(レポ) [K-1] 8.5 香港:バダ・ハリとアーツが快勝。武蔵無念の辞退FEG "FieLDS K-1 WORLD GP 2007 IN HONG KONG" 【ONLINE SHOP】 サンプル動画特別公開中!DVD「吉鷹 弘 総合格闘技完全打撃マニュアル」 ◆スーパーファイト 第8試合 3分3R(最大延長2R) ○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム/K-1ヘビー級王者) ×ピーター・グラハム(オーストラリア/タイガーズ・デン) 判定3-0 (30-27/30-28/30-27) ※3R右ボディストレートでグラハム1ダウン 1Rは静かな攻防だが、ハリの左ストレートと右ローのコンビネーションが冴え渡る。2Rからは左ミドルや右ボディストレートも当て、グラハムに与えるプレッシャーがさらに強くなる。ハリのリーチが長く、一発も重いため、グラハムは入りにくそうだ。 3R、後のないグラハムは前に出るようになるが、ハリはうまく距離を取る。左ミドルを効かせた後、右ボディストレートでダウンを奪取する。グラハムもニックネームのローリングサンダーの由来である胴回し回転蹴りで一発逆転を狙うが、ハリは難なく逃げ切り、完勝でリベンジに成功。試合後はハリの方から歩み寄って肩を抱き合い礼をし、遺恨を洗い流した。 第5試合 3分3R(最大延長2R) ○ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ) ×ニコラス・ペタス(デンマーク/ザ・スピリットジム) 2R 2'34" KO (右ハイキック) アーツが右ストレート、膝蹴り、右ロー等を当て主導権。ペタスも接近戦でパンチを連打し、アーツをぐらつかせる場面もあったが、体格差は埋められず。2Rに右ストレートでダウン。アーツは右ローで下に意識を向けた後、強烈な右ハイでペタスを失神KO。ペタスはUFCでのミルコのKO負けのように足元から崩れていった。アーツは昨年世界GPからの好調をキープ。4タイムスチャンピオンも遠い夢ではない。 第9試合 3分3R(最大延長2R) ○チェ・ホンマン(韓国/フリー) ×ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバゴ/フリー) 1R 1'34" KO (パンチ連打) ◆K-1アジアGP 第0試合 リザーブマッチ 3分3R(延長1R) ×キム・ドンウック(韓国/チーム・ラジェンカ) ○エルハン・デニス(トルコ/グローバルジム) 2R 0'23" KO (右ローキック) 第1試合 1回戦(1) 3分3R(延長1R) ○武蔵(日本/正道会館) ×パク・ヨンス(韓国/Tエンターテインメント) 2R 0'48" KO (左右フック連打) ※1R、3度目の金的でパクに減点1。武蔵のダメージが深いため、3試合後に1R 0'47"から再開。 ※ダウン後の攻撃により武蔵に厳重注意 第2試合 1回戦(2) 3分3R(延長1R) ○ワン・チャング[王 強](中国/中国散打選手権90kg超級'06優勝) ×ランディ・キム(韓国/フリー) 2R 1'32" KO (左フック) 第3試合 1回戦(3) 3分3R(延長1R) ○藤本祐介(日本/モンスターファクトリー) ×シュ・ホンジャン[石 洪堅](中国/中国散打選手権90kg超級'06 3位) 判定3-0 (30-28/30-28/29-28) ※2R右ストレートでシュに1ダウン 第4試合 1回戦(4) 3分3R(延長1R) ○金 泰泳(日本/正道会館) ×戦闘竜(アメリカ/ファイティングドラゴン) 1R 1'43" KO (右ハイキック) 第6試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R) ×藤本祐介(日本/モンスターファクトリー) ○金 泰泳(日本/正道会館) 2R 1'59" KO (2ダウン:膝蹴り) 第7試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R) ○武蔵(日本/正道会館) ×ワン・チャング[王 強](中国/中国散打選手権90kg超級'06優勝) 1R 2'00" 試合放棄 1R、膝蹴りによるローブローでワンに警告。武蔵は一回戦でもローブローでダメージを負っていたため、危険視した武蔵陣営がタオルを投入。大成敦レフェリー兼ルールディレクターがワンに勝利を宣告した。 だが、谷川貞治K-1イベントプロデューサーが、武蔵に体力回復のインターバルが与えられないうちにタオルが投入されたとレフェリングの誤りを指摘。大成レフェリーはタオル投入は無効と訂正し、3分間のインターバル後、武蔵が戦意を示せば試合続行と発表した。 ところがワンが膝蹴りはローブローで無いと抗議し、試合を放棄したため、武蔵の勝利となった。 第10試合 決勝 3分3R(最大延長2R) ×ワン・チャング[王 強](中国/中国散打選手権90kg超級'06優勝) ○藤本祐介(日本/モンスターファクトリー) 1R 2'49" KO (2ダウン:右フック) ※藤本が優勝 ※決勝に進んだ武蔵は金的のダメージが大きく、金は眼窩底骨折の疑いがあるためリタイヤ。準決勝敗者の藤本と王強の2人が決勝進出。藤本は準決勝でKO負けしたが、頭部へのダメージは無いと判断された。 Last Update : 08/06 10:57 |