JTCのトーナメント、150人以上が出場。WKが4階級制覇
▼JTC (Japan Totalfight Championship) 実行委員会主催のアマチュア大会「全日本総合格闘技オープントーナメント」が、23日・東京・大田区体育館で開催された。予定の13時より1時間早い12時開始、二つのリングでほとんど休みなく試合が続けられたが、150人以上が出場したため、終了したのは夜の9時過ぎと長丁場の大会となった。JTC参加ジム以外でも、高田道場、パレストラ、翼鍛練所、真武館、RJJなどの選手も参加した。なお活躍の期待されていたRJJの小室宏二は67kg未満級にエントリーしたが、10月8日のコンテンダーズでのライアン・ボウ戦が決定したため出場を辞退した。 会場にはJTC参加ジムやプロモーターの代表者が勢揃い。好成績を残した選手は今後プロデビューの可能性が高い。5階級のうち4階級はWKネットワークの選手が制覇したが、特別にWKネットワークの選手が多くエントリーしていたというわけではなく、実力で好成績を残したと評価して良いだろう。優勝者と大会MVPには10万円の賞金が授与された。主催者は次回トーナメントを来年春に予定しており、今後も年2、3回開催する模様だ。ワンマッチの大会や、もう少しプロ寄りのルールの大会や試合なども視野に入れているという。(井原芳徳)
第1回全日本総合格闘技オープントーナメント OSAMU CUP 2001年9月23日(日)東京・大田区体育館
<60kg未満級>38人出場 優勝:渡邊将広(RJW) 準優勝:出見世雅之(RJW) <67kg未満級>40人出場 優勝:西野聡(和術慧舟會) 準優勝:植村龍介(P's LAB東京) <75kg未満級>37人出場 優勝:平田勝裕(A3) 準優勝:西内大志朗(U-FILE-CAMP) <82kg未満級>22人出場 優勝:磯野元(和術慧舟會) 準優勝:都甲洋平(フリー) ※5試合全て一本勝ちの磯野はMVP受賞。 <82kg以上級>14人出場 優勝:林弘典(RJJ) 準優勝:中村和裕(RJJ)
【ルール概要】 ・試合時間は3分2R。決勝のみ5分2R。休憩1分。判定ドローの場合、延長ラウンド2分とする。 ・禁止技は、頭突き、肘打ち、顔面への拳・膝での打撃、グラウンド状態でのあらゆる打撃、ヒールホールド、フェイスロック、相手を頭部から落とす攻撃など ・オープンフィンガーグローブ、レガース、ニーパット等は必ず着用。シューズ着用不可。 ・試合時間内に決着が付かない場合は、3人のジャッジの採点により勝敗を確定する。
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Last Update : 09/25 05:41
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