(レポ&写真) [全日本キック] 2.9 新宿:石川、七番勝負第2戦は判定勝ち
全日本キックボクシング連盟 "CUB☆KICK'S-9" 2008年2月9日(土) 東京・新宿FACE 観衆:720人(超満員札止め)
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
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第8試合 メインイベント NAOKICK試練の七番勝負・第二戦 59kg契約 3分5R ○石川直生(青春塾/スーパーフェザー級王者) ×赤羽秀一(ウィラサクレック・フェアテックスジム/フェザー級7位) 判定3-0 (梅木50-46/朝武50-46/豊永50-46)
「相手の持ち味を出させない」「石川って肘・膝だけじゃないってところを見せる」「KOは当然」「3月大会参戦も考えているからあまり長引かせたくない」といった目標を掲げていた石川。内容的には圧勝だったが、思い通りに行かず、自己採点は「赤点。不合格」と厳しかった。 石川は1Rから、前蹴り、ミドル、ハイ、ボディストレート等を、休む間もなく次々とヒット。ここまではプラン通りだったが、2Rに入ると赤羽のローと首相撲からの膝蹴りが増え、石川の手数が落ちる。3Rには強烈な肘で赤羽の額と頬にコブを作り、左目尻もカット。石川が力の差を印象づけるが、石川としては望んだ展開では無い。 最終ラウンドには魔裟斗を彷彿とさせるアッパーとフックの連打を決め、新しい側面を披露。ハイキックも度々赤羽の首筋に叩き込む。だが赤羽は倒れない。試合後の石川は「相手が打たれ強いのを想定していたけど、あそこまで打たれ強いとは意外だった」と振り返り、「ハイキックで倒れず、瞬間的に動揺があり、そこで次の攻撃につなげられなかったのが課題」と話した。
終了のゴング直後、額を大きく腫らした敗者・赤羽が笑顔で「みんな楽しんだ?」と応援団に話しかけていたのに対し、内容に満足しない勝者・石川は苦々しい表情。3月20日の後楽園大会出場に関しても「もちろん上がりたいけど、前田や真弘が出る中で、僕が入り込む余地があるか疑問。会長や連盟にノーと言われたら食い下がれない」と謙虚だった。七番勝負の提案者・小林聡GMは石川戦後足早に退場したため、第三戦のプランは未定だ。
第7試合 セミファイナル ライト級 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R) ○鈴木真治(藤原ジム/8位) ×卜部弘嵩[うらべ・ひろたか](西山道場・ISUMI GYM) 4R 判定3-0 (野口10-9/梅木10-9/和田10-9) 3R 判定1-0 (野口30-30/梅木30-29/和田29-29)
前日計量で「地味な試合」からの脱皮を表明していた両者。左ミドル主体の卜部、右ロー主体の鈴木のほぼ互角の攻防が続き延長戦へ。そこでも大差は無かったが、鈴木が序盤にローの連打で攻勢を作り、18歳のホープの台頭を食い止めた。
第6試合 ライト級 サドンデスマッチ ×畑尾龍宏(REX JAPAN/9位) ○翔太(S.V.G./10位) 1R 2'21" TKO (ドクターストップ:肘打ちによる左まぶたのカット)
変則的な構えの畑尾に対し、ムエタイスタイルの翔太は右ローを効かせつつ右ハイをヒット。コーナーに詰めての肘打ちのラッシュであっさりとTKO勝ちした。これで翔太は3連勝。
第5試合 フェザー級 3分3R ×梅原ユウジ(REX JAPAN) ○九島 亮(AJジム) 1R 2'13" KO (右フック)
第4試合 ウェルター級 3分3R ×清水 武(藤原ジム) ○板倉直人(スクランブル渋谷) 判定0-3 (28-30/28-30/28-30)
第3試合 フェザー級 3分3R ×永野裕典(和術慧舟會DUROジム) ○遠藤智久(スクランブル渋谷) 判定0-3 (27-28/27-28/27-28)
第2試合 スーパーウェルター級 3分3R ○星野大介(津田沼道場) ×中園貴宏(S.V.G.) 判定3-0 (30-26/30-26/30-26)
第1試合 ライト級 3分3R △ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン) △ユウキ(AJジム) 判定1-0 (30-28/30-30/30-30)
■オープニングファイト
第3試合 ウェルター級 3分3R △磯部信行(和術慧舟會DUROジム) △倉持 厳(超越塾) 判定0-0 (30-30/29-29/29-29)
第2試合 バンタム級 3分3R ×塚原 健(青春塾) ○原岡武志(STRUGGLE) 判定0-2 (29-29/28-29/29-30)
第1試合 フェザー級 3分3R △森井洋介(藤原ジム) △大西晃樹(ソーチタラダ渋谷) 判定0-1 (28-28/28-29/28-28)
Last Update : 02/10 13:33
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