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(レポ&写真) [ケージフォース] 9.8 ディファ:吉田善行、菊地昭を撃破

GCMコミュニケーション "CAGE FORCE 04"
2007年9月8日(土) 東京・ディファ有明

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

  ◆テレビ放映:テレビ東京 9/22(土)16:00〜17:15(予定)


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第7試合 CAGE FORCEウェルター級(77.1kg)王座決定トーナメント準決勝 5分3R
×門馬秀貴(和術慧舟會A-3)
○ダン・ハーディー(イギリス/ラフハウスジム/ケージウォリアーズ-73kg級王者)
3R 0'28" TKO (タオル投入)


 開始すぐのパンチの打ち合いでダウンした門馬だったが、下になると得意の三角絞めでチャンス。だがアメリカのエディ・ブラボーらの元で長期修行したハーディーは、門馬の必殺技にきっちり対処。その後も三角で再三危ない場面がありながらも、ことごとく防いでみせる。
 2Rもハーディーがスタンドのパンチで先制。再び上になるが、今度は門馬に三角を出させず、重みのあるパウンドを着実に当てる。門馬はハーディーの腕と足を絡み取り、華麗にリバーサルに成功すると、腕十字を仕掛けるが、読んでいたハーディーは再び上になる。
 門馬の抵抗はここまでだった。ハーディーは的確なパウンドで門馬の体力を奪うと、3R開始すぐにパンチの連打でダウンさせ、パウンドの雨を振らせたところで門馬陣営からタオルが投入された。
 ケージフォース参戦時は無名ながらも、驚異的な破壊力と確かな防御で、パンクラス王者の石毛大蔵と門馬の日本トップ勢を連破したハーディー。実力的には既にUFCでも通じるものを十分持っている。一旦母国イギリスに帰った後、再び渡米し特訓に入る。決勝は12月1日。さらに強くなってハーディーはディファ有明に戻ってくるはずだ。

第6試合 CAGE FORCEウェルター級王座決定トーナメント準決勝 5分3R
×菊地 昭(KILLER BEE/修斗ミドル級(76kg)世界4位・前王者)
○吉田善行(東京イエローマンズ)
1R 4'33" TKO (レフェリーストップ:グラウンドでの肘打ち)


 吉田の左ハイの後、菊地は組み付いて上になるとマウントを奪取。だが吉田の足が鉄柱とクッションの間にはさまり、クッションが外れるアクシデントが発生。これが二人の動きにどれほどの影響があったかはわからないが、吉田は脱出するとスタンドでの差し合いに戻す。
 ブレイク後、クッションの修理で3分ほどのインターバルが設けられる。再開後、再び菊地がタックルで上になり、速攻でバックに回ってチョークを仕掛ける。しかし吉田はオンブの状態の菊地を振り落とすと、上から一気にパウンドと肘のラッシュで主導権を握る。菊地は眉間から大出血しながらも下から腕十字を仕掛け続けるが、これが裏目に。吉田は肘を何十発も落として菊地の動きを止めレフェリーストップ勝ち。修斗の元王者から金星を奪った。決勝は石毛と門馬を粉砕したハーディー。まだまだ底の見えない選手同士の決勝の結末は?

第8試合 CAGE FORCEライト級(70.4kg)王座決定トーナメント準決勝 5分3R
○朴 光哲(KILLER BEE/修斗ウェルター級(70kg)環太平洋7位・元王者)
×光岡映二(和術慧舟會RJW)
判定2-1 (松本=朴/豊永=光岡/芹澤=朴)


 1R、光岡がタックルで上になり、パンチと肘を落とす。いったん立ち上がられた後も再び上に。だが朴に大きなダメージは与えられず。
 その後はスタンドでのパンチを中心とした打撃戦と、金網への押し合いが繰り返される。どちらも一歩も引かない接戦となり、判定は割れたが、右フックのクリーンヒットで若干上回った朴に軍配が上がった。
 試合後の朴は「反省点ばかり」「ああいうアマチュアみたいな試合ではダメ」とコメントした。反対ブロックの準決勝のウマハノフ・アルトゥール vs. 鹿又智成は10月に実施予定。朴は「鹿又君が上がってくると思うけど、ウマハノフに上がって欲しい。トーナメントが盛り上がっている最中、HERO'Sで泥をつけてくれたんで、お仕置きしないと」と笑顔で語った。

第5試合 フェザー級(65.8kg) 5分3R
○高谷裕之(WK高谷軍団)
×ジャロッド・ガード(アメリカ/フリー)
1R 3'02" KO (左フック)


 高谷が左フックをクリーンヒットさせるが、ガードは組み付いて防御。レスリング系の選手らしく組力が強い。若干手を焼いた高谷だったが、3度目の左フックのクリーンヒットでガードをマットに沈めた。
 今後の金網の試合については「ケージフォースでフェザー級のベルトができるならそれを目指しつつ、海外の試合にも出たい」とコメント。同階級のKID戦にも興味を示したが「63kgには落ちない」とも話した。

第4試合 フェザー級 5分3R
○大石真丈(K'z FACTORY/修斗フェザー級(60kg)元世界王者)
×中原太陽(和術慧舟會GODS)
1R 3'55" TKO (ドクターストップ:右目の負傷)


 大石は左ジャブを振りながら右ストレートを的確にヒット。パンチの連打で大石を追い詰める場面も。中原もサウスポーの構えから左ミドルを左ストレートを当てる、リズムと距離をつかみかける。だが、大石のパンチで右目の周りが腫れドクターストップ。これから勝負というところで終わったため、大石の表情に笑顔は無かった。

第3試合 バンタム級(61.2kg) 5分3R
×今泉堅太郎(SKアブソリュート)
○水垣偉弥(シューティングジム八景/修斗フェザー級世界7位)
判定0-3 (豊永=水垣/芹澤=水垣/大薮=水垣)


 1R中盤まで、今泉が金網に押し込んだ状態での膝蹴りでペースを握っていたが、終盤に水垣が上になると、パウンドを的確に当て主導権。2R以降も水垣がパウンドと肘で今泉を痛めつけ、3Rにはチョークでチャンスを作り完勝した。

第2試合 ライト級 5分2R
○ISE(PUREBRED大宮)
×西野 聡(和術慧舟會TLIVE)
判定3-0 (豊永=ISE/大薮=ISE/梅木=ISE)


 1RはISEがバックマウント、西野がアームロックでチャンスを作り互角。だが2R、ISEが膝蹴り、インロー、右ストレートの連打で主導権を握ると、終盤にはパウンドをまとめ勝負を決定づけた。

第1試合 ウェルター級 5分2R
×瀬戸哲男(極真会館)
○ソ・ドゥウォン(韓国/CMA KOREA)
1R 1'28" TKO (ドクターストップ:パンチによる右眉尻のカット)


 開始すぐ、ドゥウォンのパンチのワンツーが当たった後に瀬戸が右眉尻を深くカット。ドクターチェックの後に再開したが、出血がさらに激しくなりレフェリーがストップした。

◆プレリミナリーファイト

第4試合 ライト級 5分2R
○宮本直樹(和術慧舟會A-3)
×増倉 敦(ikbs)
1R 1'50" 腕ひしぎ十字固め

第3試合 フェザー級 5分2R
×駒津純二(GOKITA GYM)
○荒川裕志(KILLER BEE)
判定0-3

第2試合 ライト級 5分2R
○星野大介(総合格闘技津田沼道場)
×KEN-1(武蔵村山道場)
1R 2'47" 腕ひしぎ十字固め

第1試合 ライトヘビー級(93.0kg) 5分2R
○藤岡裕士(アライアンス・スクエア)
×森川修次(チーム・クラウド)
1R 3'17" KO (右フック)

Last Update : 09/10 11:53

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