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(レポ&写真) [スマック] 2.14 後楽園:藤井、日本人で唯一準決勝へ

スマックガール "SMACKGIRL WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 開幕戦"
2008年2月14日(木) 東京・後楽園ホール  観衆:1,205人

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

  (テレビ放映:2/24(日) 22:00-22:55 BSフジ)


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[WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 ライト級(52kg)一回戦]

第6試合 5分2R
○藤井 惠(AACC)
×シンディ・ヘイルス(米国/グレイシーバッハ・シアトル)
2R 0'27" 一本 (腕ひしぎ十字固め)


 開始すぐ、藤井が差し合いを制して上に。スタンドに戻ると、藤井はサウスポーの構えから左ミドルを当てるが、ヘイルスがリーチを活かして右ミドルを返す。藤井は蹴り足をつかんで倒そうとするが、なかなか寝技に持ち込めず攻めにくそうだ。
 1R終盤、逆に左ミドルを軽く放ってヘイルスにつかませて、グラウンドに持ち込むことに成功。得意のアンクルホールドを極めかけるが、ラウンド終了のゴングが鳴ってしまう。
 「他の日本人が3人とも負けていて、負けられなかった」「判定で終わりたくなかった」という藤井は、2R開始早々、「下になってもいいから一気に行った」という飛びつき腕十字。するとこの奇襲が見事ハマり、ヘイルスはギブアップ。念願を果たした藤井は、セコンドのジョシュ・バーネットと共に喜んだ。
 4/25後楽園大会での準決勝の相手は、抽選によりハム・ソヒに決定。藤井はソヒについて「パンチが滅茶苦茶痛そう。スマックのグローブのアンコは海外のグローブに比べて大きいのに、みんなパンチをもらうと顔をそむける。なるべくもらわないよう、自分が行けたら」と話し、反対ブロックのリサ・ワードとアンナ・ミッシェル・タバレスについては「どっちも強い。当日になってバランスが取れているほうが勝つと思う」と評した。

第3試合 5分2R
×石岡沙織(空手道禅道会)
○ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA)
判定0-3 (和田=ハム/梅木=ハム/山崎=ハム)

※1Rパンチ連打で石岡に1ダウン

 開始すぐからソヒが左ミドル、ローをきっかけに流れを作り、パンチラッシュでスタンディングダウンを奪取。石岡は苦しみながらもグラウンドに持ち込み、腕十字を仕掛けるが、ソヒは振りほどいて脱出する。その後もソヒがスタンドで優勢を維持し、寝技に持ち込まれてもチャンスを与えず。2R終盤、石岡が執念の右ストレートでソヒをぐらつかせるが、終盤は逆にマウントを取られるなど再び劣勢に陥り、大逆転ならなかった。

第4試合 5分2R
×Edge(総合格闘技闇愚羅)
○リサ・ワード(米国/ユナイテッド・ファイトチーム)
1R 4'41" 一本 (アンクルホールド)


 開始すぐに上になったリサは、マウントから腕十字、アームロックを狙うが、Edgeはセコンドの青木真也のアドバイスを聞いて防御しブレイクを誘う。スタンドの攻防の後、再びリサが上になると、Edgeは下からヒールホールドを極めチャンスを作る。レフェリーのキャッチサインも出て、あわや金星かという展開だったが、リサもアンクルホールドを仕掛け、Edgeのヒールホールドが外れたところで無念のタップアウトとなった。

第2試合 5分2R
×高林恭子(ALIVE)
○アンナ・ミッシェル・タバレス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
2R 0'26" 一本 (アームバー)


 アンナがスタンドでもグラウンドでも高林を圧倒。リーチも活かした高速回転パンチラッシュで攻めると、高林が中京女子大レスリング部仕込みのタックルで上になるが、アンナは下からプレッシャーをかけ三角を狙う。2Rも開始すぐから同様の展開となったが、アンナはタックルを読み切り、下になるやすぐに腕を絡めとり一本。前回の辻結花戦では伝わらなかった、トータルの成長ぶりを見せつけた。準決勝のリサ戦はハイレベルな攻防が期待できる。

[WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 無差別級 一回戦]

第5試合 5分2R
×藪下めぐみ(フリー/元スマックガール無差別級女王/59.4kg)
○赤野仁美(AACC/元スマックガールミドル級女王/65.0kg)
2R 4'16" 一本 (ヒールホールド)


 1R、体格で勝る赤野が薮下をコーナーに押し込み、オンブの状態でパンチを連打する等、主導権を握る。2Rには右ハイ、左ミドルをヒット。なかなか大きなチャンスにつながらず、終盤には投げ技に失敗して下になってしまうが、ヒールホールドを極め一本。総合デビュー戦で敗れた薮下へのリベンジに成功するとともに、準決勝への切符を手にした。

第1試合 5分2R
×たま☆ちゃん(アゲ♂アゲ☆/64.0kg)
○江本敦子(フリー/69.0kg)
判定0-3 (山崎=江本/和田=江本/芹澤=江本)


 2R序盤にたま☆ちゃんが左ストレートを当て、江本から鼻血を誘ったが、試合の大半はグラウンドでの一進一退の攻防に。たま☆ちゃんも腕十字やアームロックでチャンスを作ったが、江本が2R終盤に膝十字とマウントで攻め込み接戦を制した。

[Discovery Fight]

第3試合 56kg契約 5分2R
○岡田 円(総合格闘技闇愚羅)
×中村さくら(空手道禅道会)
1R 4'43" 一本 (スリーパーホールド)


 中村は序盤から寝技勝負に持ち込みサイドポジションを取るが、岡田はリバースしてアキレス腱固めでチャンスを作る。スタンドに戻ると、打撃でも岡田が優位。得意とする膝蹴りを中村の顔面に叩き込んでひるませると、バックに回ってチョークを極め快勝した。

第2試合 50kg契約 5分2R
○吉田正子(アゲ♂アゲ☆)
×小寺麻美(REDIPS)
判定3-0 (梅木=吉田/芹澤=吉田/和田=吉田)
※1R小寺に右フックで1ダウンあり

第1試合 ミドル級 5分2R
×HARUMI(アゲ♂アゲ☆)
○Megu(空手道禅道会)
1R 1'19" 一本 (腕ひしぎ十字固め)

Last Update : 02/15 12:40

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