クラブファイト新展開。8.20渋谷の賞金首はパンクラス石井!
▼山本喧一が賞金首となりプロ・アマ問わず未知の強豪の挑戦を受けることで話題を呼んできたクラブファイトが、4回目にして新展開を迎えることになった。今後はこれまでヤマケン一人の首に賭けられていた賞金を、幾人ものプロ選手に賭けることになる。第2の賞金首として参戦が決まったのはパンクラス東京の石井大輔だ。23日、会場となる渋谷WOMBでの記者会見に石井が出席。クラブファイトは見たことはないというが「格闘技を始める前から自分の思い描いていたのに近い、アンダーグラウンドな雰囲気がある」「昔の道場対抗戦を思い出しますね」と乗り気だ。特に高瀬大樹とのパンクラチオンマッチ(99年4月18日・パンクラス横浜文化体育館大会・結果は時間切れドロー)以来となるヒジ打ちありのルール(男子のみ)に興味を持っており、「パンクラスでできないことができる。いい経験になると思う」「夜の世界の試合なので、ヒジでうまくカットを狙って血が流れるような、相手に二度とやりたくないと思わせるぐらい痛め付ける試合をしたい」と壮絶な試合を予感させるコメントを残してくれた。挑戦者には柔道の全国クラスの強豪が予定されており、近日発表される。挑戦者が勝てば手に入れられる賞金は30万円。ヤマケンに賭けられていた賞金の50万円(第1回)〜100万円(第3回)に比べると安いが、趙顯夫プロデューサーは「決して石井選手がヤマケンより弱いという意味じゃなく、あくまで運営上の問題。今までのように打ち上げ花火じゃなく、これからは手堅く長く興行を続けていきたいので、こういう賞金設定となった」と説明している。 他にも2試合が予定されており、第1試合は山本孝夫(禅道会) vs. 藤井敏也(剛道館)、第2試合は高橋洋子(Jd' 吉本女子プロレス) vs. 石原美和子(禅道会)。山本は第2回クラブファイトでヤマケンを苦しめた秋山賢治もその実力を恐れているという強豪で、藤井は第2回でヤマケンの弟子・梁正基にスリーパーホールドで敗れた選手。高橋と石原は過去2試合アマチュア修斗で対戦しており、石原が2回とも勝利している。会見で高橋は「クラブファイトルールで完全決着を付けたい」と意欲を語った。なお高橋 vs. 石原の勝者は今後女子部の賞金首となって挑戦者を迎え撃つことになる。高橋は前日のJd' 後楽園大会で八木淳子(GF2)とReMiX公式ルールで対戦し判定勝ちをおさめたばかり。夏の大事な二試合を連勝で乗り切りたいところだ。(井原芳徳/2001.07.25)
Club Fight vol.4 2001年8月20日(月)19:00-22:30 東京・渋谷WOMB 主催・バーサスエンターテイメント
19:00- 開場 〜 DJ Jr. (UGB/WING FOOT WORKS) 20:00- ライブ LUVandSOUL(トイズファクトリー) 20:20- オープニングビデオ上映 20:25- 第1試合 山本孝夫(禅道会) vs. 藤井敏也(剛道館) 20:40- ライブ HB(トイズファクトリー) 21:00- 第2試合 高橋洋子(Jd' 吉本女子プロレス) vs. 石原美和子(禅道会) 21:15- ライブ ラッパ我リヤ(ビクターエンターテイメント) 21:45- 第3試合 石井大輔(パンクラス東京) vs. 未定 22:00- BGM -22:30 終了
<クラブファイト公式ルール(抜粋)> フリーウェイト制で10分1ラウンド。勝敗は一本、TKO(レフェリーまたはドクターのストップ、反則による怪我)、試合放棄、失格、ノーコンテストで決まる。時間切れの場合はノーコンテスト扱いとなり判定は行わない。マウスピース、ファウルカップの着用は義務づけられる。反則は噛み付きや急所攻撃などの他、脊柱・止血点への打撃、グラウンド状態での顔面への踏み付ける・蹴り上げる等の行為、頭突き、掌による打撃、リング外に落とす行為等。なお、グローブ無しでのパンチ、サポーター無しでの肘・膝による攻撃は認められる。(但し女子は肘・膝による打撃、グラウンドでの全ての打撃が禁止されている)
<チケット情報> 前売り3500円、当日4000円(オールスタンディング) ローソンチケットにて発売中(Lコード34913)
<お問い合わせ> パルテノンプロモーション 03-5312-7522(格闘技部門) DICE 03-3478-3678(アーティスト部門)
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