米国同時多発テロ事件、格闘技界にも波紋。ヘンゾ&アルメイダは無事
▼ニューヨークの世界貿易センター倒壊など甚大な被害を出した11日(現地時間)の米国同時多発テロ事件が、総合格闘技関係者にも波紋を広げている。
世界で最も充実した総合格闘技・柔術ニュースを掲載していることで有名な、アブダビコンバットクラブのニュースページは、「この攻撃は総合格闘技(MMA)のコミュニティーにも影響を与えている」と記している。また、ニューヨークで道場を開いているヘンゾ・グレイシーとヒカルド・アルメイダに連絡を取り、二人とも無事であることを確認したという。しかし彼らの道場生の何人かは破壊された世界貿易センターで働いていたといい、12日の段階ではまだ安否を確認できていないという。アルメイダは世界貿易センター倒壊の目撃者で、非常にショックを受けているとのこと。記事はニューヨークの人々への献血の呼びかけで締めくくられている。
フルコンタクトファイター誌のジョエル・ゴールド記者も、同紙のウェブサイトのニュースページで今回の事件への怒りと被害者への哀悼の意を表しており、献血を呼びかけ、ニューヨークの編集部全員が無事であることを記している。
カリフォルニア発の格闘技ウェブサイト・シャードッグは11日のニュース更新作業を見合わせ、被害者に対し哀悼の意を表した。
なお、今回の事件は総合以外の格闘技にも影響が出始めており、世界貿易センターに近いマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で15日行われる予定だったプロボクシング世界ミドル級統一戦、WBA王者フェリックス・トリニダード vs. WBC & IBF王者バーナード・ホプキンスの延期が11日決定。同じくMSGで26日から予定されているレスリング世界選手権の開催も危ぶまれている。(井原芳徳)
Last Update : 09/13 05:57
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