※ スタンドの攻防で藤原のパンチが木部の右目を襲い、目の痛みを訴えた木部はすかさず審判にタイムを要求。
その異変に気付いたリング下のサブレフェリーは試合を一旦止めようとしたが、メインレフェリーは試合を止めずそのまま流した。
結果、追撃のパンチをもらった木部は片膝を付くような状態になり更に加撃されたところをレフェリーに止められた。
そしてダウンカウントを取るのかと思いきや、レフェリーは両手を振り、なんとTKOを宣告。
しかし木部の右目には明らかにサミングによる傷が出来ていた。それは反則行為により受けたダメージだ。
もちろん藤原は反則をしようとしたわけでは決してない。
パンチを放つ際、しっかり拳が握れていないと親指が飛び出し相手の眼球に当たることは総合格闘技では起こりやすい事故のひとつだ。
レフェリーは明らかに木部の目の異常に気付いており、TKOを宣告する前に一旦試合を止めてドクターチェックを促すことはできた筈だ。
しかし瞬時の流れの中でTKOを宣告してしまったことで試合は止められてしまった。
木部が片膝を付いて倒れたのはサミングをされた後の加撃のダメージによるものにも関わらず・・・。
目の異常はサミングか正当なパンチによるものか、一瞬の判断では見ている誰もが判断しかねただろう。
だからレフェリーがそこで試合を止めなかったことに関しては当然だと思う。
しかし、その後のダウン時点でサミングかどうか調べることはできた筈で、それがなされなかったことは残念でならない。
修斗などの公式試合であれば「提訴」という仕組みがあり、レフェリングや判定に疑問や不満があれば文書で訴えることが可能だが、
パワーゲートにはそういう仕組みがないようだ。
公式記録では上記の通りになっているが、当サイトではこの試合が公正に行われたものであると認められず、
上記の結果をもって両者の勝敗を決するものではないと判断し、記録上無効試合として取り扱います。 |