桜庭 vs. ヴァンダレイはミドル級タイトル戦に/PRIDE.17・東京ドーム
▼PRIDE.17(11月3日(土・祝)東京ドーム)で行われる桜庭和志 vs. ヴァンダレイ・シウバの再戦が、「PRIDE初代ミドル級チャンピオンシップ」となることが決定した。19日(水)都内での記者会見でドリームステージエンターテイメントの森下社長が明らかにしたもので、ミドルだけでなくヘビー級のタイトルマッチも行う予定だという。なおヘビー級の対戦者、両階級の制限体重など詳細は未定。現在桜庭とヴァンダレイの試合時のウェイトは10kg近い差があるので、契約体重の設定が難航することも予想される。また森下社長は「ランキング制の導入は考えていない」と語っている。
会見には桜庭とヴァンダレイも出席し、チャンピオンシップに向けて抱負を語った。桜庭はニヤニヤしながら「勝手なんですけど、次の試合をサクベルト統一戦にしたいです」と言って、机の下から新旧のサクベルトを取り出した。これには両者の間に座っていた森下社長も思わず苦笑いで、「ミドルのベルトと合わせて3本のベルトのタイトルマッチにしたい」と語ったが、ヴァンダレイはまるで気にくわないかのように終始ムスっとした様子。時には殺気をのぞかせながら「この試合は自分にとって本当に大切な試合。だから(桜庭のために)救急車を準備しておいてくれ。絶対に自分が世界一だということを証明する」と言い放った。ヴァンダレイのこの試合にかける意気込みを象徴する一幕だった。
なお同大会での実現が期待されている高田延彦 vs. 小川直也について、森下社長は延期の可能性もあるとした。「高田選手はバーリ・トゥードの最後の試合として、非常に大事な位置づけをしているようで、やっつけ仕事のようにはしたくないという強い思いがあるようです。PRIDE.17かもしれませんし、それ以降になるかもしれませんが、二人のモチベーションが最高の状態で必ず実現させたいです」とコメント。PRIDE.16(9月24日 (月・祝)大阪城ホール)の会場で高田と直接会い、最終的な結論を出すという。 また、PRIDEでの実現の噂される猪木軍対K-1の対抗戦については、「具体的にはまったく決まっていません。PRIDEのコンセプトは、MMA(ミックスド・マーシャル・アーツ:総合格闘技)のドリームマッチを実現させることです。PRIDEリングでやる場合は、PRIDEのルールでやってもらいます」と語った。(井原芳徳)
PRIDE.17 2001年11月3日 (土・祝) 東京ドーム 開場/15:00 開始/17:00 (予定)
<決定対戦カード> 桜庭和志(高田道場) vs. ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)
<チケット(入場料/全席指定・消費税込み)> VIP(ビップ) 100,000円(特典付き) RRS(ロイヤルリングサイド)23,000円 スタンドS 13,000円 スタンドA 7,000円 高田延彦応援シート(グッズ付)スタンドS 13,000円 桜庭和志応援シート(グッズ付)スタンドS 13,000円 <券売> 10月6日(土)より全国有名プレイガイドおよび、プロレス格闘技専門ショップにて一斉発売 <お問い合わせ> 株式会社ドリームステージエンターテインメント 03-5775-5700
Last Update : 09/20 03:02
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