BoutReview
記事検索 by Google

(レポ&写真) [DEEP] 2.22 後楽園:福田・中西・松井・白井が準決勝へ

DEEP事務局 "ファイティングロード Presents DEEP 34 IMPACT - DEEP 7周年記念興行第1弾"
2008年2月22日(金) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

  ※テレビ放映:ファイティングTVサムライ 3時間版・2/22(金)22時〜、2/24(日)15時〜、3/4(火)13時〜 (2時間版も3/10(月)よりOA)


 【ONLINE SHOP】 DVD「DEEP THE BEST 2006」:隆多vs長南、しなしvs渡辺、今成vs山崎ほか好勝負満載



◆DEEPミドル級(83.9kg)第4代王者決定トーナメント 一回戦

第1試合 5分3R
福田 力(GRABAKA)※2
×桜井隆多(R-BLOOD/元DEEPミドル級王者)※8
判定3-0 (木村=福田/野口=福田/森山=福田)


 一回戦の組み合わせは、ワンマッチ第1試合開始前に公開抽選で決定。番号の書かれた紙の入った袋を選手が引き、その数字順に4試合の赤か青のコーナーをチョイスしていくK-1と同様の形式が採用された。このページの結果表の各選手の所属名の後ろの数字が、抽選の紙に書かれていた番号だ。桜井は8番のため、福田との対戦は自動的に決定。奇しくも一回戦で優勝候補対決が実現した。

 先手を取ったのは福田。1R、山梨学院大学レスリング部仕込みのタックルで上になると、パウンドを落としつつサイドを奪う等主導権を維持する。2Rに入るとクリンチからのアッパーと左の膝蹴りで桜井をひるませる。
 ところがロープ際の攻防で桜井が腕をつかまえると、グラウンドに持ち込んで腕十字で逆転のチャンス。だがこれはギリギリのところで極まらず、福田は左膝と左ミドルで再び反撃する。

 3Rも福田が膝蹴りで優勢。足を掛けてテイクダウンすると、サイド、マウントを奪う等グラウンドでもペースを握る。残り1分、膝立ちの桜井の顔面に膝を当てる反則を犯したものの、減点にはならずイエローカードで済む。再開後もバッティングになり桜井は苦しむが、これも不可抗力と判断されポイントには響かず。やや後味の悪い終わり方だったものの、結局チャンスの多かった福田が判定で元王者から白星を奪うことに成功した。

第2試合 5分3R
×石川英司(GRABAKA)※1
中西裕一(フリー/前パンクラスミドル級王者)※4
判定1-2 (木村=中西/森山=石川/梅木=中西)


 抽選では中西が石川を指名。1R序盤こそ石川にテイクダウンを許すなどやや劣勢だったが、後半に入ると押し込まれた際にアームロックを仕掛けチャンス。ロープの外に出てしまい極めきれなかったものの、優勢を印象づける。
 2Rも中西が主導権。ポジショニングではマウント、バックを奪い、下になってからも蹴り上げで石川の頬を切る。
 だがDEEP初参戦でDEEP仕様のリングに慣れていないせいか、アームロックや差し合いの攻防でロープの外に出てしまい、チャンスを逃す展開が2R以降も度々発生した。3Rはマットを背にする時間が長かったものの、石川に大きなチャンスを与えず、準決勝進出を果たした。

第3試合 5分3R
松井大二郎(フリー)※6
×RYO(ランズエンド・ZERO-ONE MAX)※3
判定2-1 (野口=松井/木村=RYO/森山=松井)


 抽選では松井がRYOを指名。1Rからアームバーと腕十字を下から仕掛けて試合を優位に運ぶ。だが2R、タックルに失敗すると、RYOにバックからチョークを狙われ劣勢に。右フックを鼻にもらうと大量の鼻血を出す。
 ところが松井はドクターチェック後、右ストレートでRYOをダウン気味に吹き飛ばして反撃。だがロープにもつれてTKOには持ち込めず。
 3RにはRYOがサッカーボールキックとパウンドで松井を痛めつけまたも反撃。シーソーゲームとなり、全般のダメージ差ではRYOの勝利でも不思議では無かったが、1Rと2Rに優勢だった松井を2者が評価し、松井の勝利となった。

第4試合 5分3R
×大類宗次朗(SKアブソリュート)※7
白井祐矢(Team M.A.D)※5
判定0-3 (木村=白井/森山=白井/梅木=白井)


 抽選では大類が白井と福田から白井を選択。1R、白井はたびたびテイクダウンに成功。パウンドを落とすなど優位を維持する。
 2Rはほぼ互角の展開。スタンドでは両者の蹴りとパンチがヒットし、大類が上になるが白井は脱出。差し合いになる場面も数度あった。
 3Rは白井がバックやマウントを奪いチャンスを作るが、すぐさま大類が返して上になる展開に。
 両者とも大きなチャンスの無い試合だったものの、全般を制したのはキャリアで勝る白井だった。
 準決勝〜決勝は5/19(月)後楽園大会で実施。組み合わせは一回戦同様、当日抽選で決定する。リザーブファイトには桜井が出場する模様だ。

◆DEEP女子フライ級(45kg)初代王者決定1DAYトーナメント

一回戦 5分2R
○SACHI(禅道会広島支部)
×永易加代(パラエストラ東京)
2R 2'01" 腕ひしぎ十字固め


 2R途中まで、スタンド、グラウンドとも劣勢だったSACHIだが、下になると速攻で腕十字を極め、見事逆転勝利を果たした。

一回戦 5分2R
○しなしさとこ(フリー/スマックガール・フライ級女王)
×浜田福子(総合格闘技道場コブラ会)
判定3-0 (梅木=しなし/森山=しなし/木村=しなし)


 1R序盤、投げに失敗したしなしのバックに浜田が回りチョークを狙う波乱の幕開け。その後はしなしがグラウンドでチョーク、腕十字、足関を狙い続け、試合の主導権を維持する。浜田は極めさせなかったが、しなしの圧勝だった。

決勝 5分2R
○しなしさとこ(フリー/スマックガール・フライ級女王)
×SACHI(禅道会広島支部)
1R 2'58" 腕ひしぎ十字固め

※しなしが初代王者に

 間合いの状態が続いた後、しなしがタックルを仕掛けるが、SACHIは防御するとバックに回ってチョークを狙いチャンス。だが一回戦同様、しなしは脱出すると、上から腕十字を仕掛け、今度は2回目のトライできっちり一本を奪った。勝った直後のしなしは涙を流して大喜び。マイクを持つと「もう一つベルトを取れるよう頑張る」と話した。

◆ワンマッチ

第5試合 無差別級 5分2R
滑川康仁(Team M.A.D)
×カルロス・トヨタ(ブラジル/HARD COMBAT)
1R 2'58" アキレス腱固め

第4試合 70kg契約 5分2R
Barbaro44(クラブバーバリアン)
井上誠午(和術慧舟會GODS)
判定1-0 (木村=ドロー/野口=Barbaro/竹村=ドロー)

第3試合 65kg契約 5分2R
北田俊亮(パラエストラ千葉)
寺田 功(ALLIANCE-SQUARE)
判定0-0 (梅木=ドロー/野口=ドロー/竹村=ドロー)

第2試合 77.1kg契約 5分2R
岩瀬茂俊(T-BLOOD)
濱村 健(CMA京都成蹊館)
判定1-1 (梅木=岩瀬/竹村=濱村/野口=ドロー)

第1試合 95kg契約 5分2R
中西良行(PRB)
×井上俊介(フリー)
判定3-0 (木村=中西/梅木=中西/竹村=中西)

◆フューチャーファイト

73kg契約 5分2R
×奥山健太(禅道会)
鈴木亮司(ALLIANCE-SQUARE)
2R 2'08" チョークスリーパーホールド

Last Update : 02/23 17:00

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | STAFF

Copyright(c) 1997-2008 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。