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(レポ&写真) [NJKF] 1.27 後楽園:駿太、久保優太との王者対決制す

ニュージャパンキックボクシング連盟 "START OF NEW LEGEND 〜新伝説の始まり〜 Start Me Up!!"
2008年1月27日(日) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第11試合 Wメインイベント(2) 交流戦 58kg契約 3分5R
×久保優太(立川KBA/NJKFフェザー級王者)
○駿太(谷山ジム/MA日本フェザー級王者)
判定0-2 (多賀谷48-49/センチャイ47-47/小林47-48)

※4R左ストレートで久保1ダウン

 大会パンフのインタビューによると、20歳の久保は最近、肩や胸の筋肉がつき、普段66kgもありフェザー級への減量がキツいという。この日は減量の影響は無かったと本人は語るが、駿太と並ぶと同階級とは思えないほど体格差が歴然。1Rは互いに蹴りで様子をうかがう程度の展開だったが、2Rに入ると久保が首相撲で駿太をつかまえて膝蹴りを多用し、サウスポーの構えから鋭い左ミドルを当てペースを握りはじめる。
 だが駿太は3Rから右ミドルと右ボディストレートを駆使すると、直後に左ストレートを当て久保を苦しめるように。完全に流れを引き寄せると、久保が再三放っていた左ミドルに合わせ、左ストレートを当ててダウンを奪う。
 点差をつけられた久保は最終ラウンド、今までに見せたことのない必死の形相で猛反撃。左ストレートで何度か駿太をのけぞらせるが、ダウンまであと一歩のところでタイムアウト。久保は対日本人初黒星を喫するとともに、ホームリングでの王者対抗戦で失態を演じてしまった。一方の駿太も勝ちはしたものの「内容は負けてた。一発当たっただけでホントダメ。引き分けかと思った。王者対決を制した気がしない。反省して、次ですね」とガックリしていた。

第10試合 Wメインイベント(1) 交流戦 57kg契約 3分5R
○米田貴志(OGUNIジム/WMCインターコンチネンタルスーパーバンタム級王者・真王杯55kg級王者)
×RIOT(真樹ジム沖縄/MA日本バンタム級王者)
判定3-0 (山根50-48/小林50-48/センチャイ50-48)


 両者サウスポーの構えで、RIOTが左ミドルを当てれば、米田は右ミドルで応戦。2Rには左ローの応酬が見られるが、次第に米田が優位に。ローを効かせ、右ジャブも打ちつつ、左ストレートのクリーンヒットをきっかけにラッシュを仕掛ける。3Rに入ると米田の左ストレートでRIOTが鼻血を出すように。4Rには左ハイも当てる。
 だがRIOTはピンチになってもすぐさま立て直し、左ミドルや左ハイをお返し。5Rも米田に攻め込まれながらも、起死回生の左肘の連打で米田の額の右側にコブを作る。ポイント的には米田の完勝だったが、まだ12月にMA王者となったばかりであることを考えればRIOTの大健闘とも言える。バンタム級王座は返上し、以前戦っていたフェザー級に戻すが、現同級MA王者の駿太や、他団体のトップクラスとの対戦でも活躍が期待できる。

第9試合 フェザー級 3分5R
○岩井伸洋(OGUNIジム/1位)
×カピラ前澤(GANGAジム/5位)
判定3-0 (山根50-48/多賀谷50-47/小林50-47)


 サウスポーの岩井、オーソドックスの前澤の蹴り主体の勝負となるが、岩井の奥足狙いの左ローが次第に効力を発揮。終盤ラウンドには肘とパンチも当て勝利した。

第8試合 交流戦 51.5kg契約 3分5R
×中西祐介(健心塾/NJKFフライ級1位)
○三好 純(y-park/J-NETフライ級3位)
判定0-3 (センチャイ47-49/多賀谷47-50/山根46-50)

※2R右ストレートで中西に2ダウン

 フライ級の選手同士らしく、素早いパンチが交錯する試合となるが、的確さでは経験で勝る三好。2R、軽く合わせた右ストレートで2ダウンを奪い、交流戦を制した。

第7試合 交流戦 59kg契約 3分5R
○中須賀芳徳(OGUNIジム/NJKFフェザー級2位)
×大高一郎(侍塾/全日本スーパーフェザー級3位・元MA日本フェザー級王者)
3R 2'20" TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる額のカット)


 1R、大高が不得意な首相撲で中須賀がペースを握ると、膝の連打の後の左肘打ちで大高の額をカット。3Rにも左肘で額にもう一ヶ所傷を作り完勝。大高の額の逆八の字の傷が痛々しかった。

第6試合 ライト級 3分5R
○ソンクラー・センチャイジム(タイ/センチャイムエタイジム/WPKF&BBTVフェザー級王者
×遠藤智史(AJジム/全日本ライト級4位)
判定3-0 (山根50-47/小林50-47/高木50-46)

※1R右ストレートで遠藤1ダウン

 ソンクラーが1R、遠藤のミドルをつかんで右ストレートを当て、ダウンを奪取。その後は距離をうまく取って遠藤を翻弄し続け、左ローも効かせて完勝した。

第5試合 60kg契約 3分5R
×階 勇弥(健心塾/フェザー級8位)
○畠山隼人 (E.S.G/ライト級14位)
判定0-3 (山根48-49/小林48-50/多賀谷46-50)


 19歳の畠山が、左ボディを主体に、パンチと蹴りをバランス良く打ち分けるファイトで5連勝。今年の上位戦線浮上が期待できる。

第4試合 バンタム級 3分3R
○園部和芳(VERTEX)
×田中将士(上州松井ジム)
3R 0'44" KO (3ダウン:右ローキック)

第3試合 70kg契約 3分3R
×嶽センチャイジム(センチャイムエタイジム/ウェルター級)
○信之助(東京北星ジム/ウェルター級)
2R 0'41" KO (右飛び膝蹴り)

第2試合 51kg契約 3分3R
×熊田優樹(二刃会/フライ級)
○赤土キングスター(キングジム/フライ級)
判定0-3 (25-29/25-29/25-30)

第1試合 フェザー級 3分3R
○中嶋浩二(誠至会)
×小林 優(Bombo Freely)
1R 1'41" KO (左フック)

Last Update : 01/31 12:32

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