パンクラス、マルセロ・タイガーを永久追放へ
▼パンクラスの尾崎允実社長は5日(金)、東京・BS朝日にて記者会見を開き、マルセロ・タイガーのパンクラス永久追放を宣言した。タイガーは9.30横浜文化体育館大会での初代ヘビー級王座決定トーナメント準決勝で高橋義生の左目に親指を入れる反則を2度に渡り行い失格負けとなった。会見ではBSデジタルの精彩な映像で反則の瞬間を実証(左写真は一度目、下写真は二度目のサミング。BS朝日提供)。廣戸審判部長は「指が入ってそのままホールドし続けるということは、意図的と判断をせざるを得ない」と説明し、尾崎社長も「プロスポーツ競技としてフェアプレイを重視してきたパンクラスを完全否定するもの。断じて許してはいけない」と怒りを示し、パンクラスからの永久追放を決めた。正式にはタイガーの異議申立ての文書を受けて協議ののちに裁定が下る。永久追放処分は93年11月8日の神戸大会で船木誠勝に意図的に反則の肘打ちやパンチを放ったキース・ベーゼムス以来となる。 なお高橋の病状については3日(水)に尾崎社長が高橋に会った時点では、左目は白目も黒目も内出血のため真っ赤で、視力はあるが完全ではなかったという。正確な検査をするためには多少内出血が引いた状態でないと検査ができず、内出血が引いて検査次第詳細が発表される。5日時点での病名は眼底打撲と眼球内の内出血となっている。 (井原芳徳)
Last Update : 10/11 06:49
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