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[プロ柔術GI] 5.1 前夜祭 (レポ&写真):荒牧が若林次郎に勝利

IF-PROJECT "前夜祭 GI zero"
2002年5月1日(水) 東京・北沢タウンホール
認可:日本ブラジリアン柔術連盟

レポート:井原芳徳
写真:飯島美奈子(4〜6試合)
   井原芳徳(1〜3試合)

【翌日GI um出場選手の公開計量と記者会見】
【GI um レポート&写真】

第6試合 紫帯チャレンジマッチ
 68キロ契約 7分1本勝負
○荒牧誠(パレストラ東京/紫帯)
×若林次郎(SKアブソリュート/青帯)
ポイント2-0

 荒牧は昨年カンペオナート青帯ペナ級優勝の22歳。会場からは愛称の「ジャケ!」という声援が飛ぶ。荒牧は開始早々引き込むと、リバーサルでアドバンテージを獲得し、さらにテイクダウンで2ポイント、バックポジションでアドバンテージを獲得する。若林もスイープ、ハーフガードでアドバンテージを獲得するが、なかなかポイントを奪うには至らない。しばらく荒牧が下、若林が上の体勢で膠着するが、細かい攻防からは緊張感が伝わる。終盤若林がパスガードを狙うが、アドバンテージにとどまる。荒牧が2点を守りきり、柔術ルールながらサンボの強豪から勝ち星を奪った。

◆荒牧のコメント「とにかく前半でポイントを取りたかった。後半はバテてしまった。試合が決まってから1ヶ月間、バイトを休んで練習に専念していました。コンディションは万全だったけど、こういう場所だと雰囲気が違うせいもあって、練習の半分しか出せなかったです。」

第5試合 紫帯チャレンジマッチ
 レーヴィ級 7分1本勝負
○杉江"アマゾン"大輔(ALIVE/紫帯)
×山内康悦(AXIS柔術アカデミー/青帯)
ポイント3-0

 岩渕の欠場で急きょ出場となった杉江だったが、切れのいい動きを見せアドバンテージを着々と稼ぐ。終盤にはパスガードで3ポイントを獲得した。前に試合をした杉江の師匠の鈴木が「シューターだろ。スイープさせてもいいから一本取りに行け!」と指示したが、結局そのまま試合終了。

第4試合 マスター紫帯 ペナ級 7分1本勝負
×渡辺 隆(パレストラ東京)
○鈴木陽一(ALIVE)
ポイント0-17

 渡辺は41歳。鈴木は36歳。渡辺が美空ひばりの「柔」で入場すれば、鈴木はタイガーマスクのテーマで入場し、オシャレなGIの会場が一転「昭和」のムードに変わる。
 「シャチョー」という声援に押されるように試合では鈴木が渡辺を圧倒。パスガード、リバーサル、ニーオンザベリーでポイントを獲得するたびに「ヤー!」「シュッ!」と掛け声を上げる鈴木の姿がコミカルだった。

第3試合 紫帯チャレンジマッチ
 ガロ級 7分1本勝負
×泊 憲史(パレストラ東京/紫帯)
○ジョンカルロス・倉岡(AXIS/青帯)
ポイント0-4

 倉岡がスピーディで確実なリバーサルを2度成功させ完勝。青帯の倉岡が紫帯の泊にチャレンジするマッチメイクだったが、帯色が逆では?とさえ思うほどの内容だった。

第2試合 紫帯チャレンジマッチ
 プルーマ級 7分1本勝負
○大賀幹夫(ねわざワールド&パレストラ東京/紫帯)
×澤田石 和城(K'zファクトリー/青帯)
ポイント2-0

 大賀がリバース2回でポイント獲得。澤田石も襟絞めとパスガードでアドバンテージを3点獲得したが、ポイントを奪うことはできず敗れた。

第1試合 紫帯レーヴィ級 7分1本勝負
×田中昭弘(グラップル・レボリューション)
○山本大気(ストライプル)
アドバンテージ1-1(同点だが田中がマイナスアドバンテージで失点していたため)

 38歳の田中、20歳の山本の対戦。序盤田中がインサイドガードで攻めきれずマイナスアドバンテージを得てしまう。残り30秒にパスガードのアドバンテージを獲得。一度は田中の勝利が宣告されたが、アドバンテージは1-1で、なおかつマイナスアドバンテージで失点していた田中が負けの扱いに変更された。

(左:浜島邦明・IF-PROJECT代表が開会の挨拶 右:会場全景。正面に得点が表示され経過がわかりやすかった)

Last Update : 05/21

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