[AX] 星野育蒔、ついに敗れる/12.26 六本木大会
女子総合格闘技AX旗揚げ第2戦 We Want To Shine〜輝きたいの〜 2001年12月26日(水) 東京・六本木ルミエル・ドゥースCCCホール 開場:18:30 開始:17:00
レポート:石動龍 写真:井原芳徳
第1試合 AXプロフェッショナルルール 5分3R ×張替美佳(フリー)156cm,61kg ○尾上佳子(禅道会)169cm,58kg 2R 2'05" 腕ひしぎ十字固め ストレートを多数ヒットさせグラウンドでも上を取り続けた尾上が、最後はマウントからの腕十字でタップを奪った。
第2試合 AXプロフェッショナルルール 5分3R ○虎島尚子(RJW)163cm,62kg ×伊藤真子(禅道会)153cm,58kg 3R 2'37" ストレートアームバー
前回アマチュアルールでKO勝利を飾っている虎島がプロルールで登場。禅道会・伊藤との対戦は、白熱の打撃戦に。1Rこそ互角だったが、2Rに入ると虎島のリーチを生かした右ストレートが当たり出し、伊藤の鼻から激しい出血が見られる。3R伊藤は寝技勝負に作戦を切り替え、投げからの腕十字で決定的なチャンスを作るも極めきれない。スタンドでの再開後、今度は虎島が投げでテイクダウンし、けさ固めからのストレートアームバーをがっちり極めて一本勝ち。
虎島コメント 「本当は打撃でもっとガンガン行きたかったんですけど、踏み込みが甘かったのと大きいパンチを狙いすぎたことで、うまく行きませんでした。それが今後の課題だと思います。相手の打撃もいっぱいもらったけど、特に気にならなかったです。自分が打つことしか考えてなかったので。フィニッシュは気がついたらあの体勢になってたんで、やったー、と思って極めました。 (今後注目を浴びるのではないか?という問いに)(照れながら)いや〜、どうですかねぇ〜。特に戦ってみたい相手はいないですけど、強くなって、強い相手に勝ちたいです」
第3試合 AXプロフェッショナルルール 5分3R ○ジェット・イズミ(アクティブJ)153cm,55kg ×金子真理(禅道会)150cm,52kg 1R 1'25" KO
首相撲からのボディーへのヒザ蹴り連打で金子は悶絶。そのまま10カウントが数えられた。鮮烈なデビューを飾ったイズミの今後に注目したい。
ジェット・イズミ コメント 「リングに上がるのは久しぶりなんでそれだけでうれしいです。ヒザは作戦だったんですけど予想外にうまく決まりました。キックの戦績は、11戦3勝5敗3引き分け、ボクシングでは2戦1勝1敗です。キックの試合はあまりなくて、総合にも興味があったんでやってみたいと思っていました。今後はAXにこだわらず、SMACKGIRLでもキックでも機会があれば出たいと思います」
セミファイナル AXプロフェッショナルルール 5分3R ○しなしさとこ(Freely Chambers)149cm,45kg ×亜利弥’(J'd)160cm,55kg 1R 2'29" 腕ひしぎ十字固め
前大会、華麗なエキシビジョンで観客を魅了したサンボ界の実力者・しなし。身長で11センチ、体重で12キロという体格差を生かした亜利弥’のパンチに序盤こそ苦しめられるが、 2分過ぎに大内刈りでテイクダウンを奪うとあっという間に腕十字の態勢へ。そのままギブアップを奪った。
しなしコメント(リング上でのアピール含む) 「今回、シュートボクシングのシーザージムさんで練習させていただきました。土井さんをはじめ、ジムの方々、いつもお世話になっている阿部さん、(藤井)メグちゃん、北村さん、ありがとうございました。とてもいいコーチに恵まれ、いい環境で練習できて幸せです。セコンドの指示にしたがって、いつも通りやれば勝てると思ってました。今日は体重差は気にならなかったですけど、体が小さいので(149cm,45kg)55kgくらいまでの契約体重でないと厳しいかな、と思います。尊敬する土井さんの下でみっちり打撃をやってから、強い人と戦ってみたいです。サンボが本業なので、タイミングが合えばまた総合に出ようと思います。 今年いっぱいで仕事を辞めて格闘技に専念することにしたんで、スポンサー募集中です!もっともっと強くなって頑張りますので応援よろしくお願いします」
メインイベント AXプロフェッショナルルール 5分3R ×星野育蒔(米里倶人満[べりーぐっどまん])156cm,56kg ○辻 結花(総合格闘技・闇愚羅[あんぐら])157cm,53kg 3R 3'17" 腕ひしぎ十字固め
無敗街道を走ってきた星野に試練の一戦。辻の素早いタックルが次々と決まり、終始下のポジションを強いられる展開に。打撃に活路を見出したい星野だが、辻も一歩も引かない。1Rの腕十字は何とか脱出したものの、その後も攻められる展開が続く。2R に下からの腕十字で一度は決定的な場面を作ったが、チャンスらしいチャンスはそれだけで、3Rの辻の下からの腕十字で、ついにタップアウト。星野のファイトレコードに初めての黒星が記されると共に、女子総合界に新たなるヒロイン・辻が誕生した。
辻コメント 「試合は全然おぼえてないです〜。最後の腕十字はこれがラストチャンスだと思って思い切って行きました。本当に勝ちたかったですけど、まさか一本で勝てるとは思いませんでした。1Rに仕掛けた腕十字も極まってたと思います。自分が2Rに掛けられた腕十字も極まってたんですけど、セコンドの指示通りに動いてなんとか逃げることができました。自分はずっとレスリングをやってきて星野選手は柔道なので、掴むところがないのに慣れてるかどうかの違いが出たのかなあ、と思います。星野選手は打撃が強いって聞いてたんですけど、いつも男の子とばかり練習しているので受けてもそれほど驚きませんでした。(打ち合うつもりではなくて)打撃のフェイントからタックルに行く練習ばかりやってきたんで、打撃が当たってビックリしました。これからの課題はスタミナですね〜。5分3Rはしんどかったです。星野選手を倒して、今度は自分が追っかけられる立場になると思うんで負けないように頑張ろうと思います」
※星野はノーコメント
<プロフィール> 辻結花(ゆか) 1974年生まれ。レスリング歴8年。99ポーランドオープン優勝、'00スウェーデンカップ優勝など優れた実績を持ち、山本聖子とも何度も対戦経験があるレスリング界では名の通った選手だ。現在は京都府八幡市の修斗オフィシャルチーム総合格闘技・闇愚羅(あんぐら)で総合の練習を積んでいる。身長・体重が星野とほぼ同じということもあり、星野の真の実力が測られる絶好の相手といえよう。
※次回大会は未定。1月25日(金)開催予定だった大会は延期。
<大会に関するお問い合わせ> AX事務局 Tel. 03-5286-7921
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【過去大会記事】 AX旗揚げ戦 "We Do The Justice" 10月31日(水)東京・北沢タウンホール
Last Update : 01/02 19:46
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