAKA)
判定0-3(18-19,19-20,19-20)

 藤原が切れ味鋭い膝蹴りを見せたが、グラウンドになると山崎が一枚上手。引き込んだ藤原のガードをパスした山崎は一気にバックを取りスリーパーを狙う。インサイドガードに戻されても上から鉄槌を叩き込み、判定勝ち。これで山崎は3戦2勝1分けに。


第5試合 北斗旗ルール 本戦3分延長3分
○藤松泰通(大道塾総本部)
×金子哲也(大道塾横浜支部)
再々延長 旗判定3-0
(本戦・両者有効二つ以上無しのためドロー/延長・旗判定1-0で規定に達せず)

 大道塾の協力を得て組み入れられたこの試合。細かなルール説明を経て試合が始まると、ヘッドギアを付けた両者の激しい頭突きの応酬に、修斗ファンから溜め息が漏れる。藤松がグラウンドで上になる展開が繰り返されるが、「寝技の攻防は各2回、30秒まで」というルールのせいもあり、なかなか決め手に欠く。再延長の末、相手を組み倒す場面の多かった藤松が旗判定で勝利。北斗旗ルール戦は8月15日、10月23日のパレストラ興行でも組み入れられる予定で、大道塾は11月17日に代々木第二体育館で初の北斗旗世界大会を開催する。


第4試合 ブラジリアン柔術アダルト紫帯プルーマ級 7分1本勝負
○梅村寛(ALIVE)
×藤田善弘(パレストラHIROSHIMA)
ポイント4-0

 開始早々藤田がガードポジションに。梅村がパスガードのアドバンテージを得る。しばらく膠着が続いたが、終盤に梅村がバックを奪い4ポイントを得て勝利。


第3試合 ライトヘビー級 5分2R
○北川 純(直心会格闘技道場)
×鹿糠智樹(パレストラIWATE)
判定3-0(20-19,20-19,20-19)

 リングスマットで郷野とも対戦経験のある鹿糠がデビュー戦。1R北川がサイドポジションを取りパンチを叩き込む。2Rも北川が大振りながらもパンチを当て続け判定勝ち。


第2試合 ウェルター級 5分2R
×椎木 努(直心会格闘技道場)
○冨樫健一郎(パレストラHIROSHIMA)
判定0-2(19-20,20-20,19-20)

 冨樫は今年2月の中部アマ修斗オープンのウェルター級で優勝し、決勝戦(立山智紀戦)はアマチュア部門のベストバウトを獲得した選手。スタンドで両者間合いを取る展開が続くが、冨樫はたびたびスピードのあるパンチで椎木を脅かし勝利。


第1試合 ヘビー級 5分2R
×石井 淳(超人クラブ)
○安達明彦(パレストラMATSUDO)
判定0-2(19-19,19-20,19-20)

 両者は昨年の全日本アマ修斗準決勝で一度対戦し、旗判定までもつれ込んだ末僅差で石井が勝利している。石井は7月1日の第4回タイタンファイトで優勝した時と同じように相撲のような差し合いを見せる。1R残り30秒でテイクダウン成功。だが2Rには逆にテイクダウンを奪われ、安達がインサイドガードから石井の顔面にパンチを連打。結局判定で安達がプロデビュー戦をリベンジで飾った。


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