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リングスもUWF回帰? ロープエスケープを復活

▼リングス「WORLD TITLE SERIES」10月20日(土)代々木大会より、リングスルールが変更されることとなった。UWF時代から旧リングスルールまででお馴染みのロープエスケープとロストポイントが復活し、ダウンを含めマイナス3ポイントでポイントアウト負けとなる。この変更は8月12日のリングスネットワーク会議でのネットワーク参加各国から出された意見を受け、9月上旬にリングス公式ウェブサイトでファンから意見を募集し、最終的に決定したもの。ファンや関係者の一部から「時代に逆行している」と反対意見もあるが、主催者は「旧リングスルールとKOKルールを融合させた、“世界一過酷なルール”を行っていきます」と謳っており、試合内容にどのように反映されるかが見物となる。

 また、今大会から若手選手の登竜門として「ユニバーサルバウト」を開始する。ユニバーサルバウトの意味は「全てのアマチュア選手が試合を行える場」とのことで、日本人の有望選手の発掘をテーマにしている。さっそくアマチュアコンテンダーズヘビー級優勝などの実績を持つ折橋謙(パワーオブドリーム)、第1回JTC(全日本総合格闘技オープントーナメント)優勝&MVPの磯野元 (和術慧舟會東京本部所属) が出場。リングスは今後、流派や所属団体・ジムを問わずに、アマチュア大会上位入賞者をリングに上げていくという。
 他にもワンマッチに出場する金原弘光、緒形健一の対戦相手も決定している。

WORLD TITLE SERIES
2001年10月20日(土)東京・国立代々木競技場第2体育館
開場 17:00 / 開始 18:00

第1試合 ユニバーサルバウト ミドル級 5分2R
松田 恵理也 (U-FILE Camp)
磯野 元 (和術慧舟會東京本部所属)

第2試合 ユニバーサルバウト ヘビー級 5分2R
横井 宏考(リングス・ジャパン)
折橋 謙(パワーオブドリーム)

第3試合 アブソリュート級トーナメント一回戦 5分3R
リー・ハスデル (リングス・イギリス)
ゲオルギー・トンコフ(リングス・ブルガリア)

第4試合 アブソリュート級トーナメント一回戦 5分3R
クリストファー・ヘイズマン (リングス・オーストラリア)
グロム・コバ(リングス・グルジア)

第5試合 オフィシャルルール ライト級 5分3R
緒形健一(シーザージム)
カーティス・ブリガム(カナダ)

第6試合 アブソリュート級トーナメント一回戦 5分3R
柳沢龍志(チーム・ドラゴン)
エメリヤー・エンコ・ヒョードル (リングス・ロシア)

第7試合 アブソリュート級トーナメント一回戦 5分3R
エギリウス・ヴァラビーチェス(リングス・リトアニア)
滑川康仁(リングス・ジャパン)

第8試合 オフィシャルルール ミドル級 5分3R
金原弘光(リングス・ジャパン)
ケリー・ジェイコブ(リングス・オーストラリア)

<初出場選手公式プロフィール>
ケリー・ジェイコブ Kerry Jacobs <リングス・オーストラリア所属>
1973年11月24日生 ニュージーランド出身 178cm・89kg
 リングス・オーストラリア代表クリストファー・ヘイズマンのもとで3年半厳しいトレーニングを積んだミドル級ファイター。今回はヘイズマンからの強い推薦で初来日が決定した。オーストラリアで行われたアマチュアリングス大会85kg級では、2大会連続優勝を果たし、プロ公式戦では7戦6勝1敗の成績を残している。得意技はヘイズマン譲りのアームロック。
【クリストファー・ヘイズマンからのコメント】
「ケリーは私のもとで、3年半の厳しいトレーニングに耐え抜いた。私が自信を持って、日本に送る選手だ。彼はリングスの試合だけでなく多くの大会で好成績を上げている。特にグラウンドテクニックが素晴らしい。カネハラに忠告する。彼のグラウンドテクニックには気をつけろ!」

カーティス・ブリガム Curtis Brigham
1981年8月18日生 カナダ出身 175cm・70kg
リングスUSA大会に出場経験あり。ブリガムは今カナダで最高の柔術家の一人と呼ばれている。柔術家らしい粘り強い戦い方を得意とする。エクストリームチャレンジでは常連選手で、“世界MMAランク10位(85kg未満)”のジョー・ドークセンのもとトレーニングをしている。
【カーティス・ブリガムからのコメント】
「日本でリングスルールをするのが今から楽しみだ。私の柔術テクニックで緒形から一本取り、また日本で試合をしたい。」

折橋 謙 <パワーオブドリーム所属>
1981年3月10日生 福島県出身 176cm 100kg
 グラップリングをベースにアマチュア大会で優勝を残しており、第2回タイタンファイトでは準優勝を果たしている。リングス初参戦について「負けることを考えて試合をする人はいないと思う。勝つことにこだわりたいです。」とコメントしている。
【主な成績】・正道フリースタイル柔術無差別級優勝 ・アマチュアコンテンダーズヘビー級優勝 ・第2回 タイタンファイト準優勝

松田 恵理也 <U−FILE CAMP所属>
1977年5月11日生 沖縄県出身 174cm 82kg
 田村潔司氏率いるU-FILE CAMP所属選手。地元沖縄では空手に熱中し全沖縄空手道選手権で準優勝を果たしている。アマチュアリングスでは、得意の打撃で相手を失神KOさせている。リングス初参戦について「リングスファンを驚かせるような試合をしたいと思います。」とコメントしている。
【主な成績】・第7回アマチュアリングス大会準優勝 ・96年全沖縄空手道選手権準優勝 ・DEEP2001 フューチャーファイト勝利

磯野 元 <和術慧舟會東京本部所属>
1973年8月31日生 神奈川出身 173cm 83kg
 先日行われた「第1回JTC(全日本総合格闘技オープントーナメント)」において、見事優勝を果たした実力者。さらに同大会のMVPにも輝く。また、「第2回PRE-PRIDE」大会では準優勝をしている。「自分自身楽しみながら試合をしたいと思います。」とコメントしている。


《オフィシャルルール》※抜粋
・試合時間 :5分×3ラウンド (インターバル1分)
・勝敗の決定:タップアウト(TO)/ノックアウト(KO)/テクニカルノックアウト(TKO)/ポイントアウト(PO)/ファウルによる失格/判定
・ポイント制 :マイナス3ポイントでポイントアウト負け
・ロープエスケープ=マイナス1P
・ダウン=マイナス1P
・ダウンカウント:有り(10カウント)
※3ラウンド終了後に勝敗が決しない場合は、
 1.「ロストポイントの集計」2.「ジャッジによる判定」の順で判定を行う。
※ジャッジによる判定はドロー判定あり(トーナメント戦のみマストシステム採用)。反則技と有効技については現行ルールと同じ。

《ユニバーサルバウトルール》※抜粋
・試合時間 :5分×2ラウンド (インターバル1分)
・勝敗の決定:タップアウト(TO)/ノックアウト(KO)/テクニカルノックアウト(TKO)/ポイントアウト(PO)/ファウルによる失格/判定
・ロープエスケープ=なし
・ダウン=各ラウンド中に1回のダウンが認められる。2回目のダウンで試合終了。(2ノックダウン制)
・ダウンカウント:有り(10カウント)
※3ラウンド終了後に勝敗が決しない場合は、
 1.「ロストポイントの集計」2.「ジャッジによる判定」の順で判定を行う。
※ジャッジによる判定はドロー判定あり。反則技と有効技については現行ルールと同じ。


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