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ネットラジオ局eYada、突然の閉鎖。格闘技トーク番組も惜しまれつつ終了

▼UFCの以前のオーナー、ボブ・メロウィッツ氏が、自身の運営するインターネットラジオ局eYada(イーヤダ)を閉鎖することを9日(月)発表した。これにともない同局で約1年9ケ月続いた格闘技トーク番組「ノー・ホールズ・バード」も終了することとなった。

 この番組は格闘技ジャーナリスト・エディ・ゴールドマン氏がホストを務め、MMA(総合格闘技)、レスリング、ボクシングの最新情報を週5日・毎日約2時間伝えていた。選手も頻繁にゲストに呼ばれ、情報のフレッシュさ、豊富さでは群を抜いており、時には取材先の日本からも中継したこともあった。米国ではエンターテイメントの本場・ラスベガスのあるネバダ州のアスレチックコミッションがMMAを認知する動きを見せ、MMAが普及し始めていた矢先のことだけに、番組の終了が惜しまれるところだ。

 eYadaは格闘技に限らず各種エンターテイメント分野のトーク番組を配信していたが、広告収入の少なさやネットラジオの普及の停滞が閉鎖の主な理由のようで、米国のドットコムビジネスの困難さも伺い知れる事件と言えそうだ。最終回は6日(金)の放送分で、ゲストはティト・オーティスとパット・ミレティッチだった。英語圏の格闘技ファンの間では、選手の生の声を聞けるこの貴重な番組の突然の終了に波紋が大きく、多くの格闘技ニュースウェブサイトもこの出来事を大きく取り扱っている。なおゴールドマン氏は今後もフリーのライターとして総合格闘技の普及にいそしむという。(井原芳徳)

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