ワダタク、クラスA初戦は僅差の判定勝ち/9.27修斗北沢
プロフェッショナル修斗公式戦 "SHOOTO TO THE TOP Vol.9" 2001年9月27日(水)北沢タウンホール 主催:SHOOTO GYM K'z FACTORY
第1試合 ウェルター級 5分2R ×小谷ヒロキ(SHOOTO GYM K'z FACTORY) ○石田光洋(総合格闘技TOPS) 判定0-3(18:20,18:20,17:20)
両ラウンドとも石田がインサイドガードからパンチを落とす展開が続き判定勝ち。石田はデビュー2戦目で初勝利。
第2試合 バンタム級 5分2R ×石井俊光(タイガー・プレイス) ○久保山 誉(SHOOTO GYM K'z FACTORY) 判定0-3(18:20,17:20,18:20)
1R、石井のタックルを切った久保山がバックを取りスリーパーで脅かし続ける。石井は残り20秒で脱出。2Rも石井のタックルを切った久保山がハーフガードで押さえ続け、一瞬バックマウントを取る。終了間際石井もインサイドガードとなるが反撃できず初黒星を喫した。
第3試合 バンタム級 5分2R ○漆谷康宏(RJWセントラル) ×赤崎勝久(SHOOTO GYM K'z FACTORY) 判定2-0(20:19,20:20,18:20)
スタンドで間合を取り漆谷はストレート、赤崎はローで攻める展開が続く。残り1分で漆谷が差し合いを制しテイクダウンに成功しインサイドガードに入る。2Rもスタンドの間合が続くが、赤崎がロープを背負いがちの展開に。残り1分半、漆谷がタックルからテイクダウンに成功。再度立ち上がり漆谷のタックルを赤崎が切ったところで終了のゴング。判定は漆谷に軍配。赤崎はこれでデビュー8戦続けて敗戦。
第4試合 ウェルター級 5分2R ×高田和道(WILD PHOENIX) ○川尻達也(総合格闘技TOPS) 1R 3'03" テクニカル一本(腕ひしぎ三角固め)
開始いきなりパンチで突進してきた高田を川尻がタックルでテイクダウン。バックからのスリーパーに失敗し下になるが、足関節狙いもスムーズ。そして下から三角絞めに捕らえると、腕ひしぎとの複合技で高田を苦しめ続ける。約5度目のシュートサインが出てレフェリーストップ。川尻がこの日唯一の一本勝ちをおさめた。
第5試合 ウェルター級 5分2R ○鶴屋 浩(パレストラMATSUDO) ×竹内幸司(シューティングジム横浜) 判定3-0(20:18,20:18,20:18)
鶴屋が左右のローとパンチでプレッシャーをかけ続ける。1R後半、竹内が引き込みに失敗し倒れ猪木アリ状態になると、鶴屋はローキックを打ちながら「来い!」と挑発する。2R前半も鶴屋が打撃で優位に。だが次第に竹内のカウンターフックが命中し始める。さらにはバックハンドブローも命中させ、形勢逆転かと思われた。しかし残り2分でまたも猪木アリ状態に。鶴屋がローを打ち続け、竹内が寝転んだままの膠着状態に。竹内は残り10秒で立ち上がったが、時すでに遅し。鶴屋が判定勝ちをおさめた。 鶴屋はこれで8戦4勝1敗3分。昨年1月の復帰以降は4勝2分けと好成績で、大会翌日クラスA昇格昇格が決定した。弟子の松根良太にクラスA昇格は先を越されていたことも発奮材料となったのだろう。30歳にしてようやく花を咲かせてくれそうだ。
第6試合 ミドル級 5分2R ○ザ・ばばんば(パレストラTOKYO) ×岩瀬茂俊(総合格闘技TOPS) 判定2-0(20:19,20:20,20:19)
ばばんばが上になるが、岩瀬のクロスガードを外せず膠着が続く。2R序盤も同様の展開に。一度立ち上がり取っ組み合いとなるが、今度は岩瀬がテイクダウン成功。反撃かと思いきや、ばばんばは腹筋の強さを発揮しリバース成功。またも上を制す。だがまたも岩瀬のクロスガードに阻まれ膠着したまま試合終了。僅差ながら判定勝ちをおさめたばばんばは、ローラー式の腹筋器具をリング上に持ちだし、腹筋のパフォーマンスを四方の観客に披露した。
第7試合 ミドル級 5分2R ○和田拓也(SHOOTO GYM K'z FACTORY) ×ジェイ・バック(アメリカ/ヘル・ハウス) 判定0-3(19:19,20:19,20:19)
和田のクラスA昇格後初の試合。対するジェイ・バックは5月のフックンシュートで池本誠知にTKO負けしている選手。クラスB時代に対戦しドローに持ち込んだ池本にクラスA昇格の先を越された和田としては、バックはぜひとも勝っておきたい相手だ。 しかしながらレスリング10年のキャリアを持つバックにタックルを潰され苦戦。腰投げでテイクダウンに成功しサイドポジションを取るが、バックに跳ね返される。 だが2Rは和田が優位に。またも腰投げでテイクダウンに成功。今度は横四方、上四方とスムーズに移行し、バックが下からアームロックを狙ったところを外し、上に乗って腕十字を仕掛ける。これはバックが腕をロックしてディフェンスしたが、和田の一本勝ちか?と思われる場面だった。 判定は和田に軍配が上がったが、両者とも「ドローか和田の負け」と思っていたといい、和田は苦い表情。「相手のパワーが凄かった。今日は50点ぐらいの内容。もっと蹴りたかったんだけど」と反省の弁。対するバックは「ワダはテイクダウンがうまかっただけ。負けたとは思ってないよ」と話していた。
Last Update : 09/29 05:16
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