[AX] 6.26 後楽園 (レポ＆写真)：久保田、海外強豪と腕十字合戦の末…

女子総合格闘技AX "Vol.4" 2002年6月26日(水)　東京・後楽園ホール

　レポート＆写真：井原芳徳

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メインイベント　AX公式ルール　70kg契約　5分3R
×久保田有希（荒武者総合格闘術）
○アンジェラ・レスタッド（アメリカ／PBBAマーシャルアーツ）
1R 2'18" 腕ひしぎ十字固め

　星野育蒔の負傷欠場で急遽メインの重責を担った久保田。対するレスタッドはマット・ヒューム率いるAMCパンクレイションで2年間練習を積んできた実力者だ。
　久保田は首投げでテイクダウンに成功するが、レスタッドに下から腕十字を狙われる。久保田は外してサイド、マウントと移行し、腕十字を狙う。だが、レスタッドも外して久保田のバックに周りこむ。さらに久保田が逃げようとしたところを、レスタッドは再び腕十字。今度は見事極まり、久保田は悲鳴を上げてタップアウト。久保田は涙を流しながらリングを降りた。

第5試合　AX公式ルール　55kg契約　5分3R
○ジェット・イズミ（Jネットワーク・アクティブJ）
×ベッタ・ヨン（アメリカ／HMC）
2R 2'55" KO（左`ハイキック）

　ジェットがレスリングと柔術仕込みの寝技、キック仕込みの膝蹴りで奮闘。ヨンの腕十字をきっちり外してサイドポジションをキープするなど、特に寝技の成長が著しい。最後は豪快なハイでノックアウト勝ちし、喜びのあまり涙を流していた。

第4試合　AX公式ルール　57kg契約　5分2R
○エリカ・モントーヤ（アメリカ／ネクストジェネレーション）
×桜井亜矢（米里倶人満）
2R 2'55" 腕ひしぎ十字固め

　女子プロレス団体GAEA JAPANで活躍を期待されながら、志半ばで挫折した桜井の参戦ということで、リングサイドには多数のカメラマンが陣取る。セコンドには星野育蒔もつく。だが、相手のモントーヤは柔術紫帯で、アメリカで既に総合を数戦経験している実力者。打撃戦をかいくぐってテイクダウンすると、すぐにサイドをキープして、マウントのまま三角絞めの体勢に。桜井は腕をはさみ入れ、かろうじて防御する。なんとか脱出に成功したが、すぐにモントーヤの腕十字に捕まった。

第3試合　AX公式ルール　54kg契約　5分2R
（角田が初参戦のため、寝技30秒ルールを適用）
×岡　裕美（フリー）
○角田紀子（フリー／元シュートボクシング王者）
判定0-3

　スタンドでハイレベルで激しいパンチ合戦が繰り広げられる。グラウンドでも角田が総合初戦とは思えないほどの対応力を見せ、上腕チョークやギロチンでチャンスをつかむ場面もあった。岡も辻結花直伝のタックルを見せ、カウンターパンチを当てる場面もあったが、ポイントを逆転するには至らなかった。

第2試合　AX公式ルール　80kg契約　5分2R
（体重差があるため、寝技30秒ルールを適用）
○ドレイク森松（フリー）
×加藤悦子（湘南格闘クラブ）
2R 2'58" 逆片エビ固め

　森松が79.8kg、加藤が63.9kg。体重のある森松が加藤を度々テイクダウンし試合を優位に進める。試合終了間際、3月のスマックガールの中嶋智希戦でも見せた逆片エビ固めを極め、プロレスラー魂を見せつけた。

第1試合 　AXストライキングルール　57kg契約　2分3R
（肘なしのキックボクシングルール。投げや関節技が禁止）
○藤城生美（クロスポイント）
×高橋景子（湘南格闘クラブ）
判定3-0 (30-28,30-28,30-27.5)

※次回大会は7月26日・後楽園ホールで開催。今回中止となった星野育蒔 vs. ウィンディ智美が行なわれる。日本人選手だけの出場を予定しており、藤井恵がグラップリングルールで試合をする。詳細は後日発表。

Last Update : 07/23