[リングス] 前田辰也の対戦相手変更/12.21横浜
リングス "WORLD TITLE SERIES" 2001年12月21日・横浜文化体育館
▼(12/11掲載情報)前田辰也の対戦相手が変更となった。当初発表されていたシャウン・プライスがトレーニング中のケガにより欠場。代わって同じリングス・オーストラリアのステファン・ギリンダーに変更となる。
▼(12/2掲載情報)須藤元気と山本喧一の対戦が12月1日正式決定した。契約体重の-75kgをヤマケン側が承諾したことで正式決定となった格好だ。 なお出場予定だったヴォルク・ハンが体調不良のため欠場することも明らかになった。他にも前田辰也の相手が決まり、全8試合が揃った。
▼(11/29掲載情報)須藤元気と山本喧一の対戦の実現が濃厚となった。20日のヤマケンの対戦表明を受け、須藤と前田日明代表の記者会見が28日開かれた。須藤は「(ヤマケン戦は)通過点に過ぎないと思っているので、試合をするなら秒殺したい」「この階級(ライト級 -75kg契約)なら負ける気がしない。山本選手は名前も実績もある選手なので食い応えがある」と挑発的。「試合後に大きな事を発表します」とも語っており動向が注目される。
▼元リングス・ジャパンの山本喧一(パワーオブドリーム)が11月20日、都内にある所属事務所・パルテノンで会見を行い、リングス12.21横文大会への出場が正式決定したことを発表し、須藤元気との対戦をアピールした。 ヤマケンは8日、リングス宛に参戦の意志を伝えるFAXを送ったが、前田日明・リングス代表はヤマケンの脳の障害を指摘し参戦を一度は拒否した。しかし13日にリングス側がヤマケンに、脳医学の権威でボクシングのドクターチェックにも定評がある慈恵医大病院で検査を受けるようFAXにて提案した。ヤマケンは検査を受けた結果、当初から問題となっていた「透明中隔嚢胞(とうめいちゅうかくのうほう)」については認められたが、神経系的には異常が認められず、また試合に関しても問題無く出場は可能であると19日確認されたため、同日前田代表を含むリングス内の協議の結果、ヤマケンの参戦が決定した。(写真:診断書を手にしたヤマケン)
ヤマケンは「とりあえずホッとしている。リングスに関してはずっと不完全燃焼で残っていた。前田さんにはお礼を言いたい。前田さんの心意気に答えるためにも大暴れして、リングスを盛り上げる」と語り、対戦希望相手に須藤元気(ビバリーヒルズ柔術クラブ)を指名した。19日に須藤のリングス12月横文大会の出場が発表されたが、対戦候補にはロシア、イギリス、リトアニアからの初来日選手3人が上げられていた。それをリングス公式サイトで見たヤマケンは「わざわざ外国から選手を呼ばなくても、日本に俺がいるじゃないか。須藤選手となら十分に見応えのある面白い試合が出来る」と対戦を名乗り出た。現時点では両者の対決は未決定だが、仮に須藤以外の相手になってもヤマケンは「前に進むのに必要な相手なら誰でもOK」と語っている。また対戦をアピールしてる滑川康仁に関しては「9月のJTCの大会で直接話した。今、下の方でチョロチョロ戦うんじゃなく、お互い何らかのベルトを取って、上の方の選手になったときにやるほうが意義があると滑川には言った。でもいずれはやるべき相手だと思う」と語った。
また同日シュートボクシング後楽園ホール大会が開催され、前田辰也がシュートボクセのオズマール・ディアスに勝利。リングサイドで観戦していた前田日明代表がリングに上り、前田辰也のリングス出場を即決した。(井原芳徳)
▼9月にアメリカから帰国したばかりの高阪剛が、リングス12.21横浜文化体育館大会に出場し、“ロシアの破壊神”ヴォルク・アターエフと対戦することが決まった。ヴォルク・ハンの愛弟子・アターエフは豪快なパンチ力が持ち味で、6月の初来日以来2戦連続KO勝ちをおさめており、TKにとっても苦戦が予想される。アターエフの相手は当初レナート・ババルが予定されていたため、アターエフは「残念だ。8月の(エメリヤーエンコ・)ヒョードルとの闘いを見て、僕は勝てると思っているし、また来年2月にでも対戦できることを楽しみにしているよ」と語っているが、TKについても「KO勝利を狙う」と強気な発言をしている。また師匠のヴォルク・ハンの出場も決定している。相手は未定。
リングス "WORLD TITLE SERIES" 2001年12月21日・横浜文化体育館 開場18:00 / 開始19:00
<全カード> 第1試合 ユニバーサルバウト ミドル級 門馬秀貴(A3-Gym) 佐々木恭介(U-FILE CAMP)
第2試合 ユニバーサルバウト ライト級 小谷直之(RODEO STYLE) 飯田崇人(A3)
第3試合 ライト級オフィシャルマッチ 前田辰也(シュートボクシング寝屋川ジム/SBライト級王者) ステファン・ギリンダー(リングス・オーストラリア)
第4試合 ライト級オフィシャルマッチ 山本喧一(パワーオブドリーム) 須藤元気(ビバリーヒルズ柔術クラブ)
第5試合 アブソリュート級王座決定トーナメント準決勝戦 リー・ハスデル(リングス・イギリス) エメリヤーエンコ・ヒョードル(リングス・ロシア)
第6試合 アブソリュート級王座決定トーナメント準決勝戦 クリストファー・ヘイズマン(リングス・オーストラリア) エギリウス・ヴァラビーチェス(リングス・リトアニア)
セミファイナル ヘビー級オフィシャルマッチ 高阪 剛(リングス・ジャパン) ヴォルク・アターエフ (リングス・ロシア)
メインイベント ヘビー級オフィシャルマッチ 金原弘光選手デビュー10周年記念試合 金原弘光(リングス・ジャパン) ポール・カフーン(リングス・オランダ)
<初出場選手の公式プロフィール>
ステファン・ギリンダー(Stephen Gillinder) リングス・オーストラリア所属 1975年12月23日生 オーストラリア・クイーンズランド出身 168cm/60kg オーストラリアにて現役の警察官。テコンドー(黒帯)、ムエタイをベースとする選手。 現地ではリングス・アマチュア大会にてサブミッションでの勝利を収めたり、オーストラリア大会の本戦にも出場している。また、今年の6月にはノールールの大会にてT.K.O勝利も収めている。打撃主体の選手だけにSB王者との壮絶な撃ち合いを期待したい。
ポール・カフーン(PAUL CAHOON)“オランダの破壊王” リングス・オランダ所属 1977年2月15日生 イギリス・リバプール出身 176cm/90kg 今年6月10日に行われたリングス・オランダ大会で、ヨープ・カステルと対戦。30kgの体重差を物ともせず、パンチのみでカステルをノックアウト。カステルの顎を骨折させ、引退の危機にまで追い込んだ張本人。イギリスレスリングチャンピオン。さらにボクシングでは3戦3勝(3KO)を収めているハードパンチャー。
飯田 崇人(いいだ・たかひと) A3ジム所属 1980年10月30日生 長崎県出身 171cm/75kg 11月25日(日)に行なわれた「第2回KoKリミテッド」70kg級にて準優勝。現在までの格闘技歴はA3にて総合3年。アマチュア修斗10戦5勝5敗。 今回のアマチュア大会においても、特にアブレッシブな戦いと鋭い打撃には光るものがあった。まだ21才という若さもあり、これから期待のできる選手。小谷選手の良きライバルとなる存在になってもらいたい。 【主な成績】・2000年アマチュア修斗東日本選手権準優勝
<入場料金> ロイヤルリングサイド \20,000 アリーナリングサイド \15,000 リングサイド \10,000 SS(1Fひな壇) \ 7,000 スタンドS \ 7,000 スタンドA \ 5,000 スタンドB \ 3,000
<券売所> 各種有名プレイガイド等にて。デジシートでも販売 http://www.digiseat.net/rings/
Last Update : 12/11 16:49
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