[猪木ボンバイエ] 藤田欠場、石沢出場決定。小川の出場は流動的

INOKI BOM-BA-YE 2001 〜猪木軍 vs. K-1全面対抗戦〜
2001年12月31日（月）埼玉・さいたまスーパーアリーナ

▼12月14日、東京・六本木のディスコ、ヴェルファーレでのイベントに出席したアントニオ猪木プロデューサーが、「INOKI BOM-BA-YE 2001」の猪木軍の選手ラインナップについて語った。
　藤田和之がタイでの特訓中に右アキレス腱を断裂した問題については、「管理不行き届き」を理由に藤田のマネジャー役を務める猪木事務所・伊藤章生取締役に無期限の停職処分を下したことを発表した。伊藤取締役は藤田がタイに行ったことを知らず、猪木プロデューサーにも伝えていなかったという。この結果、藤田が大みそかの同大会および新日本プロレスの1月4日東京ドーム大会の両方を欠場することになった事態を重く見て、責任を取らせた格好だ。
　猪木プロデューサーは藤田について「PRIDEで思いも掛けずに勝利を重ねたせいで必要以上のストレスを自分で抱え込んで、内蔵系まで含めて弱ってきている。この機会に休養して、全部健康な状態に戻したほうがいい」と語っている。

　なお石沢常光からは「やらせてもらいます」という連絡が届いたといい、これにより石沢の「INOKI〜」出場が決定した。
　また小川直也に関しては「この時期俺がプレッシャーをかけたくない。本人の納得いくような形で出て欲しい」と語り、UFOの川村龍夫社長に一任しているという。

　一方のK-1軍も同日、K-1プロデューサーの石井和義・正道会館館長が自軍のラインナップを11人にまで絞り込んだことを明かしている。これまで正式発表されていたミルコ・クロコップ、サム・グレコ、レイ・セフォー、シリル・アビディの他に、ピーター・アーツ、マイク・ベルナルド、子安慎悟、モーリス・スミス、ボブ・サップ、エベンゼール・フォンテス・ブラガ、レネ・ローゼの名前が上がった。ピーター・アーツは先日のK-1 GP決勝戦で左足甲を負傷したが骨折には至っていなかったためゴーサインが出た格好だ。なおヤン・ノルキヤは23日のPRIDEに出場が決まったためラインナップから外れ、ジェロム・レ・バンナとマーク・ハントはK-1でのダメージが大きく不参加が決まった。

　猪木プロデューサーは「可能性としては7試合になるだろう」と語り、テレビで放映される以上それぞれのキャラクターも考慮したい意向も示している。最終的なラインナップおよび全対戦カードは、18日の記者会見で発表される。（井原芳徳）

▼アントニオ猪木氏がゼネラルプロデューサーを務める「イノキプロジェクト2002」が始動する。一つは猪木氏をモデルをしたアンドロイドが登場するアニメ映画の企画、もう一つは３次元の映像を駆使したプロレス中継の手法。どちらも来年から本格的な事業展開が行われる。（写真：自身をモデルをしたアンドロイドの絵を見せる猪木氏）

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Last Update : 12/17 03:43