[プレミアムチャレンジ] 5.6 ベイNK (全カード):近藤の相手は百瀬に
PREMIUM CHALLENGE 2002年5月6日(月・振替休日)千葉・東京ベイNKホール
▼(4/16 up)全カードが発表された。パンクラスのエース・近藤有己は、禅道会の百瀬善規を迎え撃つ。百瀬は柔道95・96全国インターハイ5位の強豪で、パンクラス3月後楽園大会で美濃輪と引き分けている。波に乗っている近藤といえども、今回ばかりは厳しい戦いとなることが予想される。13日のカード発表記者会見に出席した百瀬は「チャレンジャーなので今回は思いっきりやりたい」と抱負を語った。石井大輔は、日本ミドル級A級プロボクサーの富士大輔と対戦する。富士は25歳で、現在U-FILE CAMPに所属している。石井は「ヒジや四点ヒザとか(使用可能な打撃技を)全部使って勝ちにいきたい」と語っており、激しい打撃戦が期待できそうだ。 リングスネットワークからはイリューヒン・ミーシャとクリストファー・ヘイズマンが参戦し、ミーシャは藤井克久と、ヘイズマンは小澤幸康と対戦する。藤井はパンクラス、リングス等を又にかけ活躍している選手。小澤はサンボの強豪で、全日本選手権-90kg級優勝・ハルランピエフ記念国際大会5位の実績を誇る。総合ルールでは昨年8月のクラブファイトで石井大輔と対戦し、パンチの連打を浴びTKO負けしている。 他のカードとチケットの情報は以下のとおり。
パルテノン "PREMIUM CHALLENGE" 2001年5月6日(月・振替休日) 開場・15:00 開始・16:00 千葉・東京ベイNKホール(JR京葉線「舞浜」よりバスまたはモノレール)
<プレミアムマッチ> (上の選手がガーディアン、下の選手がエクスプローラー)
第4試合 スタンダードルール10分1R 近藤 有己(パンクラスism) 百瀬 善規(禅道会)
第3試合 F&Gルール10分1R イリューヒン・ミーシャ(リングス・ロシア) 藤井 克久(スタンド)
第2試合 スタンダードルール10分1R 石井 大輔(パンクラスism) 富士 大輔(U-FILE CAMP)
第1試合 F&Gルール10分1R クリストファー・ヘイズマン(リングス・オーストラリア) 小澤 幸康(チームKAZE)
<チャレンジマッチ> (上の選手がガーディアン、下の選手がエクスプローラー)
第5試合 スタンダードルール10分1R 矢野 卓見(烏合会) 所 英男(チームPOD)
第4試合 スタンダードルール10分1R 今泉 堅太郎(SKアブソリュート) ラサール☆おさみ(烏合会)
第3試合 スタンダードルール10分1R 今成 正和(チームROKEN) 岩間 徳三郎(禅道会)
第2試合 スタンダードルール10分1R 芹沢 健一(RJW/CENTRAL) 佐藤 伸哉(P's LAB東京)
第1試合 スタンダードルール10分1R 港 太郎(チームK.I.B.A.) 熊谷 真尚(禅道会)
<プレマッチ>(エクスプローラー同士の対戦)
第4試合 スタンダードルール10分1R 加藤 泰貴(ロデオスタイル) 割田 佳充(チームPOD)
第3試合 スタンダードルール10分1R 佐々木 恭介(U-FILE CAMP) 森 素道(SKアブソリュート)
第2試合 スタンダードルール10分1R 出口 直樹(ストライプル) 渡邊 将広(フリー)
第1試合 スタンダードルール10分1R 小池秀信(フリー) 野沢洋之(フリー)
■ 券種 ガーディアンプレミアムシート・・・30,000円 エクスプローラープレミアムシート・・・30,000円 G-RS席・・・15,000円 E-RS席・・・15,000円 G-SS席・・・12,000円 E-SS席・・・12,000円 G-S席 ・・・10,000円 E-S席 ・・・10,000円 G-A席 ・・・ 7,000円 E-A席 ・・・ 7,000円 G-B席 ・・・ 5,000円 E-B席 ・・・ 5,000円 ※プレミアムシートはパルテノンのみの販売 ※ガーディアン側は席種の先頭に【G】、エクスプロ一ラー側は席種の先頭に【E】の表記がされています。チケットをご注文の際はGまたはE、いずれかの応援席かをご指定の上、ご購入下さい。
■ チケット取扱所 パルテノン 03-5312-7522(13:00〜19:00受付) チケットぴあ 03-5237-9999 ローソンチケット 03-3569-9900 ワールドパンクラスクリエイト 03-5792-0815
■ 大会に関するお問い合わせ パルテノン 03-5312-7522
秋山賢治、5.6 NK大会は出場せず
▼(4/6 up)近藤有己の対戦相手に計画されていた秋山賢治(禅道会)が、怪我のため出場を見合わせることになった。全カードは近日中に発表される。 また3月17日の公開テストマッチの結果、ルールのポイント設定が若干変更された。
| 前ルール | 現ルール |
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スロー | 1点 | 2点 |
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ロック | 1点 | 加算なし |
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ホールド | 4点 | 4点 |
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ダウン | 4点 | 4点 |
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5.6 NK大会向け、実戦形式でルールをテスト
▼(3/18 up)プレミアムルールの公開テストマッチが17日・新宿のスポーツ会館で行われた。ルールの微調整とレフェリーのルールへの適応が主な目的。所英男、吉信、鶴巻伸洋らが出場し、スタンダードルール4試合、F&Gルール3試合がテストされた。公式戦ではないので、スタンダードルールでは肘打ち、膝蹴りが禁止され、ヘッドギアを着用するなど安全面に配慮されたが、実戦さながらの積極的な攻防が繰り広げられ、全試合が一本決着で終わった。 ルールの大きな特徴はポイント制。ダウン、スロー(投げ)、ロック(絞め技・極め技が形に入った状態)などでポイントが積み重ねられる。用語の違いに少々の戸惑いがあったようだが、ポイント制自体はアマチュアで定着しているので、選手もレフェリーもすぐに慣れることができた。実際の大会ではレフェリーがインカムマイクを付けてポイントをコールし、観客にわかりやすく伝えるよう配慮される。 大会を主催するパルテノンの趙顯夫社長は、「実際に試してみて面白いルールだと確認できた。レフェリーと相談して若干改正するが、大きな変更はしない。」と語り、大会に向け自信を持った様子だった。
出場選手とカードは今月末までには発表される模様。この日出場した中では、スタンダードとF&G両方のルールで1試合ずつ戦い、どちらも腕十字で一本勝ちをおさめた所、スタンダードルールでネックロックで勝利した鶴巻、F&Gルールで威力のあるローキックを連打していたパワーオブドリーム(POD)の割田佳充らが実力を発揮したため、5月大会に出場する可能性が高いようだ。 また、大会のテレビ中継は未定だが、ビデオ・DVDの解説をリングス代表の前田日明氏が務めることも明らかになった。趙社長は「今日プレミアムルールを試してみて、初期のリングスルールに似ていることを発見した。リングスの先見性を再確認した」とも話していた。プレミアムルールを前田氏がどう評価するか楽しみである。(井原芳徳)
▼(2/28 up)クラブファイト、タイタンファイトを手掛けてきた株式会社パルテノンが、新たに「プレミアムチャレンジ」という総合格闘技大会をスタートする。パンクラス、WKネットワーク、リングスネットワーク等から選手が出場する。パンクラスからは近藤有己と石井大輔の出場が決定している(写真)。
大会の最大の特徴は「プレミアム」という独自の基準を設定していること。ファンがプロ選手に抱くスター性、説得力、期待感などをプレミアムという言葉に結集。そのプレミアムを保持する「ガーディアン(守護者)」に対し、「エクスプローラー(探求者)」と呼ばれる各団体の成長株の選手が挑戦する。近藤と石井はガーディアンとして戦う。 試合は10分一本勝負。ダウン、絞め技、極め技、投げ等でポイントが加算され、KO、TKO、ギブアップ、ポイントアウト(一方の選手が8ポイント累積した場合)などで決着する。3分の延長が終わってもポイントに差がない場合、観客の代表者が判定する。 ルールは2種類あり、パッド着用での肘打ち・膝蹴りが認められる「スタンダード」と、グローブを着用せず、顔面パンチ・肘打ち・膝蹴りが禁止の「F&G(フルコンタクト&グラップル)ルール」がある。試合場はリングを使用する。
また「闘うのは選手だけじゃない」というテーマも掲げ、観客席をガーディアンとエクスプローラーの各チームの応援席に分ける。全試合が終わった時点でチーム全体の獲得ポイントが高かった方を「勝利チーム」とする(ポイント差がつかず秒殺で決着した場合を考慮し、勝ち星をあげた選手には勝った時点でポイントが加算される)。勝利チームを応援した人たちにはプレゼントが贈呈される。 入場チケットは「闘票券」と呼ばれ、どちらの応援席に座るかをチケット購入時に決定する。そのためチケット販売開始は、全試合(8〜10試合予定)が発表される3月下旬から4月上旬にかけてとなる。公式ウェブサイト(準備中)では勝利チームの予想データを公開する。
出場する近藤は「戦い方は普段と変わらないけど、できるだけたくさんポイントを取って最後は一本勝ちしたい。(肘打ちは)駆使したい。危険だけど楽しみです」、石井は「殴り合いに応じてくれる人に挑戦してもらいたい。ノックアウトを狙います」と意気込みを語っていた。
次回以降の大会は9月、来年1月の開催を予定。「格闘技ファンド」というシステムも作る予定で、詳細は後日発表される。 主催者はプレミアムチャレンジの出場選手を募集している。お問い合わせは株式会社パルテノン(Tel. 03-5312-7522)まで。(井原芳徳)
Last Update : 04/16
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