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[総合] ヒクソン・グレイシー、写真集発表会見で次戦に言及

▼ヒクソン・グレイシーの写真集「21st CENTURY WARRIOR'S SPIRIT」(ブックマン社/撮影・山内順仁/本体9524円+税)が4月26日発売される。これに先だってヒクソンが来日し、18日に都内で発表記者会見を行なった。
 出版社から写真集のオファーを受けたヒクソンは、昨年2月に亡くなった長男のホクソンさんに捧げるために、自らプロデュースすることを決意。自宅プールでの水泳、マリブビーチでのサーフィン、次男のクローン君との柔術、標高2800メートルの山ごもりなど、マシーンを一切使わない肉体トレーニングの模様が一冊におさめられている。42歳とは思えない鍛え上げられた肉体に、カメラマンの山内氏は「カメラを持つ手が震えた」といい、その迫力が一枚一枚の写真からも伝わってくる。
 撮影はニューヨークで同時多発テロ事件の発生した9月11日から約1週間行なわれ、ヒクソンの希望でビデオ撮影もされた。その映像は写真集付録のDVD(約45分)におさめられている。7月末には初の自伝の発売も予定されている。(井原芳徳)

<質疑応答の主な内容>

−−写真集を通してファンに何を訴えたいか?
ヒクソン「人生で難題と対峙した時に、心の奥のパワーをどのように引き出し解決するか。そのヒントを写真集の中から読み取ってほしいと思う」

−−写真集の中で一番のお気に入りの写真は?
ヒクソン「偶然にも出版社の人がパネル用に用意してくれた写真が、私のお気に入りの写真だったんだ。舞台の左のパネルの写真がそれだよ。私は試合前に儀式としてたき火をずっと見つめるんだ。そうすればどんな敵にも勝てる気持ちになれるんだよ」

−−『年内に1度、日本で戦う』と語ったと一部で報道されたが、相手は誰か?
ヒクソン「まだ何も決めていない。バーリ・トゥードを戦うための準備はいつもできているが、相手は誰になるかはわからない」

−−『PRIDEが、バルセロナ五輪柔道78kg級金メダリストの吉田秀彦を獲得に乗り出す』と一部で報道されたが、吉田戦に興味はあるか?
ヒクソン「金メダリストとはすごいことだ。だけどバーリ・トゥードを戦うには柔道とは別の技術が必要だ。もし彼がバーリ・トゥードの経験を積んで、素晴らしい選手になったら対戦したい。つまり、金メダリストだから興味があるという考えではない。」

−−あと何年・何試合戦うつもりか?
ヒクソン「年齢のことも引退のことも考えていない。体が日頃の練習についてこなくなれば考えるだろうが、今はまだ戦えると信じている」

−−『21世紀のヒクソン』と呼ばれるアントニオ・ノゲイラについて知っているか? もし知っていれば、対戦してみたいという気持ちはあるか?
ヒクソン「もちろん知ってるよ。彼が柔術以外の選手と戦うときはいつも応援している。ただ彼は体が大きいがテクニックに欠けている。勝ち負けの世界なので私が勝つか負けるかはわからない。だが、私にも勝つチャンスは十分にあると思う」

−−これまで対戦相手の候補に桜庭和志、小川直也、長州力の名が上がったが、彼らについては今でも戦いたいと思うか?
ヒクソン「戦いたい相手はこれといっていない。負けるかもしれないが、誰と戦うとしても恐いとは思わない。戦いの中でミスをしなければ100%勝てると自負している」

−−次の試合は日本か? 出場を希望する団体・プロモーターは?
ヒクソン「日本になるだろう。アメリカでも大きな大会が開催される模様だが、まだ確定していない。日本が最大のバーリ・トゥードの市場だ。どの団体でも構わない」

−−サッカーのワールドカップのブラジル代表チームの応援のために来日するつもりはあるか?
ヒクソン「チャンスがあればね(笑)」◆◆◆

Last Update : 04/19

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